V系男子の電卓理論
前作『VS. オセロ』の際には菅原先生のヘルプをやってた作家さん。
前作はオセロのド派手な定石で倒す辺りが達成感あり、非常に面白かった作品でした。
今回はさすがにそういう演出は無かったですが、マニアックな題材をベタに扱う辺りは共通してます。
掴みの段階で意外性あるので、ベタな内容でも十分楽しめます。
にしても、本当に電卓の大会ってあるんですね...
絵のレベルをもうちょい上げてもらうのはもちろんのこと
(今でも十分可愛いので、センスはあるんじゃないかと思います)
電卓の面白さがどこにあるのか、フィクションではなく本当に電卓の大会があることをきっちり表現する、
そして、できれば電卓をやることによって飽きやすかった主人公に集中力が付いた、というような表現があれば
さらに良くなったかもしれません。
後、もうちょっと文字を大きくしてもらわないとクラサンで読むには辛いです。
内容考えるとこれくらい詰めないと難しいのかもしれませんが、工夫すれば何とかなる筈です。
何にせよ、中身はベタでもユニークな着眼点を持ってる作家さんのようです。
2作続けて当たりを出してるので本物でしょう。この人も期待できそうです。