ゲッサン201405
繁忙期過ぎたのに更新が遅れがちですが、今更『Dragon's Crown』を遊んでるだけですw
今週中にサンデーSが出るので、その前にminiの記事を更新しようと思っています。
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/04/12
- メディア: 雑誌
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今回の表紙はド派手な旭日旗テイスト。
個人的には韓国人が見たら発狂しそうだなーとw
来月にあおやぎ孝夫先生の新連載がスタート。
ゲッサン2014年5月号 p8-9
2014年3月号の読切『毎日が保健室』がプロトタイプの漫画だそうです。
ただまぁ個人的にあおやぎ先生の課題だと思っている「いかにキャラへとファンを付けるか?」
と言った辺りは全く改善されてないように見える点が非常に心配です。
ゲッサン201403
個人的な見方を書くと、あおやぎ先生は中道先生と似たようなタイプで、
絵は上手いけどキャラの掘り下げやストーリーの意外性に課題が残ると。
まぁ長年スポーツ漫画やってただけあって動きに関しては中道先生以上なんですけども。
中道先生はボードゲームの漫画を描くことによって克服できた感がありますが、
あおやぎ先生はこの題材で果たしてそれが可能かとなると...
キャラ漫画でしょうから、キャラにフォーカスは当たるようにはなるでしょうけど、
単なるゆるい漫画だと読切のように微妙な感じになりそうで。
キャラ増やすことは選択肢としてアリですが、各キャラの掘り下げが甘くなる恐れもありそうです。
現状お色気漫画がゲッサンには無いので、雑誌のバランス的にはあおやぎ先生のような
作家さんは必要なんですけども。
せめて仕草とシチュエーションに気を使うようであれば、個人的な好みはともかくとして、
そこそこ人気は出るとは思うのですが、正直その辺りも不安です。
漫画にとって必要なことを、漫画の中でキャラが自主的に動いたりするような、
何らかの仕掛けがあればいいんですけどねぇ。
必要な要素ごとに各キャラへ割り振ればなお良し。
◎ LES MISERABLES
『LES MISERABLES』 ゲッサン2014年5月号 p24 原作:ヴィクトル・ユーゴー 漫画:新井隆広
相変わらず獣に例えるこの感じ、迫力があって素晴らしいです。
○ ふだつきのキョーコちゃん
ウリ坊とネコを出すことでキョーコの現状を対比させるのは悪くないんですけど、
起承転結の起承の段階で、キョーコを空手に誘ってる人が実は女の子だったという
ささやかな意外性を除いては面白さに繋がるような描写が無かったので、
今回だけ読むともひとつという印象にならざるを得ません。
そう言えば、犬が出てきた第5〜6話もこんな感じでしたね。
現状は2話構成にするより、コンパクトに纏めた方が質は上がる感じでしょうか。
1話完結に戻せと言ってる訳ではありませんけども、克服すべき課題がそこにあると。
例えばもう少しコメディ要素を増やせばマシにはなると思います。
コメディのネタがボトルネックになっていて、それを緩和させようとしてるのかなぁ。
別に日々野萌えという訳ではないんですが、個人的には彼女が出てくると面白くなるなぁと。
ゲッサン201402
別にコレが原因だとは思いませんけど、結果的にはそうなってますねぇ...
◎ あやしや
『あやしや』 ゲッサン2014年5月号 p126 坂ノ睦
うん確かに掃除の事は思いつかなかった。
やはりこういった日常感ある描写の方が面白いですわなぁ。
鬼道衆の様子へと場面転換することで時間の経過を表したり、
そこでオチへの布石を打ってる辺り、構成も上手いです。
◎ ハレルヤオーバードライブ!
いやー相変わらず素晴らしい。
ハルの化粧を戦闘態勢だと一瞬ミスリードしておいて、
『ハレルヤオーバードライブ!』 ゲッサン2014年5月号 p181 高田康太郎
顔が近づいた後にこのセリフ。
「泣いたの隠すくらいなら」と言った後に麗が泣きだしてる辺りなんか特に。
『ハレルヤオーバードライブ!』 ゲッサン2014年5月号 p184 高田康太郎
現実にはこういう関係にはなかなかならないとは思いますが、まぁそこは漫画なので。
お互いにリスペクトしあってるといった所で説得力はありますし。
相変わらずいい意味で『ハヤテ』的。個人的には上のシーンで
『ハヤテのごとく!』 14巻 p95 畑健二郎
『ハヤテ』のこのシーンを思い出しました。
その後の小雨の行動も上手いなぁと。
◎ 月曜日は2限から。
まさか◎打つ日が来るとは...
前半の9,10本目、後半の3本目以降が結構面白かったので。
突拍子もないセリフなどでギャグにするのが基本パターンな漫画ですが、
『月曜日は2限から。』 ゲッサン2014年5月号 p488 斉藤ゆう
ラブなのはともかく、コメディ要素が多かったから個人的に刺さったのかもしれません。
◎ ひとりぼっちの地球侵略
こちらも相変わらず素晴らしいんですが、今回はどっちかと言うと楽しい。
このブログはアイラ=マシェフスキー押しなのでまずはそちらを。
『ひとりぼっちの地球侵略』 ゲッサン2014年5月号 p204 小川麻衣子
この、感情と表情がコロコロ変わる感がたまらんですw チョロいところもいいなぁ。
障害物競争の羞恥プレイっぷりも良かったですし、ケーキ頬張る辺りもベタですがほのぼのします。
龍介はジゴロだなぁ (苦笑)
大島先輩と岬一のカップリングもやはりベタでしたが良かったです。
あと、良かったのはこのセリフ。
『ひとりぼっちの地球侵略』 ゲッサン2014年5月号 p231 小川麻衣子
「格好いい」とか「男らしい」といったセリフだったら何の面白みもありませんが、
そういった含みを持たせつつの、皮肉家アイラらしいセリフだったと思います。
個人的には5巻辺りからアイラ大活躍で嬉しいんですが、古賀さんすっかり影薄くなっちゃいましたねw
○ VANILLA FICTION
内容的には衝撃的なシーンが無ければ相変わらずまーまー。
ドラジェ君のシーンはベタですけど、かえって子供のピュアさが表現される格好になって、
身につまされます。
カラーは綺麗、絵も見栄えする大須賀先生ですが、今回の扉はちょっとうーん...
