ゲッサン201111 #2

◎ ツール・ド・本屋さん

面白くはあるんですが、駆け足杉。
最低でも倍、できれば3倍くらいのページ数は欲しいです。正直言って勿体無いです。
後、地方都市を巡回してるんですから、「そこに行ってみたいな」と思わせる何かが無いと。
安直ですがローカルグルメと観光名所って所でしょうか。

前回こう書きましたが、ページ数足りないことをネタにするくらい足りてませんねw
『ツール・ド・本屋さん』 ゲッサン2011年11月号 p719 横山裕二

こないだまで東海道編をやってましたが、月12pじゃ足らないでしょうなぁ...
単行本にしない作品に紙面をこれ以上割くのも難しいかもしれませんが、
面白いだけに勿体無いというのが正直なところ。


んでもってその東海道編、私の案が採用されました。



横山裕二
ちなみにツールドB級グルメは@GRGR_ さんにアイデアいただきました!ありがたや〜。
link
ブログにも書いてましたけど、twitterでもつぶやき、アンケートにも書いてたので、 どれが目に留まったのかは分かりませんが... で、ツールドB級グルメは想像してたよりも面白かったですね。 「こんなものあるのか」という意外性、斬新なアイデア、時には意外と歴史のあるグルメだったりと。 BULLET ARMORSの批判でも書きましたが、やはり場所にも個性は必要だという事でしょうなぁ。 また地方を回る時も、この企画は続けて欲しいですね。 ただ、市原編集長は「俺は毎日立ち喰いうどん食ってるのに、何でコイツはこんないい物喰ってんだ」 と愚痴ってましたがw 確かにこういう問題はあるでしょう。 『ツール・ド・本屋さん』 p714 横山裕二 市原編集長もこの問題を取り上げてましたね。「警察沙汰の時はちょっと面白かった」と添えながら。 まぁ『もう、しませんから』もいじられてる辺りが一番面白いってのはありますしね。 次回どこ行くのか分かりませんが、東北は無理でしょうし、九州縦断とかですかね。 九州新幹線全線開業1周年に合わせてタイアップとか...はさすがに無理かなぁ。 あと、謝恩会は次もやって欲しいですね。できれば今回のような違う作家さんの目線からがあると。 新人さんに描かせるのもいいかもしれません。 できれば本誌の作家さんや、他社の作家さんも取り上げると尚良し。 それで読んでくれる人出るでしょうし。(て言うか某若木ファンの人は必ず買う) 謝恩会は「いかにコミュニティを描くか」だと思います。 処刑人の精度(読切) 中原開平 中原先生のtwitterはコチラ uehara_oi クラサン基準だと甘めの★4。 前にも書きましたが、『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』のweb漫画描いてた人。 前作『ドナー&レシピエント』よりは落ちるかなぁと。 違和感がある表現は無くなりましたが、設定もありきたりですし、 何より前作ほどぶっ飛んでないんですよね。 この人らしさは出てますけども。後半はそれなりに意外性と爽快感は出せてますし。 絵のレベルアップは必須、内容的にももう少し設定面で強化して欲しいかなぁと。 アルシエルの心臓(読切) TALI TALI先生のtwitterはコチラ ginko_69 たぶん夫婦でニコイチ? 旦那も垢持ってますが休止状態。 クラサン基準だと★3。前作『人間抑止力 獅子丸』より落ちるのも同様。 というかこっちの方が先に描いたんじゃないかなぁ。 絵に関しては完全に即戦力級なんですが、 意外性に繋がらない伏線、あんまり達成感がない必殺技、笑える所までいかないコメディ表現と 内容的にはちょっと落ちますね。 キャラクターは描けてるので、そこで何とか持ってる印象。 DIRTY CARNIVAL(読切) 梅内創太 クラサン基準だと★3。 相変わらずな絵柄ですが、以前よりはすっきりしてると思います。この個性は殺さないで欲しい。 ただまぁ内容的には80年代によくある漫画といった趣。 見栄えのするシーンはいくつか出てくるのですが、 それを繋ぎ合わせるためのシナリオに工夫が足らない、って感じですかね。 ○ オバスケ サマー(読切) 中馬孝博 クラサン基準だと★4。 PROFILEにもあるように、意外とキャリアのある作家さん。2006年段階で藤木先生の元アシってホンマかいな。 密かに顔出しもしてますね。 とりあえず私が大嫌いな交通事故がある点はマイナスw 絵柄、内容共にそつない感じですが、まとまりすぎる上に旧さもあるのがネックでしょうか。 シナリオ的にも身長差だけで押し通すのはちょっと微妙。 身長差からくるクイックネスに言及するとか、幼なじみだからこそ分かる癖を出すとか、 もうちょっと煮詰められた気もします。 基本的なことは出来てますから、殻を破るような何かが欲しいですね。