少年サンデーS 201310
週刊少年サンデーS (スーパー) 2013年 10/1号 [雑誌]
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2013/08/24
- メディア: 雑誌
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サンデーS 2013年10月号 p779
twitter: fnishizono
『帝王の教室』 フレッシュガンガン 2007年 春号
『隠密セレブリティ』 フレッシュガンガン 2008年 春号
『キョーケン』 少年サンデー特別増刊R 2008年8月号
『紳士競艇』 少年サンデー超 2009年6月号
『炎激』 クラブサンデー 2010年9月
『バディ!!! BUDDY×BODY』 少年サンデー超 2011年5月号
個人的にはいわゆるTSF (性転換モノ) が苦手な事もあって、
『紳士競艇』や『炎激』の方が好きなんですけど、
連載向きの作品となるとやはり『バディ』になるんでしょうなぁ。
絵は見栄えしますし、コメディも熱血もやれる作家さんなので個人的には超期待。
というか、コレがコケたらサンデーS買う意欲がどんどん削がれてく...
見開き広告だと、普通右側に推す作品を載せるものですが、
なじぇか読切が右側に... 何か理由あるんでしょうか?
月1本くらい読切あった方が個人的には有難いです。
サンデーS 2013年10月号 p778
twitter: syansyan_horse
まんがカレッジ 2012年12・1月期に『バンディ』で佳作
受賞作はクラサンに掲載されたみたいですが、たぶん読んでません。
見栄えはしそうって事しか分かりませんなぁ。
◎ 湯神くんには友達がいない
先々月なんかもそうですが、どうも勢いが落ちてきてる印象。
ストーリーに寄せてることが原因だと思われますが、
2話完結に変えたため、起承の段階で微妙になってるのか、
何かしらの原因でストーリーを進める必要があるからなのか。
まぁ単純にスランプ気味なのかもしれませんけどね。
『湯神くんには友達がいない』 サンデーS 2013年10月号 p83
「視聴者に思わせるべき事をセリフにしてしまうからダサい」のが日本映画の悪しき特徴ですが、
このシーンは「すっげー美人!!」のモノローグがかえって足を引っ張ってる印象。
絵を見れば藤沢さん綺麗って分かりますし。これだけ絵に説得力あるんですから勿体無いです。
× アパートメント・オブ・ガンダム
相変わらずオッサンの私でも刺さりません。
◎THE UNLIMITED 兵部京介
内容が面白いのは確かなんですが、
『THE UNLIMITED 兵部京介』サンデーS 2013年10月号 p144 原作:椎名高志 漫画:大柿ロクロウ
相変わらず内容がどーでも良くなるほどの格好良さ。
個人的にな趣味とは合いませんが、ユウギリの可愛らしさもアクセントになってるんじゃないでしょうか。
○ 名無しは一体誰でしょう?
まぁ面白いって言えば面白いんですが、 (2回目)
この先どうなるか、取っ掛かりを用意してないが故の「先が読めない」なので、
個人的にはもう一つ。
もちろん、こういう方が面白いって人もいるでしょうから、選択肢の一つとしてなら。
キュピコ!
今月はいつもの感じ。
多少ワンパターンな印象もありますが、ある意味正しいような。
◎ 今際の国のアリス
いやー素晴らしい。
攻略法には説得力ありますし、キングの戦法にもまた説得力が。
で、もちろんキャラも。ネタバレ考えるとこのくらいしか書けませんわ。
(くろ) の天使
立場を逆転させる...このブログで言うところの「ロールプレイ」してる辺りはいいんですが、
後半意外性もなくスッと終わった印象。
どうも地味ですなぁ...
と、批評もスッと終わらせるのも何なので。
『(くろ) の天使』サンデーS 2013年10月号 p246 林原翔一
折角前半に枷を作ってるのにも関わらず、最後にその枷を外すような展開にはならず。
今回の場合、目的を達成する (フィギュアが買える) ことで枷を外してもツマラナイので、
より大きなもの...主人公 (?) がフィギュアより大切なもののために
自(みずか)ら枷を外すのが一つの手でしょう。
こうすれば、自(おの)ずと主人公のキャラを描写せざるを得なくなりますし、
ストーリーを進めながら、キャラも描写するような展開になったんじゃないかと。
ストーリーにおいて非常に重要な枷を、最後の最後で諦めるだけの展開。
そりゃ地味に、盛り上がりに欠ける展開になって当然です。
肩透かしさせる手もありはしますが、それならちゃんと読者をミスリードして意外性を出さない事には...
