富士昴先生の次回作にご期待ください! #2
ということで続き。
既に記事一つ分の分量になったので、個人的な趣味丸出しの次回作案については#3で。
6) 『動物がお医者さん!?』を振り返る
『動物がお医者さん!?』の最終話で、こういうシーンがありました。
『動物がお医者さん!?』 サンデーS 2012年11月号 p778 富士昴
あの時、あなたがいたから、”今、ここ”がある……
素晴らしいシーンです。
このロジックが正しいとするなら、次のようなロジックも成り立つでしょう。
『動物がお医者さん!?』があったから、次の作品がある。
ということで、『動物がお医者さん!?』で何の経験値を溜めたのか、
次の作品に活かせるのは何かを考えてみます。
fujisubaru | とりえあえず、ブログには書けないコメントをココで言っておこう。とにかく、この連載はしんどかった。専門知識ゼロから自分で資料収集して、「メインキャラの心理」「患者キャラの心理」プラス、そこに「動物キャラ」の3つを絡めて話作らなきゃいけなくて、室内が多いので絵作りが難しくて・・・ |
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fujisubaru | @GRGR_ ラブコメくらいしか描けないよ・・・と思って描いてました。でも今見ると、ラブコメの皮を被った人間ドラマになっちゃってるなーと思ったりもしますorz |
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・専門知識ゼロのネタモノ
・3つの要素を絡めてストーリーを作る
・室内が多くて絵作りが難しい
項目別に分けるとこれらの要素がボトルネックになってたとつぶやいているので、
基本的にはこれを解消する、言い方を替えると次回作ではこれを避けるという事になります。
・ネタモノは避ける、もしくは専門知識のあるネタモノ
・2つの要素までなら何とか
・室外か、室内でも絵作りをし易い工夫をする
逆にするとこうなります。
富士先生が酒以外にどんな趣味を持ってるかは知りませんが、
恐らく酒についてもどの銘柄が好きというのはあっても、専門的な知識があるようには見えないので、
基本的にはネタモノを避ける方向にはなるでしょう。
もう一度アニマルセラピーをやれば専門知識は持ってますが、やはり3つの要素を絡める必要が出てくる
ので、これは無理でしょう。
但し、関連して心理学や精神医学も調べてるでしょうし、ある程度融通は効くでしょうから、
この2つならアリでしょう。
アニマルセラピーの知識を活かす方法もあります。テーマがアニマルセラピーだったからこそ
タスクとして「動物キャラ」を絡める必要があったが故に負担になっていた訳で、何らかの方法を解決する
ツールとして使うならば、負担にならない場合にのみ活かすことも可能でしょう。
まぁアニマルセラピーはそれほど融通が利くとは思えないので、あまり使う機会は無さそうですけども。
絵作りで恐らく一番苦労したのは「もち子」回でしょう。
fujisubaru | 山場のシーンの演出がピンと来なくて困る。猫とおっさんが密室で話してるだけ(笑)参考になりそうな本を書庫で漁り中 |
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