サンデーS201411
週刊少年サンデーS (スーパー) 2014年 11/1号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/09/25
- メディア: 雑誌
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サンデーS 2014年11月号 p780
まずは1本目。『黒衣の狩人』を連載していた万乗先生がガンダム漫画を再び連載。
中堅の虫干し的な意義もあるサンデーSですが、さすがにこれは未来が無いチョイスだとしか。
言っちゃ悪いですが、万乗先生がサンデー本誌に復帰する状況は全く想像できません。
これだったら新人使って欲しかったなぁ。
まぁファーストガンダムのスピンオフ作品を描きたいと思う新人がいないのかも知れませんが。
実際のところはコンペしたら実績のある作家さんを選ばざるを得なかったってな事なんでしょう。
サンデーS 2014年11月号 p781
もう一作品はギャグなのかよー分かりません。
◎ 今際の国のアリス
あーしまったコレはマトモに考察してりゃ♡J読めてたなぁ...
一番意外性を出し易いのは影が薄いキャラなので。
能動的に動いてないキャラだろうとまでは読んでたのですが、
しょっぱなに刃物で刺した人間とごっちゃになってましたわw ちゃんと読み込めよと。
どのみち先々月くらいの段階ならともかく、初期20人の段階で♡Jを誰か当てるのは無理ゲー。
『今際の国のアリス』 サンデーS 2014年11月号 p40 麻生羽呂
この攻略は使ってくるとは読めてたのですけども。
GRGR | (ネタバレの可能性あり)『今際の国のアリス』の「るうる」考察。 禁止条項その1.2から「どくぼう」へ二人以上入室させることは禁止されていないし、「どくぼう」からの退室を妨害することも禁止されていない。 つまり、無理矢理二人以上押しこめば二人以上を吊るせることになる。 |
link |
『今際の国のアリス』サンデーS 2013年5月号 p253 麻生羽呂
人がバタバタと死んでいく漫画だからこそ、人がかけがえない存在だと示すべきだと思うんですよね。
サンデーS 201305
以前こう書きました。
『名無し』も人がバタバタと死んでいく漫画という点では共通してますが、
メインキャラは記憶喪失なので、死ぬキャラを掘り下げることは出来ても
主人公との関係性でかけがえのない存在だと表現するのは難しい設定です。
『名無しは一体誰でしょう?』 サンデーS 2014年11月号 p517 原作:山田鐘人 作画:岡崎河亮
そこでこのセリフ。
人がかけがえない存在だと示せなくても、かけがえない存在だと思わない異常性は表現できる。
正直キャラの掘り下げに関しては課題があった漫画でしたが、
克服しつつある印象を受けます。
以前は脳内議論を垂れ流すだけの漫画だったりした時期もありましたが、
その辺りも改善されましたし、連載を通じての成長が感じられますね。
◎ ぬいぐるみクラッシュ
2本とも最高。今までで一番面白かったです。
『ぬいぐるみクラッシュ』 サンデーS 2014年11月号 p543 熊之股鍵次
1本目はパロディ+○キなネタ、
2本目は枷を使っただるまさんがころんだ的なストーリー展開。
パターンを増やしつつも質が高く、何よりテンポが素晴らしいですね。
このクオリティを維持できるのなら、本誌出張くらいはさせてあげたい気がします。
○ 最後は? ストレート!!
ちと辛目。
ご都合主義では無かったんでほっと一安心。
とある飛空士への恋歌
どうもドタバタしてますなぁ。
もうちょっとセリフを減らせば和らぐと思うのですが。
絵のクオリティは着実に上がってる印象。
描いたのは川中先生でしょうが、聖泉の背景もいいなぁ。
夏空エンドラン
個人的には全く刺さらない漫画でしたけど、客観的にみても無印。
男性読者にも楽しめるような作品を、とは言いませんが、
もう少し面白さのパターン...せめて伏線くらいは使って欲しいです。
授業ですよ、桐島先生。(読切) 西村啓
★★★★☆
受賞作はリンクから今でも読めます。
名前が桐島なのは、やはりあの映画の影響なんでしょうか?w
桐島、部活やめるってよ (本編BD+特典DVD 2枚組) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2013/02/15
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映画版では特定の主人公はいない設定でした。
原作の小説は各章毎に一人称のキャラ目線で語るといった体を取っていましたけども。
『授業ですよ、桐島先生。』 サンデーS 2014年11月号 p678 西村啓
最初、桐島先生視点で話が進んで行くのかと思いきや、
途中から立花君視点で進んでいくので、ちょっと感情移入がし難いんじゃないかと。
そして、受賞作にも共通してますが、コメディとシリアスが噛み合ってない印象も受けます。
とは言え、ネタ的には割と面白かったので、その辺りを上手く調整できるようになれば
連載まで辿り着くのもそう遠い話でもないのかもしれません。
○ バディ!!!
起承の段階ってのもありますが、どうももひとつ感。
西園フミコ | 「ネームの完成度を上げる」のと「ネームを面白くする」のは微妙に違う作業だと思うような思わないような、うーん。 | link |