○ ノゾ×キミ
こちらも『キュピコ!』同様相変わらず。
この人は本誌行くべきじゃないかなぁ。
やっぱお色気漫画はキャラとシチュエーションですよ。
◎ 機動戦士ガンダム FAR EAST EDEN
いやー素晴らしい。
『機動戦士ガンダム FAR EAST EDEN』サンデーS 2013年10月号 p318 大谷アキラ
もちろん、漫画にも役立つ訳ですよ。
いわゆるミスディレクション。ある箇所に注意を向けさせ、逸れてる所でトリックをする。
漫画だと、読者をあるストーリーに導き、起承転結の転の部分でそれを覆す。
同じパターンだとそろそろ話が覆るなと思うので... となる訳です。
伏線はちゃんと仕込むものの、それが何を意味するのかは説明せず、
「なるほどそういう事だったのか」と思わせた直後にまた意外性。
ストーリーの構造がきっちりしてると、やはり漫画ってのは面白くなるもんだなぁと。
◎ LASBOSS×HERO
で、この漫画では「退魔師のうち一人を殺す」と選択肢を提示した後、
誰が選ばれるんだろ?と思わせておいて、結局は誰も選ばない。
そして最後のヒキで意外性。
ストーリーの構造がきっちりしてる(ry
○ My Sweet ウマドンナ 馬きゅ〜ん☆
2〜3本目は微妙でしたが、 1本目は結構面白かったです。
毒を吐くにしても、吐かれた人間が笑って許さざるを得ないネタなのはいいですね。
個人的には、もうちょっと私自身にグサッと来る感じのネタだと刺さります。
◎ 女子高生刑事 白石ひなた
今回もタイムリーなネタでした。
『女子高生刑事 白石ひなた』サンデーS 2013年10月号 p406 早坂ガブ
「ハッピースラッピング」がタイムリーって訳ではありませんが、
ローソンの店長の息子が悪さして以来、ふざけた画像晒して大炎上ってのが最近流行り (?) です。
ローソンの事件は7/14なので、アレを参考にして描いたって訳ではなさそうです。
犯人が読める展開ではありましたが、
王道であるが故に、伏線をちゃんと仕込んでるが故に「犯人はこいつだ!」ってなる訳ですし、
犯人が分かってもなおかつ意外性を楽しめる辺り、今回ホント良く出来てるなと。
やはりストーリーの構造が(ry
うろんな3人共
ツッコミのテンポが良くなって、大分マシにはなってるようには思うのですが、
まだ面白いって所には程遠い印象。ネタの問題なんでしょうねぇ。
たぶんコレ、私の感覚がズレてるからそう感じてるって訳でも無さそうですし。
前回の感想がコレですが、今回も大体同じかなぁと。
ただ、今回の場合だと程遠いは言い過ぎになりますし、中には面白いと思う人はいそうな感じはします。
あるあるネタ絡めてるからなんでしょうかね? その辺りイマイチ分かってませんが。
『うろんな3人共』サンデーS 2013年10月号 p464 山田真
で、『湯神』でも書きましたが、もうちょっと絵に自信持ちましょうよw
まぁコチラはギャグですから、イッケメーンって入れるのもアリだとは思いますけど。
夏空エンドラン
「ケッ」と悪態付きたくなるようなごっつピュアな展開ですが、それは私がひねくれてるだけで、
コレはコレでいいような。
漫画にケレン味が必須って訳ではないですし、こういう方が刺さる人もいるでしょうし。
覚の駒
昔、ソード・ワールドというTRPGのノベライズ『レプラコーンの涙』の中に
『ジェライラの鎧』という話がありました。作者は山本弘。
レプラコーンの涙―ソード・ワールド短編集 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 水野良,安田均,米田仁士
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 1990/01
- メディア: 文庫
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ある程度ソード・ワールドの世界を知ってた方が楽しめるのは確かですが、
知らなくても楽しめるようにはなってた記憶があるので、未読の方はぜひ。
で、ひょっとしたらこの話がモチーフになってるんじゃないかなぁ...
