ゲッサン201112



ゲッサン編集部
それと11月11日発売の「ゲッサン」12月号には「2012ゲッサン新年新連載攻勢」の大予告が載っています。ゲッサンは12月発売のゲッサン1月号から来年夏までに10本近い新連載を次々と開始するつもりでして、その第1弾告知となっております!是非お見逃しなく!
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今月は12日が土曜日なので、11日発売です。 当然ながら、気になるのは10本近い新連載って所ですね。 新陳代謝があまり進んでなかったゲッサンでしたが、ここにきてようやく体勢が整ったんでしょうか。 ゲッサンを含め、サンデーに一番足りないのは競争原理だと前々から思っているので、 そこにメスを入れられたら実売が伸びる可能性はあると信じてます。 で、その告知ですが。 ゲッサン2011年12月号 p6 ゲッサン6月号で読切が掲載されたとよ田みのる先生の新連載が発表。 その時も書きましたが、正直この人あんまり好きじゃないですw 客観的にみれば、絵柄に特徴ありますし、漫画も作りはしっかりしてます。 何よりそれなりに数字を持ってるので、ゲッサンに引っ張ってくるにはいい人材だとは思いますね。 私がごめんなさいするような作品を出してもらいたいものです。 ゲッサン2011年12月号 p7 他にも、小川麻衣子先生、坂ノ睦先生が帰還。 お二方とも力量はある作家さんではあるのですが、若干不安も。 坂ノ先生は7月号に読切が掲載されてましたが、正直言って原作が付かないと厳しいかなという印象。 絵や演出は良いので、いかに担当が内容面でのフォローができるかって所でしょうか。 小川先生は7月号の読切はボチボチでしたが、9月号の読切は個人的に傑作だと思ってるので (どちらも『とある飛空士の追憶』4巻に収録) 本人のポテンシャルを発揮できるような設定さえ作れたなら、良い作品は出来ると思います。 ただ、作風が『鉄楽レトラ』『ちろり』と被るんですよね... いかに住み分けできるかが一番の課題かもしれません。 ゲッサン2011年12月号 p7 新人では佐伯幸之助先生、中原開平先生、TALI先生の名前が挙がってます。 並びからして佐伯先生が新連載、中原先生、TALI先生が短期集中連載って所でしょうか。 佐伯先生は受賞作からしてポテンシャルがかなりあるのは間違いないんですが、 イマイチどういう作品を作りたいのかという方向性が分からないんですよね。その辺りが不安。 何だかんだ言って基本アットホームなのかなーと思ってたらこの絵柄ですし... 中原先生は以前にも書きましたが、 webでブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれないを公開している作家さん。 現在は『BULLET ARMORS』の森茶先生アシでしょうか。 4月号の読切は爽快感があってかなり良かったんですが、11月号の別冊読切は若干落ちる印象。 ブッ飛んだ作品が好きと言ってたので、そのような作品を描いてもらいたいもんです。 絵に関してはまだ向上の余地はあると思います。 個人的に一番期待してるのがTALI先生。うどん県在住。 絵は完全に即戦力。4月号の読切は内容も良かったんですが、11月号の別冊読切はかなり落ちる印象。 この辺りが少々不安ですね... 11月号の読切が先に描かれたのなら、それだけ伸びてるって事になるのでさらに期待が高まるのですが。 ネックになりうるのは設定と演出ですね。連載でその辺りが伸びてくれれば。 現在公表されてるのが以上の6作家さん。 10本近いってことは8〜9本って事でしょうから、残りが2〜3本。 とよ田先生は以前読切載せてましたし、 twitterでも「今後に関わってくるのでアンケートお願いします」的なつぶやきをされたらしいので、 (ソースは探してません) 意外性は無し。 出来ればもう一人中堅を隠し玉として欲しい所ではありますが... スポーツか熱血バトル漫画描ける人、出てきませんかね。 個人的な欲望丸出しにすると、野上武志先生が「冬戦争」を舞台にした漫画を、とか。 まぁ現実的には福井あしび先生復帰ってトコですかね。 鳴海アミヤ先生というオチも考えられますが。いや一話目は面白かったんですけどね『No.1海堂』 残り1〜2本は、恐らく新人さんの短期連載でしょう。 