※前回コメントを貰った箇所に追記しました。大したこと書けませんでしたが。
○ MIX
まさか印打つことになるとは...
お偉いさんの援助で〜ってのは昔やったネタなのかもしれませんが、それでも案外面白かったです。
途中で監督替わったりするんですかね?
次こそは評価から外します。
◎ ひとりぼっちの地球侵略
いやー、本当に素晴らしい。
ちょっと、いや大分変な人ってのをこういう風につなげてくるのか...
最近、改めて「同じことをやってても、一つ情報が入るだけでガラリと印象が変わる」演出って面白いなーと
思ってたところなんですが、まさにそんな感じの演出。
そして、こういう心の揺れ具合を描かせたら天下一品ですな。
『ひとりぼっちの地球侵略』 ゲッサン2012年7月号 p78 小川麻衣子
小川先生のボーイ・ミーツ・ガールものは、どれも素晴らしいと思います。
ゲッサンで載った2作品は『とある飛空士への追憶』4巻に収録されてますが、サンデー超に載った2作品も単行本化して欲しいですねぇ。
タケヲちゃん物怪録
個人的に合わないのでやはり印は付けないんですが、
普通の漫画なら手垢の付いたご都合主義な展開を、持ち味として扱えるのはこの作品の強みですね。
こういう作品だからこそ、意外性を出すとより効果的に作用するなーと思いました。
◎ ハレルヤ オーバードライブ!
『ハレルヤ オーバードライブ!』 ゲッサン2012年7月号 p144 高田康太郎
こういう描写は進研ゼミの仕事を受けたのも関係あるんですかね?w
というか、ブログでこの事触れてませんでしたね...
今になって初めてアニメを観たんですが、クオリティ高杉www
主題歌をgood-coolが作曲してたりとかキャスティングも無駄に金掛かってますし。
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高田康太郎 |
@GRGR_ 監督さんとお会いしてみたところ、「たまたま本屋でハレルヤ見て決めた」と言う事らしいです。他にも色々な漫画家先生が参加されてる企画らしいし、マングローブさんがやるという事で面白そうだなと。時間的に断る事もできましたが、何事も経験かなと思いまして。 |
link |
ちなみに、この仕事が回ってきた経緯はこういう事らしいです。平積み大切。
「マングローブさんがやるという事で」というのは、高田先生の師匠である畑健二郎先生の『ハヤテのごとく!劇場版』
を手がけたのがマングローブだったという意味でしょう。恐らく。
『ハレルヤ オーバードライブ!』 ゲッサン2012年7月号 p155 高田康太郎
この辺りも『ハレルヤ』と『銀塩少年』は表と裏、という感じがしますね。
『銀塩少年』もヒロインに想いを届けたいという主旨でしたし。
表と裏の話は以前書きましたのでそちらも参考に。
他には日向が格好良かったりコデマリのポニーテールが妙に可愛かったりと書けることはいろいろありますが、
あえてこの画像を。
『ハレルヤ オーバードライブ!』 ゲッサン2012年7月号 p153 高田康太郎
ウチとは関係ないとは思いますが、あえて「ありがとうございます」と勘違いしておきますw
○ あやしや
1,2話の段階では同じ事を繰り返すタイプの漫画かと思ってましたが、思ったよりも話進めてますね。
シナリオとキャラが以外と練り込まれていて、面白くなっていく気配が漂ってます。
◎ 時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。
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田中ほさな |
なんか打ち合わせが良くない方向に行ってる気が。すいません、美少女漫画でう○こがテーマってどうなんでしょうか。 |
link |
以前こういうつぶやきをほさな先生がしてましたが、それに該当する回。
ネタ的にはリサイクル語るならば避けては通れない内容だったんじゃないかな、と思います。
『時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。』 ゲッサン2012年7月号 p234 田中ほさな
シロクマはともかく、他の可愛いい動物さえもちょっとリアル気味であんまり可愛らしさが出てなかったのは少し残念ですが、
その代わり時坂さんは相変わらずの顔芸っぷりで良かったんじゃないかと。
立ち話ばっかり続いて単調にならないよう、ぬいぐるみを使ってみたりとか、細かい所にも工夫が感じられて好印象。
もうちょっとインパクトがあればもっといいんですけどね...
6のトリガー
動きに溜めができてたり、セリフ回しも失笑ものってな感じは多少薄くなってきたりと、
何だかんだ言ってだんだんマシにはなっているんですが、やはり壁は厚いですなぁ。
お偉いさんの遣り取りなんか陳腐な感じがしますし、
相変わらず同士討ちを全く考慮に入れてないような囲み方してますし、
こっそり影から見られてバレるって演出は3度目くらいですが、これも間抜けな感じがしますし。
せめて何かの特殊能力で秘密がバレたとかなら納得するんですけども。
ともかく、欠点をひとつひとつ潰していくより、何かこれだという長所を出す方向性の方がいいのかも。
◎ アオイホノオ
編集者さんがちゃんと褒めていて、なおかつアドバイスも的確なのに(ストーリーで成功した訳ですから)
作家が落ち込む事もあるんだなぁとw
アダンダイ
完璧にマンネリ。うーんこれはちょっと...
