なみだ水彩(読切)
囲みにも書いてますが、まんがカレッジ9・10月期入選作。19歳。
正直言って、何故面白いのかよく判りませんがw
『なみだ水彩』 p2 井上砂世里
主人公の唯子は「悲しい絵を描くために涙を集めてる」というちょっとアレな吉岡に話し掛けられた後、
次第に仲良くなっていき、
『なみだ水彩』 p14 井上砂世里
吉岡と縁切ったらハブらないようにするよとクラスメイトに言われてブチ切れ
彼女が本当の友達になれました、というお話。
一見、起承転結はこのようにできてるものの、ごくごくフツーの漫画です。
あらすじ読んでも全く面白いと感じないのがその証拠です。(まとめ方に問題があるのかもしれませんが)
仲良くなっていき方やブチ切れる辺りにきちんと共感が表現できてますが、
女性なら割とこのくらいはできるんですよね。それができてだいたい佳作レベル。
素晴らしさの源泉は、いつもこのブログで使ってるキーワードで言うと「ロールプレイング」でしょうか。
唯子と吉岡の立場を途中で逆転させることによって、相手の立場に立って考えられるようになる。
でまぁロジックだけではこのくらいやれてる作品はあるんでしょうけど、
なかなかこういう感じの雰囲気は出せないんじゃないですかね。
カテゴリー的にはゲッサンの小川先生、小山先生、瀬戸先生辺りのテイストの作品になるんでしょうか。
サンデー超や本誌でそういった作風は無いので、受け入れられる土壌はあるのかな?という疑問はあります。
逆にゲッサンに行くとそういう作品が多いので、もっと疑問ではありますがw