ポップコーンアバター 〜#25 その1

略称は『ぽぷこん』なのでよろしくな!(発案者俺,作者公認)




ポップコーンアバター

ポップコーンアバター - 第25話

星野倖一郎
(C)Kouichiro Hoshino/Shogakukan 2009

学校の体育館で、ラーヴァナとのバトルをクラスメート達に目撃された蔵人達は?

posted with EmbedSunday on 2011-04-05

気付けば2周年。
そしてクラサンスタート時から掲載されてる作品は『阿鬼羅』と『ぽぷこん』だけになりました。
(『4946』『ロマ』は終了決定)
昇格もしませんが、とりあえずは続いてるだけで良しとしましょうか。


twitterではかなりプッシュしてる作品ですが、ブログでは意外や意外、#9までと10の記事だけなんですな。
プッシュしてる最大の理由が絵が個人的に好みだからなんですが、最近は内容も伴ってます。
現状は超へ移籍すべき作品だと考えてますが、このまま伸びれば本誌掲載でも遜色なくなると期待してます。
少なくとも#25のクオリティを維持してくれれば。
まぁクラサンから超への移籍の方針無くなったっぽいですけども。


記事が長くなったので分割してupします。
その1は#9までの記事と比較して書くので、まずはそちらから御覧下さい。
ポップコーンアバター 〜#9


要点だけ書くと、

1) 必殺技がとても地味
2) 駆け引きがほとんどない
3) キャラが使い捨て

の3つを問題点として挙げました。実の所他にもあったんですけれども。
少なくともこの3点は改善されてます。解消されたとまで言い切れないですが。


1) 必殺技がとても地味
個人的にはまだ不満は残ります。もちろん派手ならいいって訳でもないんですけれども。
『ポップコーンアバター』 3巻 p41 星野倖一郎

とは言え多少派手にはなってます。
単行本未収録なので引用はできませんが、必殺技のコンビネーションも出してたりしました。
コンビネーションの方は地味と言えば地味でしたが工夫されてるので個人的にはかなり好印象でした。


今までで一番派手なのはコレですかね。
『ポップコーンアバター』 4巻 p82-83 星野倖一郎

まぁこのシーンは単に派手だから良いというよりも、前のページからの流れや構図、
ジャガーナント様のシュールな笑顔とのギャップ等、別の意味で素晴らしかったんですが。


まだ不満は残るとは言っても、必殺技に関しては作者も意識してるみたいなので今後の期待は持てます。
『ポップコーンアバター』 4巻 p163

おまけとは言えメタ的ですね。
読者にも「こんな必殺技使いたい!」と思わせるような必殺技をぜひ編み出して欲しいです。


2) 駆け引きがほとんどない
この辺りもまだ不満は残りますが、少なくとも以前のような

バトルのほとんどが、最初やられる→励まされてやる気だす→相手やっつける というだけの構成。

からは脱却してます。
『ポップコーンアバター』 3巻 p40

このシーンなんて戦略性がありました。
戦闘シーンもそうですが、神族(デーバ)と魔族(アスラ)間の駆け引きも出てきてますし、
こんな事書くのは恥ずかしいですが「恋の駆け引き」も結構な頻度で出てきます。
『ポップコーンアバター』 4巻 p47-48


不満なのはそれでもまだアッサリしてる感があるからでしょうか。
『DCD』のように駆け引きに特化すれば(若干のラブコメもありますが)やれなくもないでしょうけれど、
特化せず、かつ月刊連載なら密度的にはこのくらいが限界かなぁという気もします。
言い換えれば、いつか週刊連載を掴むことがあればここは補強しておきたいところです。
『マギ』なんてたっぷりやれてる訳ですし。


3) キャラが使い捨て
ここは完全に解消されました。
現状敵キャラはヴリトラとラーヴァナを軸にしてます。
問題は軸となる敵キャラが二つになったことで軸がぶれてるよなーと思っていたところでしたが
『ポップコーンアバター』 #25 p19

ここで接点が。
ヴリトラの不死並みにラーヴァナの逃げっぷりが倒すの大変そうだなーと思ってたので、
なるほど意味があってやってたのね。と納得しました。

もしラーヴァナがアバターと絆が強くなったりしたらもっと強いアバターになるでしょうし、今度はアバターを捨てられなくなる。自分が消えるリスクも出てくる。そこで葛藤も起きる...

個人的にはこんな風に考えてました。これはこれで面白そうですが。
以下、その2に続きます。