ゲッサン201205
あだち充先生の新連載情報が載ってましたが、
『アオイホノオ』 ゲッサン2009年6月号(創刊号) p不明 島本和彦
こんな感じだろうなとw
まぁあだちファンが読むんならいいんじゃないかな。
何だかんだ言って上手いなーと感心はするんですけど、個人的な趣味からは外れてるので。
アダンタイ
第65回新人コミック大賞入選の佐伯幸之助先生が満を持しての新連載。
(今でも受賞作は読めます。)
二年半の間にいくつか読切がゲッサンに掲載されてましたが、
「この人はいったいどういう作品を描きたいんだろう?」と心配になってました。
『アダンタイ』 ゲッサン2012年5月号 p43 佐伯幸之助
...『夏目友人帳』?
名を返すんじゃなくて奪うって所は逆というか夏目の祖母のお話というか。
いやアニメ1話しか観てないんで詳しく知らないんですけれども。
絵はさすがのクオリティですし、雰囲気もあり、主人公が誰なのかってところにも意外性はあったんですが、
個人的には琴線に触れる作品では無いかもしれませんね。何というかパッとしない。
◎ ハレルヤオーバードライブ!
いつものような感じです。
何だかんだ言ってさすがですなぁ。
◎ ひとりぼっちの地球侵略
『ちろり』『レトラ』と被りかねないのでバトル的要素を入れてるのが若干不安ではありますが、
『とある飛空士の追憶』でドッグファイトも克服できましたし、
『ブレイブ・フィスト』の頃とは違うところを見せてくれるかもしれません。
まぁバトルを前面に出すことはしないでしょうから、問題ないとは思います。
前回こう書きましたが、予想通り。
身体の動きに効果線入れた方がもう少し良くなるかもという気もしましたが、
逆に言えば効果線入れなくてもある程度は伝わるようには描けてるって事なんですよね。
とりあえず効果線入れて誤魔化してるような演出よりはよっぽどいいんじゃないかと。
動きのある展開の後、見開きで迫力のある止め絵を持ってくる辺りもメリハリが効いてて好印象。
『ひとりぼっちの地球侵略』 ゲッサン2012年5月号 p100-101 小川麻衣子
とまぁ、バトル的要素入れても大丈夫なところを見せつつ、メインは主人公とヒロインの交流。
この辺りは好みの範疇ですが、小川先生の持ち味を出すにはこれが一番じゃないですかね。
○ アサギロ
○ 鉄楽レトラ
○ あやしや
◎ リンドバーグ
いやぁ本当に素晴らしい。
まずはココ。
『リンドバーグ』 ゲッサン2012年5月号 p221 アントンシク
前回の記事で、研究所に関しては
もう少し下はオドロオドロしさを増量しても良かったような気はしますけども。
と書きましたが、より危険な感じが出てるんじゃないでしょうか。
何より今回はこの展開でしょう。
『リンドバーグ』 ゲッサン2012年5月号 p235 アントンシク
何も説明してませんでしたが、そりゃフツーはエルドゥラが一つだと思い込みますからねぇ...
若干疑問に思ったのは、鱗の大きさ。
倍だったら意外と差はなくね?とか思っちゃいますね。10倍くらいありゃ別ですが。
タケヲちゃん物怪録
普通の漫画なら手垢の付いたご都合主義な展開を、持ち味として扱えるのはこの作品の強みですね。
◎ ちろり
以前から書いてますが、パターンのうちの一つとしてこういうのを出してくれるといいですね。
通常モード、モノにフォーカスを当てるのと、恋愛絡めるこのパターンと。
個人的には後もう一つくらいパターンが欲しいなと思いますけれども。
『ちろり』 ゲッサン2012年5月号 p297 小山愛子
決めのセリフもいいです。
◎ 時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。
この漫画で唯一不滿が残る所と言えば、前回も書きましたが地球に厳しく当たるロジックだけですね。
謎が謎を産むような展開になれば更にいいんですが。
2012年1月号の記事でこう書きましたが、正にそんな感じの演出でした。
個人的には今までで一番面白かったです。
寒冷化ってのはある程度予想はしてたのですが(てかそれしか思いつかなかった)、
それでもこういう表現されると個人的に衝撃は受けました。
何にせよ、こういう本筋に関わる描写は1巻にちょろっとづつ、小出しにしてくれれば丁度いいかなと。
あと、相変わらずココで笑いを取ろうと意図してる所で外さない辺りはさすがだなと。
『時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。』 ゲッサン2012年5月号 p303 田中ほさな
こういう前フリをしておいて...
『時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。』 ゲッサン2012年5月号 p304 田中ほさな
こうですからねw
時坂さんにコスプレさせていかに可愛く見せるかという演出と、お嬢様と勘違いされてる設定を上手く使ってると思います。
『時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。』 ゲッサン2012年5月号 p305 田中ほさな
その次のページでダラけて胸の谷間が見えてるシーンも、ギャップがありつつエロくていいですね。
単行本買いに行ったら思ったより積んでいて驚きましたが、そこまで売れるような気はしないですねぇ...
