The Structure of "She is the Pop'n Princess" #1
- 作者: クリスタルな洋介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2012/06/18
- メディア: コミック
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まぁこういう企画があるので。
『ひめはじけ』帯
[ひめはじけ]第(1)巻発売記念、特別がっかり企画!
がっかり直筆サイン色紙 5名プレゼント!!!
[応募方法]ブログ・ツイッター・その他SNSなどで『ひめはじけ』第(1)巻の感想を
お書きの上、感想をお書きになったブログ・ツイッター・その他SNSなどが読めるページ
のURL・閲覧方法と住所を記載して、WEBサンデー(websunday.net)・まんが家バックステー
ジ内にあるクリスタルな洋介先生のページの「励ましメール」にてご応募下さい。先生が感想を読み、
励まされたり落ち込んだりした上で、当選者の方にがっかり直筆サイン色紙を送らせていただきます。
[締切]2012年7月末日[当選発表]2012年9月末日までに、発送をもって代えさせていただきます。
※ブログなどのタイトルだけでは閲覧できない場合、ご感想をお書き頂いた日時もご記載ください。
応募フォームはこちら
前作『オニデレ』が完結した際に記事を書こうと思ったまま結局書けずにいましたし、
せめて『ひめはじけ』1巻が発売されたら記事を書こうと思っていたのですが、
この企画のおかげで個人的にはかえってやりにくくなったというか...w
1)元々「作者は読まないで!」と訴えてるブログなのに、この企画に応募するのはどうなのよ?
2)折角の企画なのに、サンデーの漫画に関するブログを書いてる人間が応募しなくてどうする?
3)クリス先生がtwitterの右も左も分からない時に何かの間違いで相互フォローになっちゃったのに、
企画無視するのはどうよ?
この辺りでグルグル考えてましたが、このテの企画が続いた方が面白いと思ったので、
枯れ木も山の賑わい的な観点から応募してみようかと。
ということで本題に入る前に、折角なので#1では『オニデレ』についても書いてみます。
※ 9/14追記 当選しましたw (本名書いてある部分は削除してます)
結局何人応募したんですかね... c-wwwの深沢さんが応募してたのは見たんですが。
1) オニデレ
- 作者: クリスタルな洋介
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/05/18
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なぜなら、面白くないからと3話で切って読んでませんでしたから!
当時は数少ないサンデー本誌の作家さんだったのでフォローしたという感じでした。
(今では基本的に漫画が面白いと思った人に限ってますが)
困りながらも、フォローされたんだし今週からは一応目は通すかという感じで
サンデー本誌を読んだんですが...
これが面白かったんですよ。
私はギャグ漫画は結構好きで、たとえば昔は『3年奇面組』とか大好きだったんですが、
おっさんになるにつれギャグに耐性が付いていき、
ちょっとしたギャグじゃ笑えない体質になってるんですよね。
耐性というより、笑える範囲が狭くなったというか。
おっかしいなぁ、確か個人的には全く刺さらない作品だったのになぁと、
試しに単行本1巻買ってみたんですよ。
これがまるで面白くないw
7巻まで買い揃えた段階で分かったんですが、
個人的には合宿編の6巻までと、7巻以降では面白いかどうかがハッキリと分かれました。
担当が茂木さんから小倉さんに替わった影響もあるのかもしれませんが、
個人的にはコレが一番大きいと思います。
『オニデレ』 7巻 p48 クリスタルな洋介
実際には7巻掲載分から面白くなってるのでアンジーが原因という訳ではないのですが、
彼女に代表される小芝居の要素と、誤解を軸にした話の展開
(このブログでは「キャラへのミスリード」という表現を使ってます)
この2つの要素が上手く回り出したのが原因ではないかと思います。
まぁ誤解の要素は全く無かった訳ではないんですけどね。
で、なぜこの要素を使い出したかですが...
※ ここからが妄想と決め打ちですので、眉に唾を付けてお読みください。
クリスタルな洋介 | @botekote 増刊掲載、おめでとうございます!一足先に祝福!M・S DOLLS面白イッス!あの劇場になる瞬間がたまらんッス! |
link | クリスタルな洋介 | サンデー超のM・S DOLLSを何度も見てしまう・・・。突然始まるシチュエーション劇が面白すぎる!・・・しかしコレホントに一人で描いてるんですか・・・・凄すぎる・・・ |
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この漫画の目的は「他人の思考のスキ」を突くこと(まぁギャグの基本でしょうが)だと思いますが、
主人公が宇宙人なので変なこと考えても普通だと思ってしまいました。
フォーク投げると分かっててフォークが来る感じでしょうか。
ミスリードを起こさせるような常識となる起点がないんですよね。
タイムスリップは無理でもレプリカ製造や女性化は出来るという設定も、読者から見ればどこまでが出来るかなんてわかりませんし。
これもムチムチのポジティブフィードバックと同じで、ギャグまんが家が陥りがちな罠だと思うのですが、
意外性のあるギャグを出す→慣れる→もっと意外性のあるギャグを!
という風に循環して、一般的な読者が付いていけなくなるパターンじゃないかと。
クリス先生にしてみれば、この作品でも目一杯までは弾けてないのかもしれません。
アンケートの結果などは判りませんが、たぶん微妙だったんじゃないかな...
今から考えると、あえてやり過ぎてみてやっぱりここまで行くとダメだと分かったという点で、
意味のある失敗作だったんじゃないかなと個人的には思います。
The Structure of "She is the Pop'n Princess" #2に続きます。