ゲッサン201409

アオイホノオが表紙なので青い表紙。
背景のコマ割りを活かしたデザインにもなっています。

ゲッサン 2014年 09月号 [雑誌]

ゲッサン 2014年 09月号 [雑誌]

来月の10月号には『信長協奏曲』のドラマCDが付録に...正直言って要りませんw
とは言え、声ヲタな人を取り込むには悪くない企画だとは思うのですが、
アニメがコケてるっぽいのでどこまで効果があるのかですなぁ。


さらに、10月号からは4号連続で新連載。
ゲッサン2014年9月号 p2

個人的にはminiに掲載された 『ももくり会長副会長』 『私を姫とは呼ばないで』 『妹観察日記』
の読切3本全てに高い評価を付けた、ゆずチリ先生を強力に推します。

ネームだけ描いて、例えばマツセダイチ先生や瀬戸ミクモ先生辺りの見栄えする作家さんが作画したら、
ゲッサン本誌でもアンケート上位に入りそうです。
ゲッサンmini 6

以前こう書きましたが、もちろんこうなって欲しいと望んでいた訳ではなく、
内容的にはゲッサン本誌のアンケート上位作品と遜色なく、課題は絵の見栄えだけ、
という趣旨で書いたのであって、
本音としては画もゆずチリ先生がやっての連載を獲って欲しいけれど、
まだ学生ですし、絵が向上するのはもう少し時間が掛かるだろうとも思ってました。
ももくり会長副会長』 ゲッサンmini 6 (ゲッサン20143年3月号別冊付録) p52 ゆずチリ

3本続けて本物なら、4本だとどう表現していいか悩みますw
もう読切を描く意義があまり感じられないので、そろそろ短期連載やってみては...?
ゲッサンmini 6

といった辺りを踏まえての短期連載の提案だったんですが、
きゅっきゅぽん先生の作品より評価が高かったり、
卒業する目処が立ったから連載にゴーサインが出た...んだと信じてますw
やはり現時点では見栄えにまだまだ課題は残ってるように見えますが、
あえてこの段階で連載を持たせたことには意義があると思います。
何だかんだ言って、実践が最も伸びるでしょうし。
この絵の見栄えでもヒットするようなら、世間も捨てたもんじゃないなと感じるのですが。(偉そう)


石井あゆみ先生、高田康太郎先生、小川麻衣子先生たちをゲッサンの第一世代だとすれば、
山本崇一朗先生と並んで、第二世代のゲッサンを支えていく新人だと私は信じています。
受賞作が新コミ入選なので、元々期待をされていたとは思いますけども。
以前もリンク貼りましたが、
『雨男晴れ女』 p2 ゆずチリ

第72回新人コミック大賞 入選の『雨男晴れ女』は今でも読めます。


新連載の中で、実績的には福井あしび先生という事になります。
ただまぁ以前から再三指摘しているように、あしび先生って子供の頭身がオカシイんですよね...
逆に、描き続けることによって改善されるかもという期待も持てるのですけども。
和風テイストの作品が多いゲッサンですが、『タケヲ』が終わるので現状維持。
内容的にはそこそこ期待は持てると思われますが、ヒット作にはならんでしょうなぁ。


きゅっきゅぽん先生は正直自分の好みからは外れるのですが、
独自の世界観があり、雑誌にとっていいアクセントになると思います。
ゲッサンには個人的な好みの作品が多すぎるという懸念もあるので、
そういった面でもきゅっきゅぽん先生に期待するところはあります。


梅内創大先生に関しては『ドン・バルバッツァの息子達』の中で触れます。


アオイホノオ
アオイホノオゲッサン2014年9月号 p22 島本和彦

手塚治虫を見て「今の誰?」と言ったという、大物っぷりを披露されていたりと、
山賀さんの視点が違う事はこれまで何度も示されてはいたものの、
未だ彼の才能が発揮される機会はほとんど無く。
この先、そういうシーンが出てくるのでしょうか。


