ゲッサン201309

ゲッサンmini3号と『放課後さいころ倶楽部』に関しては別記事で。
さいころ』が明日、mini3号はその1〜2日後に更新予定です。
個人的には『時坂さん』が休載だと若干(´・ω・`)な感じ。


ふだつきのキョーコちゃん
ちと甘めですが。

恐らく2013年2月号に掲載された『まちにまったおとなりさん』がプロトタイプとなる作品だと思われます。
妹がキョンシーかどうかは知りませんよw コメディである事は間違いないでしょう。
ゲッサン201308

先月の記事でこう書きました。
ふだつきのキョーコちゃんゲッサン 2013年9月号 p34 山本崇一朗

キョンシーでしたw
今考えてみればタイトルに「ふだつき」と入ってる時点でキョンシー以外あり得ないと気づけよ、
って話ですな。


『まちにまったおとなりさん』 ゲッサン 2013年2月号 p454 山本崇一朗

読切から連載作品にへとシフトするに伴って、ヒロインの設定を若干変えてきました。
ふだつきのキョーコちゃんゲッサン 2013年9月号 p6 山本崇一朗

ひとつめは妹キャラになったこと。
読切では主人公キャラに意外性感じさせる為に相手の事を知らない状況...
隣に引っ越してくるという設定でしたけども、
連載でその設定を使ったとしても第1話しか効果を発揮しないので、
ヒロインがキョンシーである事を隠す必然性を出しやすくする為か、妹設定にしてきました。
まぁ週刊少年チャンピオンで連載中の『実は私は』のように、家族設定でなくてもやれるのは確かですが。


もう一つはマフラーからリボンへの変更。
読切では「7月なのに何故マフラーをしてるんだろ?」という謎にもなってましたが、
連載でその設定を使ったとしても第1話しか効果を発揮しないので、
ヒロインがキョンシーである事を隠しやすくする為にリボンにしたのでしょうか。
個人的にはリボンの方が若干あざとい気はしますが、それだけ記号が強く出てるという事なので
客観的にみればむしろ良い変更だと考えます。
リボンだと、妹キャラにも合ってますしね。


当然ながら男性キャラの設定も変えてきました。
ふだつきのキョーコちゃんゲッサン 2013年9月号 p11 山本崇一朗

妹に手を出す輩が出ないように不良を演じてるってのはいい設定ですねぇ。
妹同様、兄もツンデレな感じになるので、なるほど兄妹だなという感じになります。
日常的に妹を抑え込んでるから柔道めちゃくちゃ強いという設定も説得力があります。
単に「喧嘩が強い」ではなくて柔道ってのがね。
柔道は格闘技としてはそれほど強くないと個人的には思ってますが、
怪我させることなく取り押さえる事に関しては最善の格闘技ですから。


内容的にはツンデレや誤解で相変わらず手堅い展開を見せるなーと感心しますけど、
ふだつきのキョーコちゃんゲッサン 2013年9月号 p16 山本崇一朗

34pで「シスコン」という言葉が24個ってのはさすがにちょっと多いかなーとは思いました。
強調するのはソコですし、しつこく描写することでの面白さが出てるのは確か。
16pでこの割合だとすれば、ここまでクドい感じにはならなかったとも思います。


◎ ひとりぼっちの地球侵略
全編過去回。
真実が明らかになって、さてこの誤解がどう後の展開へと繋がっていくのか。
キャラの良さが光る作品ですが、ストーリーでも魅せてくれますねぇ。


◎ VANILLA FICTION
「どうなっちゃうんだろう感」が出てて素晴らしかったです。
罪を被る流れも、その前に「あんな極悪事件おこしちゃったらもう無理かなあ。」と
言わせてるのが非常にいいですね。


◎ あやしや


放課後さいころ倶楽部
上にも書きましたが、別記事で。


ここが噂のエル・パラシオ
放課後さいころ倶楽部ゲッサン 2013年9月号 p241 あおやぎ孝夫

毎回書いてますが、忠輔がキャラの良さ (特にプロレスでの) を引き出す展開になってりゃねぇ...
全体的にみても○。
まさかのゲッサン初メディアミックス作品でしたが、効果自体は薄かったですね。
エロ要素はきちんと抑えられてましたが、
それ以外 (特にキャラ描写) は正直もっとやれた作品だと思います。
個人的にも途中で単行本買うの止めました。


くちびるに歌を
割と堅調。
モリ先生は鬱展開が本当に鬱な感じになりがちですが、適度に笑い入ってるのはいいんじゃないでしょうか。


○ アサギロ


◎ ハレルヤ オーバードライブ!
『ハレルヤ オーバードライブ!』 ゲッサン 2013年9月号 p323 高田康太郎

さすがにイカそのままって訳にはいきませんでしたか...w
久々の小雨と冬夜のやりとりで、誤解されるような言い方を交えつつシナリオを進めるセリフにするなど、
ちゃんとラブコメを交えつつも、信頼や約束で熱血成分も出ししていく。
特段変わった事をやってる訳ではありませんが、抑えるところはきっちり抑えてる感じがありますね。


