GAN★KON

サンデー超で『M・S DOLLS』連載中の菅原健二先生の本誌掲載読切。
『GAN★KON』 週刊少年サンデー2011年13号 p335 菅原健二

個人的に一番ワロタのはこのシーンでした。
『GAN★KON』 p357

えー菅原先生、うちのブログ見てたんならすいませんw
前回のMS・DOLLS記事でさんざんマンネリだと批判してましたからね。
でもあえて書きます


内容的にはほぼMS・DOLLSを踏襲した漫画になってます。

ボクもずっと、バトルまんがとかファンタジー作品とかを描きたいなという欲求はありましたが、「オタク向け」というジャンルを描こうとは思ってはいませんでした。
それなのに、なぜ「クラブサンデー」で『M・S DOOLS』のような、オタクをターゲットにしたような作品を企画したかというと、そこにはボクなりの戦略があったからです。


今回の連載が始まる前、作品がWeb掲載されるということを聞いていました。そうなると、読みに来るのはPCを持っていてそこそこそれを扱えるネットユーザーだろうと想像したんです。
そこでネットユーザーに受けるものを…受けるジャンルって何なのかを考えた上で、自分の趣味とか描けるジャンルを重ねて今の作品はできました。
『プロが語るまんが秘伝』 part187●菅原健二先生 PART3

元々菅原先生はそれほど濃い人ではないという話を聞いてますが、それが裏付けられたというか。
『GAN★KON』はWeb向けじゃないのでオタク向けな要素を取り除いたって事なんでしょう。
それ以外はまんま『MS・DOLLS』ですねw


主人公やヒロインのキャラはまんまアオイと八乙女ですし、アバター系バトルという点も同じ。
『MS・DOLLS』では「殴りあわないバトル漫画」という意味で新鮮味があったので少し残念ですが、
現状そのおかげでバトルがマンネリ気味になるという欠点も出てるのである程度仕方ないことなんでしょうか。
まぁマンネリ解消する方法が「レベルを上げて物理で殴ればいい」って訳でもないんですけれども。
とにかく、まんま『MS・DOLLS』なので面白くない訳がなく。58pという長さを感じさせない中身の詰まった漫画でした。


『MS・DOLLS』#7の時点で「この人は本誌連載すべき」と書いてましたし、今でもその考えは変わりませんが、
やはり懸念すべきはマンネリでしょうねw
1年は持つと思いますけど、その先はどうか。
マンネリしつつもその中で工夫して変化を付けることは出来てるので、そこから上にいけるかですね。