少年サンデーS 201308

この企画は中堅の虫干しの為なのか、それとも矢立肇の中の人を養成する為なのか。

以前サンデーSのガンダム企画をこう批判しましたが、前者なんでしょうかw
『FAR EAST JAPAN』も目次の方は原作表示消えましたし。
サンデーS 2013年8月号 p772

ここでまさかの春風邪三太先生とはw
西森博之先生の元アシで、『スピンナウト』では西森先生との共作、
以降は基本的にポケモン関連の漫画を描いてたみたいです。
確かに『ガンダムA』でもトニーたけざき先生の『トニーたけざきガンダム漫画』や
大和田秀樹先生の『機動戦士ガンダムさん』が掲載されてたりするんで、
この路線もアリだとは思います。
トニーたけざきガンダム漫画』 p76 トニーたけざき 原作/矢立肇富野由悠季 角川書店

ただ、トニー先生のイカれた(大絶賛)ギャグや、大和田先生のような堅実性が出せるかと考えると...
まぁファーストガンダムが好きな作家さんとなると、どうしても中堅以上になっちゃいますけどね。
ちなみに『トニーたけざきガンダム漫画』は個人的に超オススメです。
(ただし1stガンダム世代)


THE UNLIMITED 兵部京介
THE UNLIMITED 兵部京介』サンデーS 2013年8月号 p24 原作:椎名高志 漫画:大柿ロクロウ
なんかもーキャラが超格好いいだけで許せるレベル
なんですが、コミカライズも上手くやってるんじゃないかと。
ヒノミヤの無効化能力に関しては微妙にツッコミたい所
ではあるのですが、それはコミカライズの問題ではないですしね。
別に紅葉が好きって訳でもないのですが、
『UNLIMITED』は (アニメそもままとは言え)イチイチ
ポーズが格好いいのがたまりません。
で、そういうコマに限って縦に長いという。


















機動戦士ガンダム FAR EAST EDEN
いやー、まさか◎付ける事になるとは...
ギムレット小隊のくだりも中々イキですが、
機動戦士ガンダム FAR EAST EDEN』サンデーS 2013年8月号 p57 大谷アキラ

これは渋い。極渋ですよ!
いかにも現場の人間が考えたカスタマイズ。
他の機体にも期待したいところですね。
ただまー主人公の機体も渋いとなると、ちょっと違う感がありますけども。


湯神くんには友達がいない
正直、今までで一番面白くなかったですね... それでも印は付くんですがw
新人の時の失敗なんてのはあるあるネタではあるんですけども。
アシスタントの初日に寝坊して畑先生に家まで呼びに来られ人や、
ヘルプに入って間もない頃に畑先生の家のトイレを詰まらせたり...
1話完結ではないので、この後の巻き返しに期待。


◎ 名無しは一体誰でしょう?
完璧。
『名無しは一体誰でしょう?』 サンデーS 2013年8月号 p130 原作:山田鐘人 作画:岡崎河亮

ギャグの描写を伏線に。正直やられました。
掴みが特徴の作家さんなので、連載してどうかなぁという不安はありましたが、
これならやれそうな感じ。
作画のアクションという課題はまだ残ってますけども。