ふだつきのキョーコちゃん
いやー面白い。ただ単に鬼ごっこするだけの話なのに。
面白かった最大の原因はキャラという事になるのでしょうが、細かい気配りがいちいちツボ。
ふだつきのキョーコちゃんゲッサン2014年9月号 p43 山本崇一朗

物語の枷は「学校でいかに血を吸うか」です。
それと鬼ごっこを結びつけるために、他の解決方法を封じておく。
同じ構造は後で「わざと負けるなんて、絶対イヤ!」というセリフでも使っています。
ふだつきのキョーコちゃんゲッサン2014年9月号 p59 山本崇一朗

それでもかくれんぼと鬼ごっこの差が埋まらないので、ヒカリのキャラで何とか。
3p前にも同じ描写をして、2回目にツッコミ入れてる辺りもミソですなぁ。


そして、ケンジが花壇の所にいるのをキョーコは凄く探したのに日々野さんはあっさり言い当ててたり、
2階へ移動する方法がキョーコ、ヒカリ、日々野さんで違っていたり、といった
このブログで何度も取り上げているロールプレイを使った描写が効果的。
特に変わった事をしてる訳でもないのですけど、
基本的なことをきっちり抑えればちゃんと面白い漫画になるんだなぁと改めて。
これだけ場面転換が多いにも関わらず、バタバタした感じになるのではなく、
ドタバタコメディに仕上がってるのも上手く纏めてるなぁと感心します。


ハレルヤオーバードライブ
ハレルヤオーバードライブ!』 ゲッサン2014年9月号 p144 高田康太郎

小雨の誘いでかつて憧れていた兄弟の共演をすることで、冬夜は昔の想いが再燃することに。
冬夜の実力が付いたことで、少なくとも浅緋からすれば冬夜をバンドに入れるハードルは
なくなりました。さてどうなるか...といったところ。
ウニ子 (若葉) が鍵となる展開になりそうです。
ゲッサン201406 #2

3ヶ月前にこう書きました。完璧にネタバレですなぁ...
まぁ、ネタバレが嫌な人はこのブログ読まない方がいいですよ、という事でw
ストーリーが佳境に入っているからか、話が重くなりがちなのが少し気掛かりです。


アイドルマスター ミリオンライブ!
毎号36pなんですね。
個人的にはキャラに何の思い入れのないキャラ達の登場回なので、面白いとは感じず。
とは言え、コミカライズの方向性としては間違ってないとも思います。


○ 月曜日は2限から
前半は百合展開、後半はいい意味でいつものgdgd
引き出しが増えていってる感ありますね。


◎ VANILLA FICTION
そんなバナナ!

そんなバナナのひみつ。 (クイーンズコミックス)

そんなバナナのひみつ。 (クイーンズコミックス)


◎ ひとりぼっちの地球侵略
コミックの表紙もそうでしたが、今回の扉が半端なく綺麗。
『ひとりぼっちの地球侵略』 ゲッサン2014年9月号 p240 小川麻衣子

これ、ポスターで欲しいなぁ...


『ひとりぼっちの地球侵略』 ゲッサン2014年9月号 p270 小川麻衣子

あなたの考えていることが分かる。女性にとってはたまらない描写じゃないでしょうか。
それに熱血を乗せてる訳ですから、男性にも刺さるシーンではないかと。

『ハレルヤ』同様、話が重くなりがちなのが少し気掛かりですが、
『ひとりぼっちの地球侵略』 ゲッサン2014年9月号 p269 小川麻衣子

こういうシーンを挟むくらいですから、メリハリの中でやってくれると思います。


◎ あやしや
過去回はアンケート下がりがちらしいのですが、
この内容なら上手く捌けたんじゃないかと思います。
『あやしや』 ゲッサン2014年9月号 p269 坂ノ睦

これは正直驚きました。
普通に読めば咲が明にとって大切な人だという事になるんでしょうが、
咲にも何か秘密が...? と勘ぐりたくなります。


ぼくらのカプトン
うーん、最近もひとつ感。3本目はまーまー。


くちびるに歌を
オチも綺麗に決まった感はありますが、それ以上にストーリーの区切られ方が
コミカライズ向きじゃない作品だったかなぁという印象の方が強いです。
全体的にみても○。
原作読んでない立場ですが、無難にこなしたとは思います。


