少年サンデーS 201204

サンデーS連載作家さんのtwitterやブログは、密かにこまめに更新してる
サンデーまんが家 twitter リスト ver2.1参照。


今月号の前に。
リニューアル第1号3月号 1冊まるごと全作品公開!!

という豪勢なキャンペーンをやっとります。この機会にぜひ。
そして続きが早く読みたいと思ったら4月号を買いに書店へGO!!
この分厚さで500円だから損はしない...はず!


そして4月号。
基本的にエロに関すること、雑誌のふろくに関してはこのブログでは触れませんが、
今月号は何と言っても『史上最強の弟子ケンイチ』の美羽クリアファイルでしょうw
他の雑誌で既にやってるところはあるんでしょうけど。


少年サンデーS 2012年4月号 特別付録

何これ超絶エロい。中高生なら5回はヌけますね!
え、全然エロくない? いやいや中に挟まってる紙を取り除くと...




少年サンデーS 2012年4月号 特別付録

これですよw
密かにリボンは付いたままなのもフェチティッシュ


んでもって挟まってる紙の裏にはこんな説明が。
少年サンデーS 2012年4月号 特別付録

[2]いろんな色の紙を挟んで、美羽を着せ替えしてみよう。

いろんな色の紙だけじゃなく、
アレとかナニとかを描いた紙とか色々挟み放題ですよ!!
いや、私はやりませんけどねw もうオッサンだし(そういう問題?)


んでもって来月号は
少年サンデーS 2012年4月号 p174

ノ・ゾ・キ・ア・ナ』の本名ワコウ先生が新連載&クリアファイル付きとか。
どこへ向かおうとしてるのかサンデーS。こういう意味で最強なのか!?
まぁボリュームも何故かさらに増えて922pになってますけども。


つか、こんだけ作品あるのにアンケートで選べる作品が1+3はあまりにも少なすぎる...
せめて本誌と同じ1+4、理想は1+3〜5の選択制にして欲しいですね。


史上最強の弟子ケンイチ プラス
一昔前ならともかく、本誌で連載しながら月刊誌でも連載(短期ではあるでしょうが)とか、
真島ヒロ先生に対抗意識でも持ってるんでしょうかw
当たり前と言えば当たり前ですが、内容的には全く問題ありません。いつもの『ケンイチ』です。


◎ PLUG
この漫画、たまに大当たりな回が出てきますなぁ。
いわゆる「若木組」(若木先生の元アシ)の一人ですが、その前に画風が固まってるのが幸いしてか
アクションはかなり描ける人ではあります。
問題は演出がエンターテインメントに結びつくのかどうかってところだったんですが、
今回はその辺りきっちり出せてたと思います。


やはり必殺技は大事。
パンチラ(もしくはパンモロ)は...個人的にはどーでもいいですが、やっぱ大切なんでしょうなぁ。
BP(万乗パンツ)なのはちょっとどうかした方がいいと思いますw


× ミキティ・ブラッド
いわゆる「若木組」(若木先生の元アシ)の一人ですが、その後に画風が固まってるのが災いしてか
アクションはかなり描けない人ではあります。
個人的に連載は1〜2年早いと思ってましたし、今でもそれは変わらないのですが、
その辺りが如実に出てるかなと。
ミキティ・ブラッド』 少年サンデーS 2012年4月号 p105 川中康嗣