ノゾ×キミ
まーこの漫画に関しては何も言うこと無いですw
個人的には○ですが、漫画のデキに関しては◎。サンデーSで連載するには勿体無いレベルです。


覚の駒
藤田和日郎先生ところで元チーフアシ。
twitter
師匠の藤田先生の指導が熱いです。 劇熱ですw



藤田和日郎
おはよう内富。ついに「覚の駒」サンデースーパーで連載だな!1人で連載大変だろうががんばれよー!
RT @UCHITOMITAKUJI: おはようございます。内富です。サンデーSにやっと一話目が載りました…が反省しきりです。ご指導ください。
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藤田和日郎
新人の漫画家は本に自分の作品が掲載された所から進化が始まるんよ。他の先輩方は皆、線がキレイだし見やすいだろ?それでおれも何とか届きたいな、と努力し始めるんだぜー。
RT @UCHITOMITAKUJI: 内富です。サンデーSにやっと一話目が載りました…が反省しきりです。
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藤田和日郎
「覚の駒」は、妖怪のサトリが時代を超えてヒトの心を、将棋の対局で覗いてゆくハナシだろ?その発想は珍しいからイイとおもうのよ。サンデースーパーにはないタイプだし。
RT @UCHITOMITAKUJI: ありがとうございます。携帯だとリアクションが遅れてしまうでも届いてよかった
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藤田和日郎
だからこそ、その狂言回しとなる妖怪 サトリの描写がちゃんとしてなきゃダメじゃんか。他の登場人物と同じ線で描いちゃいけないのよ。これは人外の者……その存在を、自分んでおののいて描いたか?
RT @UCHITOMITAKUJI: ほんと絵の見ずらさにはへこみました。改善したい…
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藤田和日郎
線を軽く描くくらいじゃ足りないのよ。キレイな線を描こうとしたらダメ。異形は、線にその存在の「変さ」がこもるんだよ。じっくり気持ちを込めてペンを動かさんと異界の面妖さは出まへんで。
RT @UCHITOMITAKUJI: 覚の方は少し軽く描いたつもりなんですけど、うーん…
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藤田和日郎
ページの事情もわかるけれど、主人公のサトリまできゅうくつに描いてどうすんだよ。>_<異界のモノはそれがまとった雰囲気まで引き連れて来るんだから空間を明けて描かんと駄目なんだよ。
RT @UCHITOMITAKUJI: …逆にかいてしまってました。人を重く。うう、しまった
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藤田和日郎
すぐ取りかかってな。週間連載でおれのチーフアシをやってくれてた君ならちゃっちゃできるよね。(笑)それとサンデースーパーの読者に限らず今の読者は太い主線が、泥臭いと思うから注意
RT @UCHITOMITAKUJI: 今、三話目ペン入れなんでなんとか改善できないか見直してます
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藤田和日郎 おれも「うしおととら」やり直したいけど、直せないのよ。(笑)連載は出港したら港に戻れない船なのよ。海の上で穴ふさいだり、エンジン調整したりして最終回を目指すしかないのよ。
RT @UCHITOMITAKUJI: 異形表現か、一話目からやり直したい
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藤田和日郎
「覚の駒」は、敵を倒すような話じゃなく、過去と現在入り混じる複雑な プロットを持った話だから、流し見の読者に読んでもらうためにサトリとゲストの違いを強調するのが大切よ。
RT @UCHITOMITAKUJI: なるほど、空間ないです…圧迫感、反省です
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藤田和日郎 だから、サトリの絵、まとってるムード、空間が絶対目立たないと駄目なのさ。サトリと蜘蛛のコンビはイイと思うけどね。