新人をどう育てていくかってのはまんが雑誌にとって永遠の課題ですが、 いかに競争原理に晒させるかってのが絶対必要だと思うんですよね。 最近はかなりの頻度で読切載ってますし、たまにやる別冊読切もいい試みだと思うので、 そこから短期集中連載へ、そこで評価されたら本格連載へという流れを作る(?)のは評価できると思います。 但し、読者を無視するのが一番危険ですが、全てを読者に委ねるのもまた危険です。 新連載の半分くらいを読者の評価が影響する上記のルートで昇格させ、残りは編集部の判断で立ち上げる。 編集部の判断と読者の判断にも競争原理を働かせるってのが理想だと思います。 雑誌全体のバランスも考慮する必要ありますしね。 クラブサンデーは割と近い形態になりつつあります。 で、新しく始まる連載があれば、当然終わる作品もある訳で。 『マコトの王者』『イボンヌと遊ぼう!』が既に終わり、『ジャンボリーヌ』が次号完結。 次に終わるのは『Waltz』で、その後に『渚』『月の蛇』って所でしょうかね。 『Waltz』は軸の一つなので終わり次第すぐ連載準備って感じでしょう。 村枝先生来るって聞いた時は嬉しかったんですけどね... どうしてこうなった。 あと、『第三世界の長井』はもう終わっていいんじゃね?とは思うのですが... ながい先生新連載と聞いた時は嬉しかったんですけどね... 雑誌購読するきっかけにもなりましたし。どうして(ry ※追記 『まねこい』が終わるようです。


モリタイシ
本日(日付変わって昨日)まねこい6巻発売でした!たくさん感想ありがとうございました〜 次の7巻が最終巻となってしまいますが、少しでも読んでくれた人の心に残るような漫画になれるようにラストまで全力で描きますのであとちょっとお付き合いくださいませ!
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正直言って意外でした。市原さんの子飼いですしね。 スケジュール的に厳しかったってのも少しはあるのかもしれませんが、 だとしても人気ありゃ終わらせるって事にはならんでしょうしなぁ。 実情は新キャラ大量導入や奈美イメチェンとテコ入れしても効果が無かった、とかなのかもしれません。 キャラの扱い方はさすがに上手く、新キャラ大量導入してからは面白くなってるなと個人的には思ってましたが、 ラブコメは上手くてもギャグが微妙だったりと、「猫はもう要らなくね?」てな感じにはなってましたしね... ◎ ハレルヤ オーバードライブ! 個人的に水着がどうとかはどうでもいいんですが、たまにはやらんとね。 そういう需要もあるし。 むしろ久々にギャグやってくれた事を評価したいです。 今回はかなり長い記事書けるくらいのいい内容でした。いずれ書きますよ。(まだ諦めてない) ◎ 時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。 うーん、やはり面白い。てか楽しい。 正直褒める所は一緒なので書くことあんまりないんですが、本当にテンポがいいですね。 『時坂さんは僕と地球に厳しすぎる。』 ゲッサン2011年12月号 p121 田中ほさな 分子間力制御した絵もまた、何度見てもキモいってのが素晴らしいかな、と。 まぁ必ずしもオリジナルな演出では無いのかもしれませんけど。『H×H』のノヴとか。(あれは空間移動) 今のところ壁抜けが主ですが、天井や地面から出てくればもう少し意表を付けそうでもあります。 この能力、キャラのパーツだけ見せることが容易なので、もうちょっとソコに拘ってもいいかもしれません。 例えば尻はここでやってますが、胸、脚、もしくは一瞬どこのパーツか分からない所を出すってのもアリかと。 こういう演出をやれば、『あいこら』みたくパーツフェチに訴えることができそうです。 特に女性は手のフェチが多いので、宗也の手だけって演出もいいかもしれません。 細部にしか言及できないのは、本筋でほとんど文句が言えないって証拠なんですがねw いずれ宗也もこの演出には慣れるでしょうから、もう少し経ったら他の人にも秘密がバレるって展開に なるんでしょうな。 それ以上に読者が慣れそうなので、2巻掲載分辺りからは技を増やして欲しいですね。 ◎ アサギロ 素晴らしい『アサギロ』 ゲッサン2011年12月号 ヒラマツ・ミノル p219 藤堂の成長っぷりが爽快感に繋がってます。 