『VANILLA FICTION』 ゲッサン2014年5月号 p237 大須賀めぐみ
首の長さがまず気になりますが、首根っこに耳が付いてるように見えて非常に怖いですw
妹先生 渚
見事に自分の琴線に触れない作品でした。
正直、『光路郎』はもうちょっと面白かった記憶があるんですけども...
○ ちろり
となりの関くん回。(おい)
このキャラをメインキャラの一人に据えようという目論見があっての今回の話なんでしょうけど、
この漫画の良い所があまり表現されず、正直もひとつ感。
「カフェー」の一言だったり、オチだったりといった所は良かったんですけど、
そこに繋げるまでの話はもうちょっと何とかなったんじゃないかなぁと。
あと、首の長さを意識しすぎてか逆に短くなりすぎてるような。
違和感が出てる訳ではないですけども。
○ ドン・バルバッツァの息子達 (短期集中) 梅内創太
相変わらず気持ちの悪い絵柄が内容とマッチはしているのですが、
『ドン・バルバッツァの息子達』 ゲッサン2014年5月号 p454 梅内創太
可愛らしいキャラクターと、シャルルが頬を赤らめてるシーンが中途半端で違和感。
綺麗なネーチャンのつもりで描いてるキャラはちゃんと気持ち悪いのに。 (コレに関しては褒めてます)
内容的には山賊が襲ってくるってのは何だかなぁな印象。
マフィアのシマかどうかくらいは分かってそうなもんですけど。
とは言え、雰囲気やミステリー、「友達じゃない」といったセリフなどは悪くないですね。
少なくとも前作『Bloody Rose』よりは期待できそうです。
◎ アオイホノオ
「大人はわかってない」発言も良かったですけど、
『アオイホノオ』 ゲッサン2014年5月号 p510-511 島本和彦
何といってもこのシーンでしょうw 腹が捩れました。
実際のアニメがどうだったかはネタバレになるので控えますか。
○ 終末風紀委員会
ちと甘め。漲り方はいいですね。どっちかと言うと滾ってる印象ですが。
ディテールは悪くないものの、内容的にはインパクトには欠けますなぁ。
絵の勢いで大分補えてはいますけど。
○ くちびるに歌を
「このシーンって原作ではどうなってるんだろ?」というのが想像つかないくらいに
自然なコミカライズであるのは確かなんですけど、内容的には相変わらずまーまー。
○ アサギロ
○ あなたに特製チョコレートを (読切) 瀬戸ミクモ
2014年2月号の記事でゲッサンからは戦力外になったと書きましたが、違ってました。すいませんw
最初流し読みしてたのでオチを見て一瞬何のことだかさっぱり分かりませんでした。
『あなたに特製チョコレートを』 ゲッサン2014年5月号 p510-511 瀬戸ミクモ
昨日という言葉だけに反応したので。結局のところ針は何だったのかよく分かりませんが。
勘違いしたのは単に私の読解力が足りなかっただけですが、
ミスリードのさせ方含めてベタなネタだったとは言え、そこそこ面白かったです。
この読切はともかくとして、自分の感情や考えなどをダイレクトに反映できるような漫画の方が、
良い作品が描けそうな印象を受けました。前々から感じてた事ではあるのですが。
少なくとも主人公は女性の方が良さそうです。
ぼくらのカプトン
1,3本は微妙とは言いませんけど、面白いかと言われると...
2本目はそこそこ。
◎ 鉄楽レトラ
物語に枷が必要だとは言え、前半もうちょっと何とかならなかったのかなぁと。
ハードルが視覚に訴えるような明確さが無いので、雰囲気の暗さだけが目に付きました。
『鉄楽レトラ』 ゲッサン2014年5月号 p510-511 佐原ミズ
とは言え、踊りのシーンは素晴らしかったです。美しいと言った方が正確かもしれません。
○ 錦田警部はどろぼうがお好き かんばまゆこ
mini3号に掲載されていた同名タイトルの続編。
『錦田警部はどろぼうがお好き』 ゲッサン2014年5月号 p724 かんばまゆこ
警部がジャックを好きすぎてやたら詳しいといった描写が、キャラ描写を兼ねている
といった前作の構造的な上手さはありませんでしたが、キャラの良さだけで何とかした印象。
ここのところそこそこ面白いクオリティで安定してますねぇ。
これが単一のネタで連載するとなるとすぐにネタ切れしそうですがw
◎ 信長協奏曲
最近微妙だなーと思ってたのですが、おゆき絡みの話はそこそこ。
歴史の解釈をねじ曲げたとかではなく、オリジナルな話で面白かったのって初めてじゃなかろうか...
◎ ツール・ド・本屋さん
個人的には横山先生の筆サインで描いた絵、味わいがあって好きなんですけどね。
キレより暖かみのある線の方が作品にも合ってるんじゃないかと。
それにしてもあだち充先生と森薫先生はキャラ立ってるなぁw