『希望』を歌うことで、『希望』に関するわだかまりを払拭するってのはいいシナリオだなーと。


月曜日は2限から
二人の雰囲気みたいなものは出てたような気はします。
必ずしもネタで刺さらなくても、この作品を面白いと思わせる要素があるのはいいですね。
ちゃんと若い人から支持得られるならこれはこれで。
個人的には全く刺さらないのですがw


あおにの空に竜は哭く
個人的には印付けませんが、割とBLにシフトした感じのキャラが。
方向性としては正しいんじゃないかなぁと思ってますが、さてどうなるか。


○ ぼくらのカプトン


迷宮入り探偵
現状、かんば先生の作品の中では一番安定感はありますね。
それでもまだ足りないのは確かなんですけども...
安定感あるのは、天丼使ってるからって話ではありますし。


アオイホノオ
庵野さんはホント変態だなw


○ ちろり
個人的にはもひとつ。平常心って事なんでしょうけど。


◎ 切り裂きウォルター
ちゃんと意外性あって面白いんですけどねぇ...
やはり絵の見栄えで損してるから人気が出ないでしょうか。


6のトリガー
いかにも打ち切りで消化不良な感じが残っちゃいましたね...
全体的にみても無印。
連載前に危惧していた設定面はあまり問題がないというか、むしろマシで、
見栄えの良さが一番のウリではあったと思いますが、
格闘や銃撃戦の動きの固さ、何よりチープなセリフが足を引っ張った印象。
要するにダサかったと。
動きの固さは大分改善されてきましたが、セリフの方は...
厨二病のようにダサさが面白さに繋がる場合もありはしますが、
それはある意味突き抜けている場合で、チープだと面白さには結びつかないんですよね。
ストーリー展開はたまに良い回はありましたが、全体的にみれば平均以下でした。
連載デビュー前はTALI先生を押してたので、妙に責任を感じておりますw


連載未経験だった新人が成功したのは、今のところ原作付きを除けば『ハレルヤ』『信長』。
『BULLET ARMORS』『マコトの王者』は恐らく円満終了なので成功に入れてもいいかもしれませんが、
何にせよ成功率が低いのはある程度仕方のない事なんでしょうな。


信長協奏曲
gdgdがいいエピソードだとやはり面白くなりますねこの漫画。


◎ ツール・ド・本屋さん
関西でもサンTVで『水曜どうでしょう』を放送してると最近気づいたので見てるのですが
確かにあの番組面白いです。
『ツール・ド・本屋さん』 ゲッサン 2013年9月号 p708 横山裕二

なので、「じゃじゃじゃじゃあ」が脳内再生余裕です。
ごとう先生曰く、似顔絵ってのは悪意を込めたり、特徴をより強調すると似るらしいですが、
そういう方向性ではなく似せられるってのは、実は横山先生似顔絵上手いのでは... (今更気づく)
このテの漫画においては、悪意を込めずに描けるってのは大切な事でしょうし。
でもって、相変わらず市川編集長はいいキャラしてるなぁw


旅の内容も中々よくて
『ツール・ド・本屋さん』 ゲッサン 2013年9月号 p716 横山裕二

6万強刷ってる雑誌に4年間連載続けてる漫画家が零細とかへっぽことか言っちゃったら、
どれだけの漫画家が零細でへっぽこかという話にもなるのですが、
(単行本ようやく出せたという意味では零細かもしれませんけど)
サンデー本誌で連載してたクリスタルな洋介先生でさえこう思うみたいですから、
中々確信を持って言えないもんなんでしょうねぇ。何故か。


で、言ってる事も正しいと思うんですよね。
基本さえ出来ていれば受賞はするでしょうし、サンデーSのような雑誌でなら連載できますし。
そこからいかに売れるか、漫画家を続けていられるかという所には大きなハードルがあると思います。
(一昔前のサンデーは連載持つまでにハードルがあったのは確かですけども...)
いかにウリを作れるか。こればっかりはやってみなければ分からない面もありますからね。
一番下のコマ、気持ち悪いけどスッキリしてる辺りは以前と比べて大分良くなったんじゃないでしょうか。
どうしてもギャグ漫画だと気持ち悪い表情が必要になってくる場合が出てきますが、
キモいにも関わらず、なるべく嫌悪感を抱かせないようにするってのは結構難しいんじゃないかと。


このミュージシャンが後で売れたら凄くいい話になるんですけど、
さすがに今の音楽業界を鑑みると、確率は低くなってるんでしょうね。
誰だか分かりませんが、ぜひとも成功して欲しいものです。