ゲッサン201501

ゲッサン 2015年 01月号 [雑誌]

ゲッサン 2015年 01月号 [雑誌]

ゲッサンの大正義、『MIX』単行本発売なので表紙もMIX。
次の単行本出る時には、何故か今まで表紙になった事がない『ころクラ』にして欲しいなぁ。


で、私はゲッサンを『ゲッサン編集部 こぼれ話』から読むんですが、

 そして年末進行で関係者全員がギリギリの中、
すごく無茶なスケジュールでゲッサンの裏側を
こっそりお伝えするインターネットラジオ番組
ゲッサンラジオ」を立ち上げてみました。
ゲッサン編集部 こぼれ話』 ゲッサン2015年1月号 p813 市原武法

ΩΩΩ>ナ、ナンダッテー!!1



なんじゃこりゃぁあ!!


えーっと... ヒデェ
仮にこういうネームを書いてきたら、通ると思いますか?没でしょうにw


中道裕大の 深夜のさいころ倶楽部
何故コーナータイトルを市原編集長が読み上げるのか理解に苦しみますが、
(意外といい声しているのは確かですけども)
まず最初にプレイヤーの説明をするのはいいとして、
次にルール説明をしないってのは正直どうかとw
しかもいきなりルール説明してって振られて中道先生アワアワしてるし...
動画自体もただ単にプレイしている状況を垂れ流しているだけですし。


『THEわれめDEポン』のように各プレイヤー視点の映像を出したり、
(『インカの黄金』ではその必要はありませんけども)
水曜どうでしょう』のようにテロップだすのは動画編集するのが面倒でしょうから、
せめて進行くらいはマトモにして欲しいもの。
放課後さいころ倶楽部』の魅力は「楽しいの演出」「キャラクター」だと考えていますが、
「楽しいの演出」は動画垂れ流すだけでもイケるので、
プレイヤーがどういうキャラクターかを表現した方が良さそうです。
ちうか中道先生と横山先生は顔出ししてもいいんじゃね?w


あと、賭けはした方がいいでしょうねぇ。
負けた人に罰でもいいですし、勝った人には連載や単行本の宣伝する時間与えるもよし。
この辺りは『水曜どうでしょう』的にやれるでしょう。ミスターと藤村Dの対決っぽく。


小山愛子の カモメ亭24時
何故コーナータイトルを市原編集長が読み上げるのか理解に苦しみますが、
「今回のコーヒー豆はマンデリンです」って、マンデリン以外だと絵面が変わるのかとw
こちらは逆に映像は垂れ流すだけでいいとは思うので、問題は何を話すかでしょう。


ゲッサンのかけら
ここはコーナータイトルを市原編集長が読み上げるべきですし、
内容的にはgdgdしていたものの興味深かったのではないかと。
ただまー何を話すかは打ち合わせした方が良さそうではありますし、
あだち充先生の生原稿の威力ナシでもちゃんと面白くなるかは若干不安です。


個人的には今回のようなロストテクノロジーをやるよりは、
編集者がどういう視点で漫画を見ているかを語った方が面白くなるんじゃないかなぁと。
例えば没になったネームを何が原因で没にしたか、どう直したのかだったり。
それとは別に、折角映像を流せるんですから、持ち込みのハードルを下げる何かをするとか。
放課後さいころ倶楽部』では実在のゲームショップやボードゲームカフェを取り扱ってますが、
そうすることによって行くハードルが下がると思うんですよね。
アオイホノオ』でもゲッサンに移籍してすぐにサンデー編集部へ持ち込みする話がありました。


それと、コーナーは今回の3つを固定するよりは、
編集者や作家からやりたい事を募集して試してみて、
ウケが悪いものや手間が掛かるものをフェードアウトする方法...
さよなら絶望放送』のハコ番制のようなものを採用した方が良さそうです。
と言うか、前の2つのコーナーは作家さんの「やらされてる感」が強くてねw
ゲッサン最大の魅力は「連載当初はショボくてもやっているうちに改善されていく」
事だと思ってるので、ゲッサンラジオも続けていくうちに面白くなってくれるといいんですが。



ハレルヤオーバードライブ
三角関係はラブコメの一つのパターンです。
ハレルヤオーバードライブ!』 ゲッサン2015年1月号 p58 高田康太郎

そしてパターンではなく、ほぼ鉄則として言えるのが「付き合う時は物語の終わり」
それをどうやって引き伸ばしていこうかと作家は頭を悩ませる訳ですが、
そういう事をそのまま漫画に出すのがこの漫画の特徴かもしれません。
このブログで言うところの「メタ的」です。