『ジェライアの鎧』 レプラコーンの涙―ソード・ワールド短編集 p215 作:山本弘 イラスト:米田仁士 富士見ファンタジア文庫
『ジェライラの鎧』で最も印象的な、裸になって採寸を、って感じのシーンもありますし、
「前に吟遊詩人がこんな歌を唄ってたのを聞いたことがある。『野に咲く花は美しいけど、摘めば花の命は終わる』……君は僕の花なんだ、ジェライア。愛してるからこそ、摘みたくないんだ」
『ジェライアの鎧』 レプラコーンの涙―ソード・ワールド短編集 p220 山本弘 富士見ファンタジア文庫
割とこういう内容にもなってると思います。
『覚の駒』サンデーS 2013年10月号 p525 内富拓地
他にも身分の差など共通点はたくさんあるのですが、こちらはどうも面白いと感じない...
どうしても意外性が出しにくいって事と、
構造的に過去シーンが必須だって事も問題があるんじゃないかなぁと。
今更どうすることも出来ませんが。
一番のネックはキャラ描写に割くページがどうしても少なくなることなのかも。
キャラの色気で何とかしようという意図は見え、解決策はソコじゃないような気はしますけど、
弥縫策としてアリなのかもしれません。
というか、難しいんですよねこの漫画。棋譜など、縛りが多くて。それを1話完結で、となると..
◎ KING GOLF
『KING GOLF』サンデーS 2013年10月号 p595 漫画:佐々木健 技術指導&監修:谷将貴
この漫画の基本は下克上ですなー。
この前の回のサイレントも、いかにプロが綿密な下準備をしているのかが伝わって面白いです。
ちいさいひと
扱ってるテーマはいいんですけど、お父さんこえーって感じには。
まぁ加減が難しいとは思いますけどね。あんまりやり過ぎると読まれなくなりそうで。
ささみさん@がんばらない
うーん...良く出来てるとは思うんですけどねぇ。
◎ 青いね芝くん!
『青いね芝くん!』サンデーS 2013年10月号 p678 木村光博
何たる羞恥プレイw ラブコメは照れてナンボ。
ちなみにモーツァルトのアレは『のだめカンタービレ』でも触れられてましたが本当です。
蹴球
キャラの個性が描かれてる辺りは結構いいんですが、それでもイマイチパッとしない感じ。
空回ってますからねぇ...
◎ NICO
『GS美神 極楽大作戦!!』 26巻 p74 椎名高志
以前『時坂さん』の記事でこの画像を引用しましたが、
『NICO』最終話はこの話がモチーフなんでしょうか?
『NICO』サンデーS 2013年10月号 p678 狩野恵輔
『GS美神』では場所とヒト(横島)を浄化してましたが、『NICO』では場所のみ。
『GS美神』では横島が神々しいオーラを出してたくらいでしたが、
『NICO』では汚れが自分の内面へと移る設定に。おかげでキャラがツンデレになってます。
「巨乳キャラばっかだからたまには貧乳出せ」と散々書いてましたがようやく出てきましたし、
細かいツッコミ所がちゃんとギャグになってますし、
キャラ紹介もコンパクトに纏めつつコメディになってますし、
オチもしっかりと天丼で締める。
やはり狩野先生はやれば出来る子だと思うんですよね。
それだけに2巻で打ち切りなのはホント勿体無いです。仕方ないですけども。
全体的に見れば○。
『WONDERLAND MUSEUM』同様、1巻掲載分は無印で2巻掲載分は◎。
後半になって、ようやくポテンシャルが発揮できるようになったんじゃないかと。
何だかんだ言って狩野先生は能力系バトルが合ってそうなので、
個人的には次回作も能力系バトルにチャレンジして欲しいなぁと。個人的には本誌でもやれると思ってます。
絵の余裕の無さも大分改善されてますしね。
ただ、恐らく打ち切りでしょうからよっぽどいい作品を作らないことには...
◎ ともだちテトラ
甘めですが。いい締めでした。
全体的にみれば○。
個人的にはもうちょっとファンタジー色が強い方が良い作品になったんじゃないかなと。
可愛らしさと熱血を同時に出すってのは難しいのかもしれませんが、
ある程度は出せたとは思いますね。
× ネッコロ
不条理でも何でもねぇ...