やっぱり肩の上の小動物はいいだろ?ディズニーで学んだ通りだ。(^◇^)
RT @UCHITOMITAKUJI: なるほど、空間ないです…圧迫感、反省です
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藤田和日郎 それをこれからイイ線にしていかなきゃな。キャラクターの線を引けば引くほど、自分の気持ち良い線が、わかってくるもんなのよ。
「覚の駒」一回くらいじゃまだわからんだろうけどね。
RT @UCHITOMITAKUJI: キャラの線とアシスタントとしての線との差は身に染みております
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藤田和日郎 汚ない。見づらい。フキダシが小さい。擬態語がコマの外に飛び出て読めない。 編集部では、何で今この古臭い絵柄だよ?の会話もあったってさ。(笑)そしてずーーっと机にへばりついているのが苦痛でさ。
RT @UCHITOMITAKUJI: 藤田さんの連載初期はどんな悩みがありました?
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藤田和日郎 ちょい待ち。描き込めっつってんじゃないよ。線に責任を持って、気持ちを入れて描けってコトなのよ。シンプルな絵でもいいのよ。内富はサトリをもっと大事にしてやるの。
RT @UCHITOMITAKUJI: むしろ描きこみは覚の方か…うわああ、でもやるしかないですねここから
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藤田和日郎 OK。頑張ってや。「覚の駒」あ、それとサンデースーパーの読者と一緒におれも願っとく。女の子可愛いの描けよー。
RT @UCHITOMITAKUJI: 言葉間違えました。はい。伝わってます。
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藤田和日郎 うしおととら」初期に我が師匠あさりよしとお先生からご意見もらったんだ。「ダンナ。女の子がかわいくないよ。おれたちはサービス業なんだぜ……。」って。これは20年以上経った今でも胸に刻んでるコトバ。内富わかるよな?
RT @UCHITOMITAKUJI: はい。伝わってま
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藤田和日郎 すぐ目指せー。( ̄▽ ̄)読者はちょっとも待ってはくれませんよー。なんせ内富よりシンプルな新人の漫画は他にヤマのようにあるんだかんなー。(笑)
RT @UCHITOMITAKUJI: なんとかストーリー的にもシンプルさを目指します。二話目は多少わかりやすいんじゃないかと…
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藤田和日郎 やる気いっぱい、はイイな。こっちまで元気出るもんな。( ^ω^ )トミー。長い間アシスタントで苦労して、ようやく連載をもらったんだから、思う存分ぶちかませ!
RT @UCHITOMITAKUJI: はい。がんばります!やる気いっぱいです!
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「女の子可愛いの描けよー。」と「太い主線が、泥臭いと思うから注意」には同意しますが、 (個人的には可愛い女の子いなくても読みますし、太い主線の漫画も好きですけども) それ以外は個人的にそこが問題なのかなぁという印象がw まぁ偉い先生がこう言ってるんだから、そうなのかもしれませんが。 で、この漫画の個人的感想としては 『覚の駒』 サンデーS 2013年8月号 p195 内富拓地 ツッコムのも無粋だろと思わせる戦闘機の上での対局ってのは悪くないと思いますし、 いかにも藤田組だなぁという絵と内容なのですが、それが故に個人的にはピンと来ません。 藤田和日郎先生の作品が大好きな人が読むと、また違った見方になるんでしょうけど。 キャラの外見をあまり気にしない私にとっても、いいキャラだなぁとは思えませんでしたし、 意外性や論理的展開が好きな私がピンと来ないという事は、話がベタだという事でしょうし。 だって、兄貴が敵のパイロットって話がでたら、誰しもこうなるって思うじゃないですか。 感情と将棋の一手をシンクロさせる構造自体は悪くないとは思いますけどねぇ... キュピコ! 前回と同様の感想。