ハレルヤオーバードライブ!』 ゲッサン2015年1月号 p47 高田康太郎

小雨と麗の「歩行器」だった楓も、ここでお役御免。
個人的にはもう少し陰謀めいた役割をして欲しかったのですが... 今後あるのかなぁ。


アイドルマスター ミリオンライブ!
個人的には温すぎてこの評価ですが、客観的に見れば◎。
アイドルマスター ミリオンライブ!ゲッサン2015年1月号 p93 原作:バンダイナムコゲームス 漫画:門司雪

枷の掛け方、外し方がちゃんとしていれば、漫画はちゃんとドラマチックになりますなぁ。


ふだつきのキョーコちゃん
日々野さんがどうみても『ハレルヤ』のハルさんです本当にありがとうございました。
ふだつきのキョーコちゃんゲッサン2015年1月号 p118 山本崇一朗

意外と日々野さんおマセさん。
そしてキョーコが完全に板挟み。


あと、山本先生ご結婚おめでとうございます!


○ 四弦のエレジー
期待を込めて辛め。

以前、読切『Plastic Beethoven』が掲載された時には

せめて「さすが3歳から音大までピアノやってた事あるな」と思える何かがあれば評価もするのですが、
思い入れがかえって邪魔をしちゃったのかもしれません。
ゲッサン201404

こう評価したんですが、果たしてその辺りが活かされるのかどうか。
ゲッサン201412

連載前にこう書きました。
『四弦のエレジーゲッサン2015年1月号 p163 梅内創太

その辺りはちゃんと出てました。
クラシック全く詳しくないんですが、『リラの花』という曲名を見て、
「これってラフマニノフとかじゃなかったっけ?」と思って検索掛けようとしたら、
候補に「リラの花 ラフマニノフ」と出て「やっぱそうじゃん」と一瞬思ったんですが
(ちなみに曲を聴いても知らなかったのでマグレ当たりですw)
もう少し探ってみると

うわ、本当にあった...
動画検索してもほとんど出てこない辺り、かなりマイナーな曲なんじゃないかなぁ。
マイナーな作品を出せば良いと言うつもりはありませんが、
しっかりとした知識が礎になっているという意味では安心しましたw


キャラ的には前作『ドン・バルバッツァの息子達』とはある意味逆の配役ですが、
大ヒットしたあの音楽漫画とほぼ同じとも言えそうです。

この方がキャラは動かしやすいでしょうし、
梅内先生の特長でもあるBL臭がいい意味で出てるのではないでしょうか。


絵で表現できないものを絵で表現するというのは、この手の漫画で常道です。
例えば、『神の雫』ではワインを飲んだ後にそのワインの情景が浮かぶ描写をします。
『四弦のエレジーゲッサン2015年1月号 p152 梅内創太

それをキャラの能力にする...このアイデアは素晴らしいと思います。
何度か言及してますが、漫画として必要なことを、漫画の中で構造として使う。
この場合はキャラの能力ですが、こういう「メタ的」な構造があると、話は作り易いのではと。


で、この能力、実はそれほど突飛なことではありません。
例えば、サンデー本誌で『GAN☆KON』サンデーSで『M・S DOLLS』が完結、
月刊ドラゴンエイジで『放課後ラッキーガール』を連載中の菅原健二先生は
TVゲームをすると匂いを感じる、共感覚(きょうかんかく synesthesia)の持ち主です。
(ロクロウポッドキャスト第29夜 10:00〜参照)
特に音が色にみえる共感覚は色聴と呼ばれます。
音が風景にみえる人はいないと思われますが、数字が風景にみえる共感覚保持者はいると思われます。

さらには、ミラータッチ共感覚というのも存在します。

三者が対象者に触れているのを見て自分が対象者に触れているのと同じ触覚が生じたり、
三者が対象者に触れられているのを見て自分が対象者に触れられているのと同じ触覚が生じたりする共感覚は、
特にミラータッチ共感覚と呼ばれる。
wiki 共感覚

ミラータッチ共感覚は視覚が触覚へと作用する共感覚です。触覚に限定されます。
そう言えばこれ、たまになった事あったなぁ...
実際触ったことがあるもの、かつ触感が印象に残ったもの限定ですが、
誰かが触っているのを見ると、自分が触った感触が蘇る感じになります。
改めて触ってみるとその感覚とは違ってたりする、結構いい加減なモノですがねw
記憶はかなり曖昧ですが、少なくとも小学生の時だけ、中学生の時からはなった記憶が無いですけども。


