週刊少年サンデースーパー増刊号201105


今度はこじまたけし(小嶋武史)先生の新連載ですか...
だんだん月刊若木アシ化してますなw
個人的には小嶋先生に対してはあまり期待してないのですが、
菅野先生のようにごめんなさいするような作品を出して欲しいものです。


新撰組秘闘 ウルフ×ウルブズ
森田滋先生のtwitterアカウントはこちら @namimoripoyorin
森田滋先生のblogはこちら 極楽天国
ブログにもあるように「ふゆたろう」名義で同人活動してました。pixivも同名義ですね。


第一回クラブサンデー新人王決定戦に『飛ぶがごとく!』でエントリー
若干の不満は残るものの、なしてこの作品が決勝戦に残れませんかと愚痴ったくらい良い作品でした。
前回も書いたように、この作家さんも以前から期待してたうちの一人だったんですが...


期待以上のものが出てきました。
あ、とりあえず略称は『WXW』で。
熱血だせてギャグもやれてロジックな面も出せる。キャラの出し方も上手い。
可愛らしい絵も描けるし格好いい描写もできる上にその対比も上手い。
新撰組秘闘 ウルフ×ウルブズ』 週刊少年サンデースーパー増刊2011年5月号 p27 森田滋

実に器用な作家さんだなと。
後は内容的にどれだけ自分の色を出せるかですかね。


○ はるまげ
相変わらず自由な感じはいいのですが、今回ギャグもちょっと面白かったかも...
『はるまげ』 週刊少年サンデースーパー増刊2011年5月号 p102 なにわ小吉

これとこの天丼2つが。
「無精」は「無性」の写植ミスだと思います。


超弩級少女4946
ありきたりではありますが、やはり特攻は男のロマンですなぁ。(前回と同じ感想)


◎ 動物がお医者さん!?
前回さんざんdisりましたが、今回は素晴らしかったですね。
前回も漫画自体はしっかりしてるなーという印象でしたが、今回はカチンとくる描写は無かったですし、
むしろ「ああ犬ってこんなしぐさするよなぁ」的な描写が多かったです。
相変わらずロジカルな説明には説得力あります。
まぁ一番良かった点は共感の描写ですね。伏線を絡めたり立場を重ねたりと。
ここがしっかりしてるので今後も大丈夫そうです。


○ Instinct
悪くはないんですが、どうもワンパターンな雰囲気が。
身を挺して助けられたから助け返したってのはいいんですけれども。
あと、アルテミス、もう少し格好いい発動の仕方無かったのかなーとも思いました。


◎ G
いい意味で相変わらず。


今際の国のアリス
こちらもいい意味で相変わらず。
「おに」が何かが判った段階で有利なポジションが変わればより良いんですけどどうなんでしょ。


◎ MS・DOLLS
いやーもう色々と完璧でどうしてくれようかとw
さんざん書いてますがこの作家さんの敵はマンネリしかないので、
次の連載は「基本的に同じことを繰り返しつついかに新味を出していくか」が鍵になるでしょう。
いずれ纏めたいとは思いますが、他に纏めたい作品がいくつかあるのでいつになることやら。


◎ CRIMSONS
構造的なことは前回やっちゃったので、基本的に書くことないですわ。
いい意味で相変わらず。
確かに仕返しするシーンにリアリティは無いですが...まぁ達成感出すにはこういう描写も仕方ないのかな的な。


× MAYBE TOMORROW (読切) オカザキカッパ
せつない漫画ですね... 内容が、という訳ではなく、あまりにも作者の心情を反映しすぎて。
しかも夢が叶いそうにない辺りが。
ググッてもマイペイサジコルさんのページしかヒットしないのでどういう作家さんなのか判りませんが、
(当時は岡崎河童名義)
たぶんキャリアは長いんでしょう。


漫画自体はしっかりしてつまらなくはないんですが、悲しいかなセンスが1〜2世代旧いです。特に絵柄。
3月号に載ってた読切『音和田セッション』と内容被ってますが、それと比べても歴然でしょう。
青年誌、もしくはギャグならこの絵柄でもやれるでしょうが。
何にせよ、今までの自分を一旦壊して再構成しない限り厳しいと思います。
小嶋先生も割りとそんな感じでしたけれど連載獲れたので、諦める必要は無いのかもしれませんが。


◎ プリンス オブ アイス(読切) 小野ハルカ
何度か超・クラサンで読切が掲載されていて、そろそろ超かクラサンで連載取って欲しい作家さん。
個人的にはロジカルな要素が足りないのでそれほど期待はしてませんけれども。
少なくともこの読切に関してはパーフェクト。


『未来のフットボール』が良くて『T.R.A.P』が微妙だったのと同様、
読切・短編の場合は問題ないんですけれども、スポーツやバトルなら魔球や魔法成分を混ぜても
ロジカルな説明が必要になってくるので、ロジカルな描写を強化するか、ロジカルな記述なしでも成り立つような
何かしらの工夫が必要になってくるでしょう。