絵にも力んでる描写、余分な力が抜けてる描写がちゃんと伝わる形で表現されてますし、 最後に必殺の突きを出さざるを得ないという演出もまた素晴らしい。 藤堂が覚醒したというより、この漫画が覚醒した感さえあります。 このタイミングで2話掲載した編集部の判断もまた素晴らしいと思いますね。 ○ ぼくらのカプトン 相変わらず好調。ギャグ漫画でこの安定感は異常です。 リンドバーグ シャークのような歩行器キャラはいずれストーリーから退場させるべきですが、 やはり退場させるなら美しい死に様を用意して欲しいところ。 完璧でしょう。 バレてるよ! ジャンボリーヌ 印付けるまでにはいきませんが、今回一番面白かったんじゃないでしょうか。 ほぼスルーしてたので信憑性には欠けますがねw アオイホノオ アオイホノオゲッサン2011年12月号 p330-331 島本和彦 駄目だこいつ・・・早くなんとかしないと・・・ まねこい 意外とあっさりくっつけちゃいましたね。前半は達成感出てたと思います。 後半は関根君押しでしたが、枝葉を広げてくつもりなんでしょうか。 何にせよ、鬱展開だけでは厳しくなるので、2話掲載の強みを活かしてバランスを取って欲しいです。 鬱展開自体は必要ですし、かなり良いので続けてもらうとして。 ○ FULL SWING 引き続き堅調。 ここが噂のエル・パラシオ うーん、新キャラ引き連れてきただけ、ですか... 意外と言えば意外でしたが、内容的には正直ガッカリですな。 気まぐれなアズミの性格は反映されてますけど、今まで必死にやってたのは何だったんだ感が満載。 ココロ、デッサン 本人は気持良く描いてるのかもしれませんが、相変わらず男性には全く刺さらない内容ですなぁ。 この人らしさが出せてるのでステップとなる作品としては問題ないのかもしれませんが、 「分かるわーその気持」ってのをベースにするにしても、他に要素が無ければ少年誌では無理だと思います。 最終回も恐らく似たテイストだと思いますが、次回作はもう少しチャレンジして欲しいですね。 ○ 月の蛇 役者の見せ場をそれなりに作ってるってのは評価できます。 これだけmobが多ければ作画も大変だったでしょうなぁ... ただ、それに終始してるだけなので内容的には若干落ちる印象はあります。 ○ BULLET ARMORS かなり甘めですが、伏線張ったり意外性出せたりとかなり成長が見られたので。 このクオリティが最低ラインになって欲しいものです。 あと、監視長のキャラはいいですね。 ○ ちろり 首だけがネック(2回目) × 僕の友達は魔法少女(読切) 斉藤ゆう 絵は大分マシになってると思います。このくらいならオリジナリティあってアリなんじゃないかと。 ただまー内容はまるで成長してないというか。 ダラダラしてるのは味なんでしょうけど、単にダラダラしてるだけなんですよね... 信長協奏曲 祭りのシーンは綺麗でしたけど、内容的にはちょっと微妙かなぁと。 特に手紙のシーンがもひとつ。 戦国DQN四天王の森長可はもうちょっとフューチャーしてもいいと思いますね。 作風に合わないかもしれませんがw ◎ ツール・ド・本屋さん 正直言って、前回よりさらに面白くなるとは思ってませんでした。 漫画内でも描かれ、私も記事で指摘した問題点について、ページに余裕がないのは話数伸ばすことで解消、 逆境をより重点的に描くといった感じでクリアされたのが原因でしょう。 構造を意図的に変えたことによって面白くなってる訳ですから、今後も期待できそうです。 これ、単行本化できないかなぁ... 出しても売れる保障はしませんけどね。私は買いますが。 アンケートでわざわざ項目入れてる辺り、そこそこ反響はあるんでしょう。 とりあえず謝恩会の模様は別枠設けて横山先生が描くとして、 「仕事場見たいし」は別の作家さんでやるってのはどうでしょうか。 社交性ある人で、かつギャグかコメディ絡められる人に限ることにはなりますけども。 ありがちですが、新人さんが連載作家さんに「面白いって何だろう?」を訪ねて回るとかで。 『もう、しませんから』もそうですが、小学館の別の雑誌の作家さんを訪ねるのもアリだと思いますね。 小冊子付ける以外の方法で連携を模索してもいいんじゃないかと。 もちろん小学館に限る必要は無いんですけども。 んでもってこの作品からは「ゲッサン読者ページ」の看板は外していいと思いますねw