『四弦のエレジーゲッサン2015年1月号 p165 梅内創太

それはともかく、この能力はアリョーシャのものかもしれませんが、
唯一エンリコだけがアリョーシャのことを理解しているのをみると、
エンリコがミラータッチ共感覚のような、ミラーヴィジョン共感覚の持ち主なのでしょう。
実際には存在しない能力ですが、実際に存在する能力を元にしたフィクションなので、
リアリティが損なわれずに済むという利点はあるでしょう。


能力を発揮するには触れ合う必要があるのでBL的にもオイシイですし、
お互いだけが分かり合える構造はBL的にもオイシイでしょう。
作曲家と演奏家という役割も含め、キャラの役割をどう活かすのかを
きちんと考えられているフシがあります。この辺りは素晴らしいんではないかと。


ただ、賛美歌を宗教画の天使で表現したのはいいとして、
『四弦のエレジーゲッサン2015年1月号 p168-169 梅内創太

この見開きが音楽を絵できちんと表現出来たかと言われると、微妙です。
個人的にはもうちょっと「らしさ」を出して欲しかった。


芸術というものは、文学、絵画、音楽、建築... etcが別個に成立しているのではなく、
それぞれが密接に繋がっています。

ビジュアルアートにおける印象派の発展によって、
他の芸術分野でもこれを模倣する様式が生まれ、
印象主義音楽や印象主義文学として知られるようになった。
wiki 印象派

ドビッシーと言えば印象派として真っ先に挙げられる作曲家ですので、
この場合だと、描写も印象派の特徴を出すべきです。

印象派の絵画の特徴としては、小さく薄い場合であっても目に見える筆のストローク、戸外制作、
空間と時間による光りの質の変化の正確な描写、描く対象の日常性、
人間の知覚や体験に欠かせない要素としての動きの包摂、斬新な描画アングル、
などがあげられる。
wiki 印象派

音楽どころか芸術全般の知識が無いので私には判断しかねますが、
戸外制作なところは印象派的なのかもしれません。
個人的にはもう少し印象派らしい「光の描写」に拘って欲しかったなぁとは思います。
特にモネだと、もの凄く日本人受けしますし、ドビッシーと同じく名前が「クロード」ですからねw
ただ、私のこの批判も『リラの花』が典型的な印象派の曲でなければ的外れになります。


この辺りが改善されたとしても人気には直結しないとも思いますが、
印象派の特徴である「動きの包摂」は漫画にとって必須なので、そこは学び取って欲しいところです。
まー結局のところ売れるかどうかはキャラ次第でしょう。


◎ ひとりぼっちの地球侵略
『ひとりぼっちの地球侵略』 ゲッサン2015年1月号 p213 小川麻衣子

同じことと違うことの対比、それに絡みつく愛憎。
小川先生の一番のツボはココなんでしょうなぁ。
岬一の心臓が岬一と希との間では絆になり、凪との間では障害になっている辺りも対比です。
こういう描写を、凪が修行する最中(さなか)に上手く組み込んでいる辺りはさすがです。
キャラの魅力を出すのが上手い作家さんですが、それに負けず劣らず構成も上手いですなぁ。


○ 忍者シノブさんの純情
『忍者シノブさんの純情』 ゲッサン2015年1月号 p242 ゆずチリ

今回小ネタはボチボチ。
ただまーフツーのラブコメになっているのが個人的には不満で。
読切では設定と構成力に魅力があったんですが、どちらも目立った感じではなく。
細かい遣り取りはこの人らしさは多少出てはいるのですけども。
キャラの魅力最優先という考えなら分からなくもないですけど。


『忍者シノブさんの純情』 ゲッサン2015年1月号 p249 ゆずチリ

背景が怪しいのは相変わらず。大抵のモノには標準的な寸法がある事は学んで欲しいです。
仮にヒトヨシくんとシノブさんの身長を150cmと低く見積もっても、
扉は3m弱の高さになっちゃいますよ?


