ゲッサン201202

次号から坂ノ睦先生の新連載。
ゲッサン2012年2月号 p8

以前載った読切『神さまと。』がプロトタイプとなる作品なのかもしれませんが、その時に

構成に関しては問題ないですが、内容的にはクラサン読切レベルかなぁと。
ただ、絵で魅せる演出はさすが。この人は完璧に作画向きですね。

と書いたように、正直不安の方が大きいです。
何にせよ、私の好みの作品にはならんだろうなぁという気はします。


また、中原開平先生の連載も始まります。
ゲッサン2012年2月号 p9

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こちらは短期連載。
2011年4月号に『ドナー&レシピエント』
2011年11月号付録に『処刑人の精度』と、2つの読切が掲載されましたが、
状況的には連載獲得までは至らず、短期連載で様子を見る、って所でしょうか。
絵のレベルアップは必須ですが、続けりゃそれなりには上手くなれるでしょうし。
『ドナー&レシピエント』ではかなりの爽快感が出せてました。
突っ込みどころは多少出るかもしれませんし、出たら間違いなくツッコミますが、(w
細かいところはすぐに直せるモノですからね。
突っ込まれてもなお面白いと思わせる、勢いのある作品をぜひ。


さらに、4月号からは待望の小川麻衣子先生の新連載。
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ゲッサン2012年2月号 p10

2011年9月号に掲載された『ひとかどのまちかど』は個人的に去年読んだ読切の中でベストの作品でしたが、
恐らくそれを踏襲するものになる...んですかね?
連載するとなると「SF関係ねーじゃん」という話だけでは厳しいので、
多少は設定なり内容にもSFが必要でしょうが、現代でも通用するようなお話という所は崩して欲しくないですね。
まぁこの人に関しては私があれこれ言う必要が無いとは思いますが、
あえて言うなら『ちろり』と被りそうなことですねw
それにしても相変わらずカラーが綺麗なこと。


○6のトリガー
twitter 旦那
ナチュラルに『トリガー6』と勘違い。



田中ほさな
仮眠グ・アウトなう。今月から始まったゲッサンの新連載、「6のトリガー」…。これ並べ替えると「クロノトリガー」になるよね。この作者さんも好きだったのかしらん…などと起きてから気付いた。
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こういう事ですか。 以前からゲッサンの新人さんでは一番手だと推していた訳ですが、 いざ連載持つとなると期待半分不安半分でした。 色んな意味で裏切られました。 先月こう書きました。

不安なのは上にも書いてますが設定面がどうか?って点ですけども、
一応謎で引っ張る意図はあるっぽいので何とかなるかもしれません。
もう一つ不安なのはゲッサンには読切3本載りましたが、
結局面白かったのは『人間抑止力 獅子丸』だけだったという点ですね。


とは言え、
『アルシエルの心臓』は『獅子丸』よりは先に描いたらしいので(本人談)、上手くなってきてるとも取れます。
もう一本は8p漫画なので何とも言えないところ。
また、新連載が『獅子丸』をプロトタイプにした作品になりそうなので、その辺りも安心感はあります。
元々ガンガンでデビューしただけあって、少なくとも絵に関しては問題ないでしょう。

とりあえず貶す方から書きますかw
『6のトリガー』 ゲッサン2012年2月号 p15 TALI

主人公はハードボイルドを意識したセリフを喋っていて、一応「嘘つけよ感」はあるって言えばあるのですが、
(「嘘つけよ感」=「俺めっちゃ寿司が好き」というより「俺今まで寿司しか食ったことない」と言った方が味がでる)
悲しいかな8割方ダサいです。
私には「カエル顔の女」のどこに笑える要素があるのかさっぱり。
「おしゃべりは嫌いだ」と言ってる割には結構ペラペラ喋ってるのもね...
まぁ『BLACK LAGOON』並に突っ走れと言っても難しいのかもしれませんが、
決めゴマはそれなりに様になってたのはは幸いでした。
ハードボイルドに関してはもうちょっと頑張るか、もうちょっと違う切り口にするか、
何にせよ試行錯誤が必要になるでしょう。
ストーリーのテンポはありましたが、会話自体のテンポはあまり良いとは感じませんでしたし。


絵に関してはやはり連載を持つに値するクオリティが出てたと思いますね。
この辺りは心配してませんでしたが。


一番意外だったのは心配していた設定面及びキャラ。
『6のトリガー』 p6 TALI

状況に応じてキャラ自体が変わるってのは非常にいいですね。
ゲッターロボ』的な感じでしょうか。(スパロボでしか知りませんが)
各キャラもちゃんと個性出せてますし、ノリノリで夜景観てる辺りはちゃんと笑えました。
まぁスズメの場合はトリガー引く能力よりも回避能力の方が重要な気はしますけども。


セリフはともかく、展開的にはテンポあって読ませる感じにはなってたと思います。
何にせよ、新人の初連載としては上出来だったんではないかと。
設定とキャラという漫画の核はしっかりしてるので、どうしようもない駄作にはならんかと。
課題はセリフですかね。
あと、1話目では見えなかった謎の部分をどう出していくのかってところでしょうか。


◎ ハレルヤ オーバードライブ!
今週末には1〜2話分記事書きたいなーと思ってます。色々あって。
『ハレルヤ』は記事書くのに時間が掛かるのでどうしても億劫になるんですよね。