この作品も『ノゾ×キミ』同様、書くことが最早無いですw
キャラとシチュエーションが命の作品ですから、そこがマンネリ化さえしなければ。

客観的に見れば、王道の作品だとは思います。


今際の国のアリス
面白いって言えば面白いんですが、あんまりステージが変わった感じがしないのはちょっと...


KING GOLF
やはり真面目にゴルフやると面白いすなー。
フツーのスポーツ漫画は相手の特徴を引き出す為にオールラウンダーが主人公になりがちなんですが、
この漫画は違うので、当然ながら敵として出す訳ですな。


○ 女子高生刑事 白石ひなた
解決編なんですけども、何かフツーに終わった印象。
どうやったら元に戻るかの設定は良かったです。


うろんな3人共
相変わらずネタが一つも笑えない...
テンポは良いですし、つまらなくは無いんですけども。


(くろ)の天使
2回めにしてタイトルネタバレ回。なのにこの盛り上がらなさよ。
ザンネン系公務員というより、単にザンネンな漫画というか、器用貧乏というか。
これほど伸びしろを感じない作家さんも珍しいんじゃないかと。


◎ LASBOSS×HERO
うーん何か今回フツーだなーと思わせといてコレですよ!
『LASBOSS×HERO』 サンデーS 2013年7月号 p472 葛城一

ハルヒ』同様、何でもやれるのがこの漫画の特権でもあるんですが、
大切なのはそのカードをいつ切るか。
折角使える手札ですから、意外性を持たせた方が効果的ですし。


ささみさん@がんばらない
もうちょっと頑張った方が良さそうな... まぁ作画は頑張ってるんですが。
クオリティ的にはすっかりサンデーSに馴染んでる印象。


蹴魂
盛大に空回ってる印象。
単純にピンチが起きても、共感できないと熱血系はどうしてもこうなりますわなぁ。


夏空エンドラン
えーっと... どこが急展開?
いつもとおりの元の意味での「やおい」な感じしかしないのですが...


芸術捜査班!!
今回のトリック自体は悪くなかったんですけどね...
全体的にみても無印。
いくら何でもワンパターンすぎました。もう少しキャラの幅を見せて欲しかった気がします。
まぁ推理モノってのは基本ワンパターンなので、私の見方が間違ってるんでしょうけども。


NICO
いくら何でもエンジン掛かるの遅すぎた感。
恐らく2巻打ち切りコースでしょうが、今回は狩野先生の持ち味を存分に発揮できてるんじゃないかと。
...そういう意味でも『WONDERLAND MUSEUM』と似てますねぇ。
2012年7月号の『WONDERLAND MUSEUM』や、ゲッサン2012年6月号の 『パピヨンの風』
そして2013年1月号NICO』の記事で触れましたが、



GRGR_
『AREA D』で改めて思ったけど、自分の能力ペラペラ喋るのはどうもなー。 『H×H』みたいに「それが発動の条件」だったり「他の能力を悟られないようにするため」ってな感じなら別だけど。喋るにしても何かしら工夫が欲しい。
link

NICO』 サンデーS 2013年1月号 p50 狩野恵輔

個人的にはこういう演出は好かんです。
まだこのシーンは後で殺すつもりだからいいんですが、主人公もペラペラと喋ってるのがねぇ...
後付でいいですから何かしらの理由が欲しいかなぁと。

こう批判しました。
伏線張った段階で、今回のオチは大体読めてはいたんですが、
NICO』 サンデーS 2013年8月号 p701 狩野恵輔

この持っていきよう。
『H×H』の「ボマー」のような「発動の条件」ではありませんが、 (故に工夫を凝らしてる)
推測した「発動方法」を語ることでメラとの駆け引きや反応を引き出し、
なおかつ『パピヨンの風』のような時間稼ぎを、発動方法に時間の縛りを入れることで必然性を高め、
読める人には読める展開も、待っていた展開が来た感じになってると思います。
ちゃんと織部が来る前に「使い方が分からない」って言ってるあたりも素晴らしい。


どうしてもこういう漫画だと、技や魔法の説明が必要になってきますが、
ただ単純にペラペラとキャラが何の必然性も無くしゃべるのではなく、
そこにどう演出や必然性を絡めていくか
漫画が面白くなる方法のうちの一つだと思うんですよね。
こういう漫画が描けるポテンシャルのある作家さんなのにも関わらず、
巻末付近に追いやられてる現状が勿体無くてね...


My Sweet ウマドンナ 馬きゅ〜ん☆
3、4本目が微妙でしたが、2話目はまーまー。
個人的に1話目は笑いましたw なので、間をとって○くらい。


○ ともだちテトラ
今回もまーまー。
もうちょっと召喚獣がワラワラ出てくるような感じの方が良かったような気も。
今回ポトフとカープのやりとりが微笑ましかっただけに。


◎ 青いね芝くん!
最後の展開がありきたりだとは思うのですが、
基本的には王道で進めつつ脳内ツッコミで何とかする漫画だから、いいのかな?
その辺りは今回もキレキレでした。変に詰め込むよりやっぱいいですね。


ネッコロ
読んだ時間を返してと言いたくなりましたw
まぁこの人らしい味はあるので、いいんですけども。