ベイビーステップ #90

ベイビーステップ(9) (講談社コミックス)

ベイビーステップ(9) (講談社コミックス)

買うの忘れてた。17日発売ですよ。
さすがにもう売り切れて書店回らないとなかなか手に入らないという状態は解消されたと思いたい。


フロリダ編終了。
個人的にはアレックスとの試合がかなり熱かったのが印象的でした。
今回、かなり読者に我慢を強いる展開だったからなぁw
負けて、負けて、また負けて。
まぁ勝ってる試合より負けた試合の方が多いというあまり見ないパターンの漫画ではあるのですが、
エーチャンがヘコむまで負け続けるってのは今まで無かった訳で。
3回戦なかなか突破できないってのはあったけど、さらっと流してたから読者に負担を与えるような感じではなかったですし。
しかもペドロにやっと勝ったと思ったら、直後に池相手でボロ負けというw


その分、アレックスとの試合はカタストロフィー、もとい、カタルシスが得られる展開でした。
フロリダ編で明らかになった課題を、全て試合で生かすという形で描いたシナリオは本当に面白かったです。
こういうパターン大好きなんですよね。
伏線を張って、張って、一気にどーんという。
例えて言うなら、スパロボで敵の体力削りつつ範囲内に集めて、熱血+必中+幸運掛けてマップ兵器で一掃するような。
ちょっと分かりにくいか。ぷよぷよで20近い連鎖決めるような感じです。


ツンデレマーシャもこの回で見納めですな。
ベイビーステップ』 #90 週刊少年マガジン2009年42・43号 p273 勝木光

ベタとは言え、こういうお約束はしてもらわないとね。
もういっちょマーシャ。
ベイビーステップ』 #90 p275

2コマ目がいいですね。涙ぐむマーシャ。敦志とか、他の人も個性のある振る舞いしてるあたりも個人的にはツボ。
1コマ目があるから2コマ目が生きるんですよね。この演出もいいなぁ。
ベイビーステップ』 #90 p276

で、ページを開いたら涙ぐむシーン。こういう風に描かれると共感し易くなりますわ。


そして、寄せ書きもノートに。
ベイビーステップ』 #90 p277

以前、なっちゃんがノートにアドバイスを勝手に書いたってことがありましたね。
そしてここで初めて出てくる、タイトルの「Baby Steps」という言葉。
私は思いませんでしたが、これを見て「この漫画終わるのか」と思った人がちらほらと。
8巻の巻末にフロリダ編終わる辺りでこの言葉出せたらなーというコメントが載ってた気がします。(今手元にありませんが)


とまぁ、かなり良いシーンがあった今回ですが
ベイビーステップ』 #90 p283-284

一番良かったのはこのシーンかなぁ。控え目ながら自信溢れる言葉。
青木コーチのニヤリとした表情、なっちゃんの「ほー」といった感じの表情、諭吉の「ゲッ」といった表情、
こちらも個性ある振る舞いしてるのがまたもや個人的にツボ。
諭吉は以前にエーちゃんまた強くなってるよーと頭抱えたことがありましたしね。素晴らしい。


で、最後に蛇足ながらフロリダ編で一つ批判を。
出発前にはなっちゃんからメール来てたのに、合宿中コンタクトを取った描写が無かったのが残念で仕方ありません。
両親に何も言わないのはエーちゃんらしいんですけども。
携帯が海外対応してなかったにしても、PCあるんだからメールくらいは打てるでしょうし。
例えばヘコんでる時期に一つ泣き言入れて、なっちゃんがメールで励ますとシーンとかが欲しかったです。


別に、しばらくなっちゃんを干していたことを恨んでる訳じゃないです。(私は基本的にキャラ萌え視点では読んでませんし)
ただ、離れていてもコンタクトは取るマメさを描写して欲しかった。
フロリダを離れたら、敦志、クリシュナ、アレックス、マーシャとはもうコンタクト取らないような人間って事にもなりますから。
コンタクト取れる人間だと描写してれば、例えば彼らからアドバイスなり画像付きなりで携帯にメール届いたりとか、
何かしら演出でフロリダ組を使える余地が残せますし。
今からでも遅くはないと思うので、描写はしてなかったけどメールでやりとりしていた、という風に描いて欲しいなぁ。
別に励ましていた、とかじゃなくてもいいですから。
割と事務的なメール打ってた、の方がエーちゃんらしいかな?