◎ 鉄楽レトラ


◎ 時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。



田中ほさな
ああ……ゲッサン本誌確認したら、入魂の尻がタイトルで消されてる……。ああ……魂の母尻だったのに……ショボーン(´・ω・`)
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どうなってるのか興味津々でしたが... 単にエロな漫画になったら困るなぁってのもありました。 『時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。』 ゲッサン2012年2月号 p163 田中ほさな そりゃ被るよw 編集者さんは悪くない。 強いて挙げれば同じコマの左上だけど、スペース足りてないし。 何にせよ今回面白かったです。エロ中心でないのも安心しましたし。 まぁ話は捻り方含めてベッタベタですけども、よく出来てるなーと感心しきり。 『時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。』 p169 田中ほさな こうやってどう話を付けるのか想像させておいて、 『時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。』 p185 田中ほさな なるほどこういう作り話かと一旦納得させた後 『時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。』 p186 田中ほさな 追加の作り話。二の矢があるんですね。意外性も出せます。 さらに言うと、「相手が思ってる/信じたいような内容にする」ってのが上手い嘘の付き方の一つですが、 上の画像がその一つですし、「どんなお嬢なの?」という印象を持ってる辺りもそうです。 逆に言うと、作ってる側からすれば後半のお屋敷のシーンがまずあって、伏線としてその前に「お嬢」と言わせてみたり、 ゴミの投棄をする時にお屋敷が登場し、そこで騙す内容を思いつくといった演出をするって事なんでしょうけども。 こういった伏線をきっちりはめ込みつつ、(キャラの)ミスリードで話を展開する。 特に構成が実によく練られてるなーと感心しきりです。こりゃ単行本買うな...(尻は関係ない) タケヲちゃん物怪録 話の展開の仕方は上手いと思います。 これくらいのクオリティならそこそこ反響あると思うんですがね。 個人的に合わないのはしょうがないですね。 ダルさはまだ若干残ってる気はします。 ○ ちろり 首だけがネッ(ry アオイホノオ warota。風呂敷広げまくり。 やっぱこの漫画はこうでなくちゃw 『アオイホノオ』偉人伝、悪くない企画だと思います。 ○ ぼくらのカプトン 『ちろり』のパロディが良かったです。 ○ アサギロ がっかりミスリードな感じが若干しますが、キャラのメリハリは効いてると思いますね。 リンドバーグ 最近毎回同じ事言ってますが、素晴らしい。

戦略的には微妙ではありますが、その辺りはルゥルゥが戦略的思考に欠けてるという事なんでしょうね。
盗賊らしく補給ルートをゲリラ的に攻撃しつつ物資を奪い、
同時に周辺国同士の同盟を模索する... ってな感じになればいいんですが。

まさしくそんな感じの第一歩。
内輪のゴタゴタも一波乱ありそうで、今後にも期待が持てそうです。
そろそろ表紙を任せてみたりとか、何かしらのキャンペーンやっても良さそうなんですが。
マイナーな作品として終わらせるには勿体無いです。


○ FULL SWING


ここが噂のエル・パラシオ
今回悪くなかったですね。久々の熱血。
プロレスの面白さをみせつける=この漫画の面白さを... って所がメタ的でもありますし。
まぁ問題がそれを表現できるかって所ではありますが。


まねこい
特段変わった事はしてませんが、やっぱ鬱展開は上手いなと。
ただ、正直言ってこれでは売れないだろうなぁと思わなくも...
鬱展開の上手さと、そのあとに来るカタルシスの微妙さ加減がねぇ。


月の蛇
まぁオチは微妙でした、ということで...
客観的にみればオチ「も」なのかもしれませんが。
個人的には全体を通して○、客観的には無印って所でしょうか。


良い点は絵が見栄えする、キャラとしては飛虎、王進、穆弘が良かったって所。
欠点としては動きがやや硬い、ストーリーが地味、戦闘も地味って所でしょうか。
ところどころ良いシーンがありはしたんですけどね。
この作品は穆弘の回を見て、かなり期待したんだけどなぁ。


去年書いたことですが、

魔法や必殺技を使わず、史実的なトリビアもなく、独特の世界観もない状況で
どうやってインパクトを出すか?という回答を早急に出す必要があるでしょう。

これが解決できなかった、って事でしょう。
絵柄に関しては最も好みに近い作家さんなので、次の作品では巻き返して欲しいんですが。
というか、次あるのかなぁ。


BULLET ARMORS
茶番というか何というか。
たくさん映画を見て、吸収しきれてない段階っぽい印象を受けますね。
それを連載持ちつつこの年でやれてるってのは恵まれてるなぁと。
そこに辿りつけてない人が世の中にはいっぱいいますから。


信長協奏曲
gdgd抑え気味でもそれなりに読ませられたのは評価すべきでしょう。
説明文少なめにしたのが良かったのかもしれません。


◎ ツール・ド・本屋さん
毎回ページ数が厳しいと書いて、今回も厳しいと言えば厳しいんですが、
その中でもなんとか纏められてたとは思います。


あ、例のごとく「フォロワーさん」は私の事ですねw



横山裕二
105軒目「アニメイト京都店」さま!アニメイトさんはいつも優しい…。@GRGR_ さん、アニメイトさんは本屋検索に引っかからないんでありがとうございました〜! p.twipple.jp/6vpu9
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オチも、あれ本当の事ですからねw(到着したのは10/8)


横山裕二
へへへさすがオレだよ。オレらしい終わり方だ…。しくしく。ちくしょう東海道編105軒で終了!編集長M上さんワタナベさんが待つ三条大橋に向かいます〜
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地元の人なら分かるかもしれませんが、 アニメイトへ行く→新京極通りに貼ってある商店街の地図を見る→書店がある! ってのが目に浮かびますねw オチのシーンはもうちょっとこう、リアルなキモチワルイ系の顔じゃなくて、 呆気にとられてる感じでスッキリした感じの方が良かったとは思うんですが。 横山先生、天パで無精髭だったのに妙に目がクリクリしてて意外と童顔でしたし。