○ Brush Back(読切) 福井あしび
中盤まではベタな展開だなぁと思いましたが、そこで繰り出す意外性。
私は入れ替わるの読めちゃったんですが、それでも絵の迫力でやられた感はありましたね。
『Brush Back』 ゲッサン2012年7月号 p398 福井あしび
重心はズラし、右足の軸はブレさせないというところを見ても、やっぱあしび先生動きを捉えるのが上手いんじゃないかと。
こういう絵は見てて気持ちいいです。
何にせよ、スポ根なら何でもやれる人だと思いますね。twitterでみてると詳しいのはボクシングと野球みたいですが。
銀の王(短期集中) 鳴海アミヤ
恐らくギャグ以外を描くのは初めてなんじゃないでしょうか。
さすがにキャリア重ねてるだけあって、既に完全上位互換の梅内創太先生という感じはしますが、
面白いかと言われるとちょっと...
伏線や意外性が欲しかったかもしれません。
○ ここが噂のエル・パラシオ
ようやく忠輔の役割が。
○ ぼくらのカプトン
昔ヴィッセル神戸にいた和多田充寿を思い出しましたw
成功すると長友になるんですけどねぇ。
○ アサギロ
迷宮入り探偵(読切) かんばまゆこ
ネタ的にはそう大したネタではないというかベタなんですが、ほぼツッコミ抜きでやりきった感はありますね。
『迷宮入り探偵』 ゲッサン2012年7月号 p567 かんばまゆこ
毎回こう書いてるような気もしますが、印は打ちませんけどいままでで一番面白かったのではと。
ただ、これで連載という訳にはいかないですよね... だからこそ読切で出してきたのかも。
脇キャラでならこのパターン使えるかもしれません。
クラサン基準だと★3。
× かちかん(読切) 斉藤ゆう
箸にも棒にもかからない類のネタは減ってきてますし、絵もだいぶこなれた感ありますけど...
『かちかん』 ゲッサン2012年7月号 p576 斉藤ゆう
この調子で連載レベルに達するの?という疑問はあります。
クラサン基準だと★2。
4コマの方がまだ内容的にはマシですし、まずは数をこなすことをが成長に繋がりそうだと考えると、
暫くは4コマでやってみるのがベターかもしれません。
◎ からかい上手の高木さん(読切) 山本崇一朗
twitter
受賞作『ネコのオッサン』の記事はコチラ。
『からかい上手の高木さん』 ゲッサン2012年7月号 p592 山本崇一朗
絵は前作に比べて少年誌向きにしてきましたが、もうすこし見栄えよくする必要はあるのかもしれません。
受賞作もそうでしたが、8p漫画になっても言い回しとテンポの良さは変わらず。
少なくとも、今までゲッサンに載った8p漫画の中では一番面白かったです。
やはりこの人、ポテンシャルあるんじゃないかと。
現時点ではアクションやると厳しいでしょうし、ギャグに特化するよりはコメディをメインにした方が
向いてると思います。
もしラブコメをやるにしても、それ以外のジャンルの要素を入れられたなら、
連載もそう遠くはないのかもしれません。
クラサン基準だと文句なしの★5。 8pよりは長い読切を製作中らしいので、そちらも楽しみです。
◎ リンドバーグ
もうこの作品についてはあれこれ書くことないですな。
『リンドバーグ』 ゲッサン2012年7月号 p623 アントンシク
前回割と大局的なものの見方が出来てたニットが途端に目先のことに囚われるというのが違和感。
キリオにライバル意識を持ってるからこそ途端に視野が狭くなるって事なのでしょうが。
以前こう書きましたが、さすがに伏線として使ってきました。
まぁ、こうでなくては困るんですけどもw
『リンドバーグ』 ゲッサン2012年7月号 p622 アントンシク
このシーン、ベタと言われるとベタなんでしょうが、ちゃんと翼を整備していた、だけで終わらせるのではない所がいいですね。
◎ ちろり
これ、新パターンですかね?
ジャンルとすると雰囲気漫画といえるこの作品ですが、上手く時代の雰囲気を醸し出してると思います。
『ちろり』 ゲッサン2012年7月号 p638 小山愛子
密かにいいなぁと思ったのがこの三毛猫。
重心がズレてるから、止まっていても躍動感があるんですよね。
扉絵なんかも、髪だけで動きを表現してたりとかしてますし。
仕草が萌えポイントの一つとなってる漫画だけに、こういう表現には拘っていって欲しいですね。
BULLET ARMORS
うーん、今回も空回り感が。
6巻で終わりらしいですが、これを何とかしないと次回作もちょっと怪しいかも。
キャラにイマイチ感情移入できないのが原因なんでしょうか。
絵に関しては滅茶苦茶伸びてるんですけどね。
◎ 信長協奏曲
久々のこの感じ、いいですね。やっと個人的にこの作品に求めてるものが出てきたというか。
構成的にも、まず忠勝と面会させてるのがいいです。
このブログでさんざん書いてる「ロールプレイ」ですよ。
× ツール・ド・本屋さん
無印にしようか悩みましたが、あえて厳しく×で。
『ツール・ド・本屋さん』 ゲッサン2012年7月号 p734 横山裕二
こいつぁヤベーー!! 本当にヤベーー!!
ダメな感じが出てるのは別に悪くないんですが、それが面白さに繋がってない点がまずヤバいです。
これを面白いと思ってる点でもヤバいですし、
さらに言うと作家性が出てる感じが特にヤバいです。
こういう事をやらせない事によってつまらなさはオミット出来るでしょうが、
そうしちゃうとやりたい事が出来ないというストレスが溜まってしまう恐れがありそうでヤバいです。
冗談抜きで作家性を出しつつもいかに面白さに繋げていくか?が確立されないと後々本当にヤバいです。
というか、実録マンガ以外でやれそうな気がしない点が一番ヤバいです。
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