第13保健室
接触プレイだったり着エロだったりといった所は悪くないと思うのですが、
外見が強い記号の割にはキャラ自身の魅力に欠けている印象。
ストーリー的にもパッとしませんしねぇ...
今後は巻末付近を彷徨いそうです。


放課後さいころ倶楽部
先月少し捻っためか、今回は本来のベッタベタ展開。
放課後さいころ倶楽部ゲッサン2014年9月号 p438 中道裕大

とは言え、ちょっとこれは盛りすぎじゃないかなぁ(苦笑)
後々そうなるにせよ、せめて1年生でインターハイ優勝くらいでも良かったような。
他のベタ部分は悪く無かったんですけども。
そして、相変わらず中道先生はオッサン・ジジイがかっけぇ。


今回のゲームは、『ラブレター』

ラブレター (Love Letter) カードゲーム

ラブレター (Love Letter) カードゲーム

作者はカナイセイジ。


カナイセイジ 本日発売のゲッサンですが、巷で話題のあのボードゲーム漫画にあのゲームをテーマとして使っていただいております。とても素敵なお話ですので是非多くの方に読んで頂ければと思います! link


カナイセイジ あとミドリちゃんうちの嫁に来てくれ(切実) link
『ラブレター』は、2014年ドイツ年間ゲーム大賞へのノミネートをはじめ、 日本ボードゲーム大賞2012など数々のタイトルを獲得しました。 『ラブレター』の作者であるカナイセイジさんは、いま最も注目されている日本人ゲームデザイナー と言っても過言はないでしょう...まぁぶっちゃけボードゲーム業界の事はよく知りませんがねw

という事で、現時点での予想は
本命『ラブレター』対抗『コロレット』単穴『世界の七不思議』大穴『ラボカ』とします。
次回に来ると確信を持ってまでは書けませんが、
『ラブレター』がこの漫画で採用される可能性は100%でしょう。
放課後さいころ倶楽部 #25

予想自体は大当たりでしたけど、展開の流れはあんま関係無かったですねw


7/31日にカフェミープルで中道先生とゲームする機会があって、



中道裕大 横山先生と別れて今から千葉に戻ります。たった2泊3日だったけど、毎日楽しかったー…>_<…ミープルで一緒に遊んでくれたお姉さん達にGRGRさん、それにネイト店長、ありがとうございました!そして横山先生、お気を付けていってらっしゃい!! link
『チケット・トゥ・ライド ヨーロッパ』『テレストレーション』『コンセプト』 をプレイしましたが、『テレストレーション』は以前漫画に採り上げられましたし、 『コンセプト』はカフェミープルの『テレストレーション』が英語版でほとんど読めず、 (treadmillとか書かれても??ってなっちゃいました。意味はルームランナー、ウォーキングマシーン。) お題を出すのに『コンセプト』のカードを使ってみよう的な流れからゲームも、となったので、 可能性はちょっと薄いかなぁと。 私が合流する前は『宝石の煌き』『キャメルアップ』をプレイされてたようなので、 そのうちのどちらかが漫画で出る可能性あるのかなと。という事で、単穴に『宝石の煌き』を追加します。 内容的にはストーリー展開がベタな分、ゲームの駆け引きで意外性を出すという この漫画の特徴をきちんと踏襲。 放課後さいころ倶楽部ゲッサン2014年9月号 p432 中道裕大 田上はやっぱやられ役が似合うなぁw アヤもそうですが。 放課後さいころ倶楽部ゲッサン2014年9月号 p435 中道裕大 そしてミキのこの表情。やっぱ中道先生のキャラは綺麗系に寄せた方が映えますなぁ。 アヤとミキの姫コスプレなシーンも良かったです。 この漫画的には中の中くらいの内容だったかなぁ。 ○ アサギロ ○ ちろり イマイチ共感できず。入浴シーンは需要があるのかもしれませんが、 仕草の良さだったり、銭湯に時代感が薄く、そういう意味ではディテールの面白さにも欠けました。 ○ ドン・バルバッツァの息子達 (短期集中) 梅内創太 かなり辛めですが。 『ドン・バルバッツァの息子達』 ゲッサン2014年9月号 p545 梅内創太 前回までのようなマイナス要素はほぼ無く、 「早く葉巻が吸いたい」などセリフにも見るべき所がありました。 以前は最大の課題は絵柄だったと思うのですが、梅内先生独特の気持ち悪さを残しつつも 割とスッキリしてきたので、課題はクリアしたと見てよさそうです。