個人的には結構いい線行ってる漫画なんですが。
出戻りとは言え引っ張ってきた人ですから、1巻はある程度刷る必要はある、ってのはあるんでしょうなぁ。
と思ってましたが、そこそこに絞ってるらしいですね。
◎ アオイホノオ
『アオイホノオ』 ゲッサン2012年5月号 p336 島本和彦
爆笑。
さらに
ゲッサン2012年5月号 p690 目次
本人確認済みってことは、本当の話かよw
○ FULL SWING
個人的にみても客観的に見ても○でしょうか。
最後の回でやたらと裸のシーンが出てきたのは何かあったのか?と思いましたが、
何にせよ上手く纏めたとも思いますね。
死んだ爺さんのセリフはある意味マツセ先生へのメッセージなのかなと。
ゲッサンの流れ的にマツセ先生の次は原作抜きでしょうけど、内容的にどれだけ成長してるか見ものですね。
絵に関してはかなり向上してますし。
○ ここが噂のエル・パラシオ
夢 オ チ か ! w
いやー正直読んでて心配しましたよ。こういう事やるタイプの漫画じゃないから...
恐らく夢オチというだけで叩く人も出るでしょうが、
夢オチが禁じ手とされてるのは「今までの伏線やら何やらを全部放棄する」のが問題だと個人的には考えます。
なので、今までの出来事を放棄するのではなく、逆に見事な回収をした『かってに改蔵』のような夢オチや、
今回のエルパラのようなキャラのロールプレイを変える為の夢オチはアリだと思いますね。
『ここが噂のエル・パラシオ』 ゲッサン2012年5月号 p417 あおやぎ孝夫
要するにこのシーンのことです。
とは言え、もう一捻り欲しかったというのは正直なところ。
『時坂さん』で謎が謎を呼ぶ演出を出したからって訳ではありませんが、
そんな感じの演出...例えば、読者にチラ見せしつつ忠輔は思い出せないような情報があれば出すとか。
相変わらずツメが甘い印象を受けます。
○ 6のトリガー
何か急激に良くなってるような...
本来ならまだ無印な感じですから結構甘目な評価ですが、期待込みで。
まずはセリフ回し。だいぶマシになってますね。
スミカの「…ったく聞き分けねーなー」には違和感ありましたが、こんなもん重箱の隅ですし。
ストーリーは大分良くなってると思います。
やたらと「バンバンバンバンバンバン」だけで押してる銃撃戦は失笑モンでしたが、
ダクト抜ける辺り、ちょっとは考えてるなという所は見えました。
まぁこの点に関してはまだまだですけれども。
一番良かった点は、スミカの立場の違いを上手く展開に絡められてるところでしょうか。
単に依頼を受けてそれをこなすだけじゃツマランですからねぇ。
立場の違うキャラたちの思惑をいかに錯綜させるか。この漫画の希望が見えた気がします。
ただ、最後のシーンはちょっとねぇ...
『6のトリガー』 ゲッサン2012年5月号 p494 TALI
『BLACK LAGOON』でもやったようなシーンをそのままやっちゃうのはちょっとどうかなと思いました。
もうちょっと何か工夫が欲しかったところ。
さらに言うなら、前のシーンで命令されてないのに自分から火を付けてるシーンがあるのにも関わらず、
このシーンでツバメが先にタバコを吸ってて、スミカが火を持ってないってのも何だかなーというか。
○ ぼくらのカプトン
◎ パピヨンの風
ネタバレになると思ったのであえて伏せてましたし、
今回ほぼ明らかになったとは言え明言はされてないのでまだ伏せますが、
この意外性の出し方はいいですね。
ここまで小気味いいと、アレも伏線になってればなーとかついつい思っちゃいますね。
うえはら/中原開平 | @GRGR_ありがとうございます。早いですね。話が出来上がってみたら他人にあらすじ説明するとネタバレになってしまう構成になっちゃいました。短い間ですがよろしゅう願います。 |
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戦国DQN四天王の森長可はもうちょっとフューチャーしてもいいと思いますね。
2011年12月号の記事でこう書いた通りの展開になりそうでWAK WAKが止まりません。
あと、蘭丸どうすんですかね... BL的なことをやるのかどうか。
◎ ツール・ド・本屋さん
いやー面白い!
というか、読んでて楽しい!!1
前回に引き続き、今回も完璧じゃないでしょうか。
前回も書きましたが、2011年10月の記事に
後、地方都市を巡回してるんですから、「そこに行ってみたいな」と思わせる何かが無いと。
というのを、こういった形で表現されるとは...
作者の率直な感想なんでしょうけど、これはいいですね。
『ツール・ド・本屋さん』 ゲッサン2012年5月号 p684 横山裕二
これは行きたくなりますわw 服透けたりするんでしょうか(という発言がオッサン)
実は母親の実家が沖縄なんで4回行った事はあるんですけど、
中学生以前の話なんでさすがにこういう事は分からないですなぁ。
うち1回は幼すぎて全く記憶が無いですし、中学生の時は叔父の葬式だったのでとんぼ返りでしたから。
オチもちゃんと落ちてましたし、最後のコマなんて中々期待を持たせるものだったと思います。
何の期待かって...?
そりゃもちろん『ツール・ド・本屋さん』が単行本化されることのですよ。