コレがコント的演出ってならアリですけども。
まず、4人中3人ほぼ同じポーズってのが不自然です。



若木民喜
重心を右左前後ろランダムにしてダラダラさせる。どうしてもスクっと立ってしまうからね。RT @woquave: どうやると「ダラっ」とするのでしょうか。 RT @angelfrench: スタッフさんの描いてくれたモブをひたすらダラっとさせていく作業
link
少なくとも一人は左手を前にしたりとか、女性の一人は腕を振る角度を変えるだとか、 何かしら差異は出せる筈ですが... 男性と女性とでは歩き方や走り方も違ってくるんですけども。 一番ヒドいのは男キャラ(健太)です。このシーンに限った事ではないのですが。 川中先生は腕を伸ばしつつ肩の位置まで上げて走ってるんでしょうかw これこそ正にコント走り。 で、服と身体がマッチしてないのも問題。服が浮いてるんですよね。(物理的な意味ではなく) 以前野上武志先生がUstreamで話してたんですが、こういう絵は新人アシスタントで入る人が描くケースが多く、 まずキャラの裸の下書きを描いて、その上に服を着せるようにすると症状が改善する といった話をしてた記憶があります。 ちょうど今月号には参考になる付録が付いてますねw ロジックに関しては今回悪くなかったです。 ○ 中巌寺家の隠密 構造だけ見れば相変わらずベタですが、 変装術の使い方で一捻りしてる分、割とオリジナルになってるように思えます。 探せばそういう漫画もあるんでしょうけどもw 巻き込まれキャラを上手く扱えてると思います。軌道に乗りそうな感じが。 ◎ AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜 人気ラノベ作家のコミカライズで、かつ少なくとも絵に関しては一般的に見ても上手いと思われてるであろう 星野先生とのコンビなので、大成功はともかく失敗はしないんじゃないかとは思います。 個人的には、割と好みの内容ですね。 ただ、特に序盤は文章が透けて見えるような印象を受けるのがちょっと残念。 『ダレン・シャン』の序盤もそんな感じだったので、作画の星野先生が慣れてくれば問題なくなるでしょう。 あえてラノベそのままの文章を残すことによってラノベ感を出すのも一つの手ではあるのですが、 個人的にはもうちょっと漫画に寄せた方が良いとは思います。 原作読んでる人だともうちょっと違う印象を受けるでしょうけども。 何だかんだ言って星野先生の描く絵は良いですね。 メガネ、金髪orハーフ、ボーイッシュ等、個人的にツボな記号のキャラで無くてもそう思います。 『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』 少年サンデーS 2012年4月号 p233 原作/田中ロミオ 漫画/星野倖一郎 というかヒロインの名前がリサなのかw 星野先生の前作『ポップコーンアバター』のヒロインもリサでしたが、それで作画担当になったんですかねw 細かい事を言うと、p184-185辺りのキラキラなエフェクトはもうちょっと工夫しても良かったかなと。 せめて角度変える、大きさを不揃いにする、等。 × ガンダムAGE 〜追憶のシド〜 いわゆる「若木組」(若木先生の元アシ)の一人ですが、その前に画風が固まってるのが幸いしてか アクションはそこそこ描ける人ではあります。 メカに関してはそれ以上ですね。アシさんが描いてるのかもしれませんが。 ただまー内容的には微妙。 上からやらされてる感もあるので何とも言えませんが、説明的なセリフをダイレクトに出してる辺り 作者的に工夫できる余地はあるのになーとは思います。 作画は頑張ってるんですけどね。 KING GOLF 前回大絶賛した「プレッシャー」ですが... KING GOLF少年サンデーS 2012年4月号 p315 漫画/佐々木健 技術指導・監修/谷将貴 調子に乗りすぎwww だがそれがいい。 内容的にも文句なしです。 電脳怪奇譚 サイバーワン 能力説明のキャプションは悪くないと思いましたが、折角だからC-1のフォーマットそのままにすりゃいいのにと思いました。 作画はかなり頑張ってますが、内容的にピンとくる感じじゃないですなぁ。 今際の国のアリス さすがにコレは誰しも予想した展開でしょう。 今際の国のアリス少年サンデーS 2012年4月号 p526 麻生羽呂 まぁ、あえて外す必要も無いですが。 団体を組んでげぇむを攻略するという展開が面白いのは確かです。 ただ、どうしても『H×H』のグリードアイランド編だなーという印象は拭えませんねw HUNTER×HUNTER』 14巻 p49 冨樫義博 たぶん似たような展開になるんでしょう。 何にせよ、マンネリ回避するためにパラダイムシフトを起こしてるのはいい傾向です。 ◎ 氷の国の王子様 いやー素晴らしい。 『氷の国の王子様』 少年サンデーS 2012年4月号 p594 小野ハルカ まぁ漫画に対してこんな事ばっか書いてるから、ここに感銘を受けるのは当然かもしれませんがねw ロジックも得意技もキャラの個性も良し。内容的には文句なしですわ。 絵的にはもうちょっと線の強弱を付けた方が良いのかもしれません。まぁこれも個性ですが。 ○ 二ノ前しいの使い方 まーまー。 同じパターンでずっとやるよりは、こういう少し毛色が違う回があった方が良いと思いますね。 4〜5種類くらいパターン回す感じになればベストですが。 × 芸術捜査班!! 新連載の段階から『芸術捜査官』と書いて間違いに気づかなかったくらいこの作品に対する思い入れが全くないというw (直しました) ワンパターン。 ○ ともだちテトラ! うん、悪くないですね。『床下の小人たち』みたいな話ですな。 背景も丹念に描いてる辺り好感が持てます。 ◎ G warota。 今まではこの漫画の唯一の欠点といえばヒロイン不在だったことでしょうけど、それが解消されるといいですね。 いいキャラしてますし、漫画が面白くなるように動かしてます。相変わらず素晴らしい。 ◎ 青いね芝くん!! 爆笑。 いやー本当に素晴らしい。 前回、漫画を描かない『アオイホノオ』と書きましたが、むしろ本田透先生の作品を見てるようだw 彼が言うところの「護身術」をベースとした漫画ですし。 さらにネタがいくつかマニアックな辺りも個人的には大好き。 『青いね芝くん!!』 少年サンデーS 2012年4月号 p720 木村光博 この後趙雲云々書いてるのもまた素晴らしい。 んでもって、ラブな表現をベタにしてるのもきっと狙いだと思いますが、これもいいですね。 新撰組秘闘 ウルフ×ウルブズ いわゆる「若木組」(若木先生の元アシ)の一人ですが、その後に画風が固まってるのが災いしてか アクションはかなり描けない人ではあります。 そんな人がアクションほぼ無い回になれば、欠点が表に出ない訳で。 今回の展開は悪くないですし、序盤のコメディもまーまー。 作者自身にはそれなりに考えはあるみたいなので、いずれアクションシーンも改善されるのかも。 ◎ 動物がお医者さん!? 個人的にサンデーSで一番押してる漫画ですが、今回も素晴らしかったです。


