ツール・ド・本屋さん 1巻

一応amazonのリンク貼ってますが、本屋さんの漫画ですからなるべく書店で買ってくださいねw


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検索してみたら、2011年12月号の時点

これ、単行本化できないかなぁ...
出しても売れる保障はしませんけどね。私は買いますが。

と書いてましたが、2年越しで念願が叶いました。
『ツール・ド・本屋さん』 ゲッサン2013年1月号 p725 横山裕二

市原編集長、本当に有難うございます
当日の昼に無理してTSUTAYAへ買いに行ったんですが、翌日には市内の大型書店は全滅でした。
まぁ一番仕入れそうな店で買ったにも関わらず2冊しか置いてなかったんで、
そもそも置いてなかった店舗もありそうですけども。
ローカルではそういう状況でも、増刷掛からないって事は、残ってる所では残ってるんでしょうけども。
この辺りのことは後で触れるとして。


この漫画、どういう内容かというと、例えば最初の四国編だと
『ツール・ド・本屋さん』 1巻 p8 横山裕二

1) 1ヶ月で四国を巡る
2) 書店にゲッサンのPOPを描いてくる。


『ツール・ド・本屋さん』 1巻 p10 横山裕二

3) 旅費はPOP1軒につき500円の歩合制


というものです。
自転車漫画的なものを期待すると肩透かしを確実に喰らいますが、
旅漫画的なものが好きな人なら買って損はない漫画だと思います。
ぶっちゃけ
『ツール・ド・本屋さん』 1巻 p31 横山裕二

営業の人じゃなくて漫画家さん本人なんですか!?
なんでこんなことしてるんですか…

こう突っ込みたくもなるのですけどねw



高倉陽樹
本日、「犬部!」一巻発売となっております!よろしくお願いします〜。で、これから販促ビラ配りの営業に行ってまいりますよ・・・ママチャリで。芸人みたいだよなあ。何させるんだ編集部w
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高倉陽樹
打ち合わせ終了です。根気強く一緒に漫画を作ってくれる担当様には感謝です。ビラ配りさえなければビラ配りさえなければ。
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基本的には、漫画家さんに営業させるってのは感心しないんですが、 『ツール・ド・本屋さん』 1巻 p8 横山裕二 それを漫画家さんが喜んでやるんなら話は別です。 私からみてゲッサンが良い点の一つは、漫画家がやりたい事をなるべくやらせる事です。 想像ですが、横山先生が自転車好きかつバックパッカーやった事があるから、 こういう企画にしたんじゃないかと。 まぁ営業活動するためにあった方が便利だからこそ単行本化されたという面もあるでしょうしねw 2) 書店にゲッサンのPOPを描いてくる。 3) 旅費はPOP1軒につき500円の歩合制 に関しては四国・東海道・沖縄 (1巻収録) 群馬・島根 (単行本未収録) 編の全て該当しますが、 1) 1ヶ月で四国を巡る に関してはもちろん地域は変わってますし、期間も沖縄に関しては区切られてません。 この漫画で唯一ネックになりうるのは、縛りというか、枷をどう掛けるか?という所です。 例えばPOP1軒につき500円という縛りは、ネタ的には中々面白いんですけども、 それを漫画の面白さとしてフィードバックしにくいんですよね。 『ツール・ド・本屋さん』 1巻 p112 横山裕二 週一回程度の宿泊や離島への交通費は別会計だったりと曖昧ですし、 この縛りに苦しんだというシーンは四国編で2回だけで、以後スルーですし。 単行本未掲載ですが、他の縛りとして、群馬編の「MIXにちなんだもの」は無茶振りでしたしね。 どないしたら面白くなんねんと。たぶん市原編集長のアイデアだと思いますが.... で、東海道編では 『ツール・ド・本屋さん』 1巻 p66 横山裕二


横山裕二
ちなみにツールドB級グルメは@GRGR_ さんにアイデアいただきました!ありがたや〜。
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と、私が提案した「ツール・ド・B級グルメ」が縛りとして採用されました。四国編の段階で、

後、地方都市を巡回してるんですから、「そこに行ってみたいな」と思わせる何かが無いと。
安直ですがローカルグルメと観光名所って所でしょうか。

と思っていたので。
『ツール・ド・本屋さん』 1巻 p29 横山裕二

まぁ、既にそういうアイデア自体は出てましたけども。B級グルメとは書いてませんが。


個人的に「ツール・ド・B級グルメ」は思った以上に面白かったです。
「たまごふわふわ」や、漫画の中では触れられてませんが「とんてき」は食べてみたいと思いましたしね。
とは言え、「そこに行ってみたいな」と思わせる必要があるのですから、
もう少しどういう味がするのかとかいう説明も欲しかったですが。
漫画の尺の問題もあるでしょうが、twitterでもその辺りにほとんど触れられてないので、
その辺りを全く意識してなかったと思われますね...


そして、漫画の面白さに関してはフィードバックできていましたが、
縛りとしてはあまり「ツール・ド・B級グルメ」は適切では無かったように思います。
楽しい事なので、枷には不向きかと。


ただ、沖縄編ではこの経験が活きたからか、さらに面白くなってると思います。
『ツール・ド・本屋さん』 1巻 p130 横山裕二

秘密のケンミンSHOW』や『ナニコレ珍百景』のような、ローカリティの面白さなんですよね。
尺の問題もあったのかもしれませんが、四国編では休憩所くらいしかローカルな描写無かったですし。


連載が続くにつれ、書店の店員さんをはじめ、旅で出合った人の描写が増えてるのもいいですね。
これもページ数の問題はあるでしょうけども。
一番のベースは書店さんへの営業の漫画ですから、
自分が漫画に載ったとなれば店員さんも喜んで営業してくれるでしょうし。
例えば四国編で登場した小山助学館さんはブログで漫画まで描いてます。


5月からまた旅をするみたいですが、
『ツール・ド・本屋さん』 1巻 p83 横山裕二

こう描いてるように、恐らく「山口県凱旋ツアー」になると思われます。
ということでここで提案。


縛りとしては、返本された単行本を書店に並べてくるのはどうでしょうかw
ここからが真の『ツール・ド・本屋さん』ですよ。
ゲッサンのPOPでの営業はもちろんですが、自分の単行本の営業しにいかなきゃならんと。


書店1軒につきサイン本2冊配るとか、それなりに大きな書店でミニサイン会をするとか、
他にも何かしらアイデアが出てきそうですし。
東京から単行本を持っていくってのは無理でしょうから、途中で単行本を補給しながらって事になるでしょうが。
幸い、書店を巡るんですから補給基地には事欠きませんし。
どの書店をいつ訪問するとか、どこに何冊用意するとか、
予め予定を立てておく必要が出てきそうですけども。