放課後さいころ倶楽部

とりまボードゲームカフェでの彼女達の衣装を楽しみにしておきましょうかね。
放課後さいころ倶楽部 #30

前回こう書きましたが、
放課後さいころ倶楽部ゲッサン2015年1月号 p271 中道裕大

やはり「可愛いは正義」ですなぁ。


内容的にも枷の掛け方、外し方に加え、
昔この漫画に採り上げられたゲームがたくさん出てたりと、
賑やかさが表現出来てたのではないでしょうか。
個人的に不満なのは、災い転じて福となしたところ...
放課後さいころ倶楽部ゲッサン2015年1月号 p294 中道裕大

僻地に配置されたことで、かえってスペースの余裕ができたことを、
蓮に対して言って欲しかったなぁというのが一つ。
上手いことエミーに対して事情を知らせないようにしておいて、
「いっぱい人が集まれる場所にしてくれてありがとうございます」的なことを言わせれば、
意趣返しでないが故に、蓮の悔しさが倍増したと思うのですが。


もう一つ。生徒会の面々が見回りの最後にボードゲームカフェを訪れたんですから、
「よし、仕事は終わり。俺たちも学園祭を楽しもうぜ!」的な事を言って、
ボードゲームに参加した方が、より「集まってきた」感が出たのではないでしょうか。
例えば、その時「会長、一緒にゲームやりましょうよ」と生徒に声を掛けられ、
「たくさんでも出来るボードゲームってあるん?」と会長が言うと、
「コレなら10人まで出来ますよ」と言って『ニムト』を持ってきて...
となれば、蓮の表情でまた一つ笑いも取れたと思うんですよね。


今回のゲームは『ピット』

ピットデラックス (Pit) Deluxe 完全日本語版 カードゲーム

ピットデラックス (Pit) Deluxe 完全日本語版 カードゲーム

すごろくやの解説はこちら
作者はEdgar Cayce & George S. Parker & Harry Gavittとありますが、
BoardGameGeekによると、最初のバージョンはHarry Gavittが1903年に作成し、
1904年にエドガー・ケイシーがジョージ・パーカーの会社、パーカー・ブラザーズから出版した
バージョンが最もメジャーになっているようです。
著作権ボードゲームにまで浸透していない時代ならではと言えるでしょう。
エドガー・ケイシーボードゲーム作家としてより、霊能力者としての方が有名で、
パーカー・ブラザーズは1935年にあの『モノポリー』を出した会社です。


放課後さいころ倶楽部ゲッサン2015年1月号 p294 中道裕大

ゲームはやった事ないですが、ぶっちゃけ「ベル鳴らすのが気持ちい」だけのゲームでしょうw
ちなみにベルを鳴らすのは1970年代に追加されたルールだそうです。


単行本4巻が出たことですし、今後についての希望を別記事に書く予定です。



嘘つきは殿様のはじまり
一番のボトルネックは「いかにキャラへとファンを付けるか?」だとは思ってましたが、
『嘘つきは殿様のはじまり』 ゲッサン2015年1月号 p316 福井あしび

まさかこう来るとは思いませんでしたw

コレが元ネタなのかなぁ。


家老の陰謀めいた発言はちょっと面白いなぁとは思ったのですが、
やはりスロースタートな印象は否めないですなぁ。36pあるのに。


ぼくらのカプトン
1,2本目はビミョー。
3本目は普通の漫画なら同じくビミョーですが、この漫画的には変化球なのでアリかなぁと。


○ VANILLA FICTION
幕間に近い展開で、この回だけ切り取ればそこまで面白いとはいかなかったかなぁ。


アオイホノオ
あくまで私の想像ですが、
『タッチ』はスポーツ漫画の主人公かくあるべき、といった常識を壊したかったんだと思うんですよね。
なので、エースな和也が主人公ではなく、野球部でも何でもない達也が主人公だったと。
このブログで言うところの「コスプレ型」ではなく、「着せ替え型」の主人公です。
今回の話は、後に和也から達也へとバトン「タッチ」する伏線にもなってる訳ですが、
アオイホノオゲッサン2015年1月号 p425 島本和彦

スポ根が血潮となっている読者にとっては受け入れ難いものだったのかもしれませんねw


第13保健室
前回の話に手応えを感じたのか、今回もほたる先生メイン。
関係性を出せているので前よりは遥かにマシですが、
こういったお話と、保健室の人気投票をどうシナジーとして織り込めるか。

AKB49~恋愛禁止条例~(1) (講談社コミックス)

AKB49~恋愛禁止条例~(1) (講談社コミックス)

ぶっちゃけ、そんなに難しい話でもないと思います。


◎ LES MISERABLES
レミゼ』一の美男子がようやく登場。
『LES MISERABLES』 ゲッサン2015年1月号 p485 原作:ヴィクトル・ユーゴー 漫画:新井隆広

