ゲッサン201111

◎ 鉄楽レトラ
相変わらず雰囲気でもって行く作風がいい上に、キャラを少しずつ出していく展開も密かにいいですね。
『ハヤテ』好きな私にとってはこのキャラが既存のキャラにどう絡むか?が見たいんですが、
それやっちゃうと『FULL SWING』と被るかもってのが少々懸念材料。
このくらいは被ってもいい気はしますけども。


単行本のサイズがB6小版ではないのもいいですね。まぁ私は買いませんが。
唯一の不満は、扉と1巻表紙が同じことですな。


◎ ハレルヤ オーバードライブ!
今回はパーフェクト。らしさが出せてます。
記事書き出すと物凄く長くなるので一言だけ。新キャラかなりいい。


◎ 時坂さんはボクと地球に厳しすぎる。
もう『ボクたま。〜時坂さんはボクと地球に厳しすぎる〜』にしてもいいんじゃないかとw
やはりヒロインの時坂さんが可愛くないのは置いといて(やってることは可愛らしさ出せてるのですが)
テンポ良いですし分子間力制御した絵はインパクトありますし爽快感も出せてます。
イマイチ地球に厳しく当たるロジックが理解しかねますが、その辺りはいずれ詳しく説明されるんでしょう。
若干地味なのが気になる所ではあります。


◎ ぼくらのカプトン
いやー柴田抜きでやれてますね。3本とも良かったですが、3本目は爆笑しました。
このレベルが4ヶ月に1回出せれば。
現状、ギャグ漫画が壊滅的なサンデー系列で唯一気を吐いてる作家さんだと思います。
『ぼくらのカプトン』 ゲッサン2011年11月号 p136 あずまよしお

PNSTフェチじゃないので共感はできませんが、分かんなくても面白い感じは出せてると思います。


『ぼくらのカプトン』 p133 あずまよしお

密かにいいセリフ。メタ的です。
キャラのフェチを考えるという事は、そいつの思考パターンを知るのと同じ。
つまりキャラのフェチを表現できれば、そのキャラをより深く表現できるって事です。
よくキャラに「好きなもの:嫌いなもの」って項目がありますが、インパクトが足らない場合には
どんなフェチか?どうしてそんなフェチなのか?まで踏み込んで考えると光明が見出せる場合があるかもしれません。


○ ちろり

不安材料があるとすれば、一話目でこんだけインパクトある流れだったので続きがどうなるのか、って点ですね。
台詞抜きでページの大半を使うってフォーマットでは厳しいでしょうし...
本来インターバル回にやる演出ですから。
毎回最初の1p台詞抜きで、とかならアリでしょうけども。

前回こう書きました。惜しい。2pでした。
今回のフォーマットでいいんじゃないでしょうか。
いつも冒頭ではなく、たまには中に、後ろに、ごくたまに1話全部くらいのパターンで十分でしょう。

#2でこう書きました。
1巻に1話全部ってパターンを想定してたんですが、まぁその辺りは人それぞれでしょうし。
前回同様、首だけがネックです。
『ちろり』 ゲッサン2011年11月号 p244 小山愛子


◎ アサギロ
雑用が修行になってるという話はベタというより最早王道ですが、ちょっと親切すぎる気はしますね...
組員の態度がではなく、説明が。
まぁ些細な事ですけどね。内容は相変わらず良いです。


リンドバーグ
いやー素晴らしい。マティアスと一騎打ちさせながら最終的には策略で負ける。
しかも微妙にマティアスがヘタレなドジッ子である所を見せる按配も。
これでシャークが死ななかったら暴れますw
後、この煽りはNG。なしてわざわざネタバレしますか。


ここが噂のエル・パラシオ
まーインターバルですしこんなもんかな的な。桜花のツンデレだしとけばいいでしょ、という。
ヒキは悪くないです。


んでもってドラマ観たんですが、ぶっちゃけ微妙ですね。
陽向役の中村静香がえれー可愛いのと、居なくなったバニーキサラギ的な役の武田梨奈がさすがの動き。
この2点は良かったとは思います。
まだ練習中だからなのか、愛川ゆず季武田梨奈以外は格闘やらないっぽいですなぁ。
色々原作レイプした上に微妙なのにも関わらず原作よりマシじゃね?って思えるのが悲しいところ。
原作は原作で好きなんですけどね... 単行本買ってますし。