良くなってきたキャラ描写やストーリー展開をさらにブラッシュアップする事が重要だと思います。
ゲッサン201408

前回書いたように、一番の課題はココでしょう。
新連載に向けて、キャラ描写は良くなってきたのをそのまま続けてもらうとして、
ストーリーに関しては過去の事件や事故の知識を増やす必要があるのかもしれません。
『VANILLA』のバナナほど突き抜ければまた別ですが、
サスペンスにおいてチープな印象を与えてしまうと、そこで魅力が失われますし。


◎ LES MISERABLES
こんな序破急の序の段階で圧倒的な迫力出せるんですから、脱帽です。
面白くて笑ってしまうんじゃなく、凄すぎて笑ってしまう。
そこに原作の力があるのは確かですけど。それだけじゃない。


○ 終末風紀委員会
終わりの始まり始まり〜。
きっちり締めて次回作へと繋げて欲しいものです。
ツッコミどころはほぼ無くなりましたし、後は全体のレベルを上げるだけ。
...まぁ一番ソコが難しいんですけども。


○ 錦田警部はどろぼうがお好き
BLコメディに完全シフトして安定感が増しました。
これならコミックス出せるんじゃないかなぁ。あまり売れないとは思いますけどw
『錦田警部はどろぼうがお好き』 ゲッサン2014年9月号 p684 かんばまゆこ

茶番が味になるってのはとても良い傾向です。


○ 鉄楽レトラ
『鉄楽レトラ』 ゲッサン2014年9月号 p722 佐原ミズ

こういうシーンを観ると、さすが佐原先生だと感心するのですが...

個人的にはどうも地味で暗い印象が付き纏ってるので、
せめて爽やかさをもう少し出すべきかと。
ゲッサン201408

先月とほぼ同じ感想。
多少の爽やかさは出てましたが、暗さが達成感へのバネになってないんですよねぇ。


信長協奏曲
おゆき編終了。
シリアス展開が続いたところに
信長協奏曲ゲッサン2014年9月号 p764 石井あゆみ

この漫画らしいgdgdなセリフ。これがちゃんとメリハリになってていいですなぁ。


◎ ツール・ド・本屋さん
今回は『アオイホノオ』収録風景。
『ツール・ド・本屋さん』 ゲッサン2014年9月号 p774 横山裕二


横山先生はともかく、三上さん、有藤さんとお偉いさんまで登場。



コクブカメラ[2日目東ヤ-26b] 悪い編集者役、豪華すぎワロタ #アオイホノオ link
TLでネタバレしてたんですが、生で見てても気づいただろうなぁと思うくらいインパクトありましたw どうでもいい話ですが、以前「マチ★アソビ」で丹波さんと初めてお会いした時に、 「丹波さんですか?」と聞くと「はいそうです」と答えられ、 「ああ、『放課後さいころ倶楽部』を担当してる...タンバリンですよね?」 と言ったら、後で小声で「タンバリンって(ニックネーム)まだ生きてるんだ」と仰られてたんですが、 もう完璧にタンバリンで定着しそうですねw (※以前クラサンブログでは新人編集者が自分にニックネームを付けて クラサン掲載漫画の宣伝をするのが習わしでした。 タンバリンはその時のニックネーム。クラサンブログは現在更新停止) 内容的には撮影シーンまではかなり面白かったんですけど、後の飲み会はネタ的にもひとつ感。