富士昴
とりあえず全キャラ水着にするネーム描いてる。でもアニマルセラピーのネタはさまなきゃいけないのでこれはこれで構成に悩む。あと、男キャラに乳首描くべきか悩む。
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水着回を止めてイルカウォッチングにしたのは担当さんのアイデアみたいですが、 一番アンケート良かった1話目と同様のイルカを出しつつイルカの親子で「関係の履歴」の演出、 さらには鮫島の鮫好きと絡める辺り素晴らしいですね。 で、水着はともかく今回インターバルな回だというのはつぶやきで分かってました。 個人的にはアニマルセラピーネタを挟まず、実験的にラブコメオンリーで話を作ってみても 良かったんじゃないかなとは思います。 『動物がお医者さん!?』 少年サンデーS 2012年4月号 p768 富士昴 何にせよ、このシーンなどに良い傾向が見受けられます。

ですが、例えばヒロインだと思しき星乃。何話出てませんか?
これではキャラにファンが付きっこないです。
そもそも、少年漫画に大切なのは内容よりもむしろキャラ。
私のようなキャラ自体に付かない人間にはさほど影響しませんが、
キャラ読みする人間には見向きもされません。


ではどうするのか。星乃を出す、では答えになってません。
とは言っても私が持ってる理論は「ロールプレイング」「カップリング」「ミスディレクション
の組み合わせで個性を表現するという、上の『PLUG』でも書いた方法しかありません。
あれが正しいかは判りませんが、少なくともこういった感じの演出を導入すべきでしょう。

1月号の記事でこう書きましたが、恐らく導入してみたんでしょう。
今回は若干動かし方にぎこちなさは感じましたが、後2〜3回やれば馴染んできそうです。
まぁ、完全に『ハヤテのごとく!』や『ハレルヤ オーバードライブ!!』の手法なんですけどねw
富士先生、全巻まとめて買ったとつぶやいてましたし。



富士昴
ハレルヤオーバードライブ大人買い
link
キャラ的にも、鮫島が冬夜で牧野が愛葉で内木が若葉だw (まぁ鮫島と内木は元々似たようなキャラでしたけども) この辺りは触れてませんでしたが、もう少しキャラを記号に寄せた方がいいのかなと思ってたので、 これも良い傾向だと思います。 さらに、この漫画の弱点の一つとして、セラピー漫画なのにも関わらず共感に訴えるシーンが少なく、 それ故にセラピーを扱った漫画であってもそんなに癒される感じではない、というのがありました。 (可愛い動物とかには癒されるんですけどね) 今回星乃視点でのシーンが多く、キャラに感情移入し易くなってます。 この辺りも克服しつつあるように見えます。 まー何より今回はこのシーンでしょう。 個人的にはこの次のページの「これは水着さ!」よりよっぽどグッと来ます。 『動物がお医者さん!?』 少年サンデーS 2012年4月号 p784 富士昴 以前も書きましたが、個人の多様性とコミュニティの融和ですよ。 この辺りは若干注意する必要があるのですが、ただでさえ長くなってるのでこの話はいずれ。 最後に。 コレは以前書いた「例えばヒロインだと思しき星乃。何話出てませんか?」を受けて、なのかなw 『動物がお医者さん!?』 少年サンデーS 2012年4月号 p764 富士昴 ◎ クックドッポ 謎の展開もさることながら、今回は料理のコンセプトでしょう。 CRIMSONS 紅き航海者たち アリューシャンマジックキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! まぁ、これを出さないのは嘘だろ?というような話ではありますが。 ○ ミス研で逢いましょう(読切) 黒郷ほとり 第一回クラサン杯で一人抜けた存在だった黒郷ほとり先生の読切。 受賞作はコチラ。
セイレーンのまどろみ

セイレーンのまどろみ - 読切

黒郷ほとり
(C)Hotori Kurosato

東京都は、宝塚大学東京メディア・コンテンツ学部からのエントリー!

posted with EmbedSunday on 2012-02-26

少女漫画テイストな絵柄ですが(悪い事ではないです)本当に見栄えします。 『ミス研で逢いましょう』 少年サンデーS 2012年4月号 p860 黒郷ほとり 作画なら今すぐデビューさせても問題ないかも。 内容的には6p目で既にオチが読めるのはちょっと問題ですが、その後のストーリー展開はそこそこ読ませます。 本人がどういう漫画を描きたいのかは分かりませんけど、『ちろり』のような雰囲気漫画は合うでしょうね。 はるまげ うーん。こういうのは天丼とは言わないです。 この手のネタは2回続けると面白みが失われるのが難しいですな。 忘れた頃にやると案外イケるもんですが。