○ FULL SWING
いー感じにキャラ回ってると思います。


マコトの王者
今回だけ見ればこの評価ですが、作品的にみれば◎。
作品自体のコンセプトがユニークで、そのコンセプトを十分発揮できた作品と思います。
惜しむらくは赤青の違いが明確に打ち出せた直後に赤青統合な展開になった事でしょうか。
青で人間不信になってる辺りは最高でした。
て言うか、次回作どうすんですかね... 同じコンセプトでやるんでしょうか?
そう言えば、子どもの等身はマトモになりましたねw


ココロ、デッサン
印付けるまではいきませんが、先月分よりは大分良くなってると思います。
相変わらずモノローグは無いですが、その必要が無い感じにはなってますね。
詳しくは説明しませんけど、いかにも女性が描いた漫画の良さみたいなのは出てますが、
男性が読むと引っかからないような表現が多い気がします。
まぁこういう難しい問題に触れるくらい、作家としてのベースは出来上がってるという評価です。


BULLET ARMORS

せっかく「炭鉱の街 テレンデ」と書いてるのにそれっぽい要素もなく。

#2の段階でこう批判しましたが、ようやくそれらしい描写が。炭坑とはあんま関係ないですが。
カップリングも変えてきましたね。バレットの替わりにプロトを。
カップリングを変えるという手法は、キャラの違った面を出すことが出来なければあまり意味がないので、
ここら辺をどう表現できるかでしょうか。
舞台を変えたのもそうですね。舞台が変わったことによって戦闘に何らかの変化を出す。
これらが出来たなら印打つ事を考える必要がありそうです。


まねこい
色々上手いです。
ポジティブな賽の目なのにネガティブな結果、キャラの意図を語らせておいて違う展開に。
メインのカップルで一話、サブのカップリングで矢印を錯綜と、構造的にも良く出来てます。
なんか鬱展開の方が上手い作家さんになりつつあるのがちょっと不安。


× 舌鼓を滅多打ち(読切四コマ) 斉藤ゆう
構成にも問題ある作家さんなので四コマやらせるのは良い判断だとは思います。
多少フツーになりましたがまだ絵柄が独特なので、それをマイルドに印象付ける副作用もありますし。
ただ、中身が面白くはないです。


× イボンヌと遊ぼう
基本スルーだったのであんまり中身は語れないのですが。
イボンヌのキャラ自体が『ぱ○ぽ○』な上に、フツードジっ娘宮田というキャラがダイレクトに『○に○に』。
さらにはガチャガチャネタが某『S○○T D○○○E』にクリソツと、パクリのオンパレード。
その段階で完全に見切りました。
最悪なのが、そこまでパクってても全く面白くなかったという...
ゲッサンが悪い意味で評判にならなかっただけでも良かったかなと。


× バレてるよ! ジャンボリーヌ
結局、一度も面白いと思った箇所ありませんでしたね...
面白いと思ってる人、作者以外にいるんでしょうか?
って、終わってなかったのかw てっきり終わったと思ったよ。


◎ 月の蛇
うーん、完全に終わらせに掛かってますね。
ようやく内容的にも身がはいってきた感じなのですが、売上的にねぇ...
玲麗と翠華の対比は良く出来てますし、役者が揃って盛り上がってきた感はあります。


× 第三世界の長井
久々に読んでみましたが、やはり理解不能
ひょっとしたら物凄く面白いのかもしれませんがw


信長協奏曲
相変わらず史実に忠実なエピソードを加えつつ、gdgdな雰囲気を醸し出せてます。
ビロードが贈られたかどうかは知りませんが、洛中洛外図(国宝)を謙信に贈ったというエピソードはあります。


◎ ツール・ド・本屋さん
派生して色々書くことがあるので別記事に。