王党派、ボナパルト派、共和派が入り乱れる中、マリウスはどの道を辿るのか...
といった所でしょうか。


真面目な話だけでは何なので、
『LES MISERABLES』 ゲッサン2015年1月号 p486 原作:ヴィクトル・ユーゴー 漫画:新井隆広

このシーン、腐女子的には朝チュンを妄想して大歓喜なんでしょうかね?w


○ ちろり
話的にはそれほど悪くなかったですけども、尺的に短い話2つを無理矢理くっつけた印象が。
もう少し関連性があっても良かったんじゃないかなぁ。


◎ 終末風紀委員会
3ヶ月◎評価が続いたので、これは本物と見ていいでしょう。完全に軌道に乗った感。
『終末風紀委員会』 ゲッサン2015年1月号 p534 熊谷祐樹

禿笑。
これらのヲタ用語は漫画でも通用するので、メタ的でもあります。


ただまー若干の不安も。
2014年3月号の記事でも指摘しましたが、

いかにキャラ萌えでファンを引き寄せるかというベクトルに持っていくべきなのに、
逆にキャラ萌えを拒むようなファイトになっているように思います。
B級アイドルキャラに萌える人もいるかもしれないのに、口撃して貶めちゃってるから敵キャラのファンもつきにくくなるし、
B級アイドルファンを敵に回すしなw
どうせファイトするなら、例えば何かのシチュエーションを設定して、そこで小芝居やってどっちのキャラのほうがより萌えるか、
というファイトの方が敵も作らないしキャラにもファンが付きそうな気がするんだけれども。
M・S Dolls

以前『M・S Dolls』の記事で書いたのと、同じ構造はまだ残ってるんですよね。
今のままだと、風オタに共感するような読者が読むと不快感を抱くでしょうし。
なので、風オタの3人娘には名誉挽回の機会を与えるべきです。
この漫画では小芝居するのは難しいので、そこは一工夫。
一応アイデアはあるんですが、あえて書かないでおきます。


○ 月曜日は2限から
ちと甘めですが。
あまり効果的ではないコマはあるものの、内容的にはいい意味でgdgdしてるかなと。


◎ アサギロ
陰謀渦巻く回は相変わらず面白いです。
『アサギロ』 ゲッサン2015年1月号 p581 ヒラマツ・ミノル

況してやセリフが格好いいとなると尚更。
ちなみに、清河が浪士組を攘夷派に取り込もうと図ったのは事実ですが、
後はフィクション。よく考えたなぁと感心します。


錦田警部はどろぼうがお好き
ここ2回はBL的には悪くないのかもしれませんが...
ネタ的には微妙だなぁ。
それでもギャグやってた時に比べればマシなのですが。


仕送りクライシス (読切) 佐伯幸之助
★★★☆☆
ポテンシャルは山本先生以上のものがあると思ってるのですが、
どうも上手くいきませんなぁ...
『仕送りクライシス』 ゲッサン2015年1月号 p671 佐伯幸之助

気持ち悪さが面白さに繋がるようにはなってませんし、
ペットと食材の狭間を見せつけられるような後味の悪さまで加わります。
作者が体験したことをモチーフにしての作品なら、これが限界なのかも知れませんけど、
この話をモチーフにしようとした判断自体がどうかなぁと。


BOY MEETS!
個人的にはよく分からないオチでした。
そういう意味でも「らしさ」が出たんではないでしょうか。


◎ 鉄楽レトラ
こちらは逆に、オチは素晴らしかったです。
ただまー達成感としてはフツーの人からすれば物足りないでしょうし、
せめて今回くらいの達成感をコンスタントに出せていれば、もう少し評価されたかもしれません。
全般的に暗い話が多かったですしねぇ。


明るい話じゃなきゃダメとは言いませんし、暗い話はNGとも言いませんが、
鬱展開が達成感へのバネになってないと、中々面白いには繋がらないんじゃないかと。


信長協奏曲
結局、手取川の戦いではおゆきの活躍の舞台はなし。
これは本能寺の変で、って事なのかなぁ。
信長協奏曲ゲッサン2015年1月号 p800 石井あゆみ

少しセリフが長くなる傾向なのは気になります。
「信長がおらんのは残念だが、
 筆頭家老の柴田が大敗となれば、信長にとっては痛手であろうし、
 上杉への畏れにもなろう−−…」
このくらいに削れるはずです。
セリフが長い事自体には問題ないのですが、テンポが削がれるのは問題でしょう。


◎ ツール・ド・本屋さん
ようやくこの漫画も戻ってきた感。制約が少ないとちゃんと面白くなりますなぁ。
『ツール・ド・本屋さん』 ゲッサン2015年1月号 p821 横山裕二

徳島でワタナベさんお見かけしましたけど、明らかに太ってましたよw
1年前と比べて当然ながら1年余計に年取って、なおかつ太ったのにも関わらず、
前より綺麗になってたんですよねぇ... 女性は謎だ。