ゲッサン201102

とある飛空士への追憶
まぁ見せ場なのでここが面白くなって貰わないと困るわけですが、
盛り上がる所をちゃんと盛り上げてくれますね。
カラーもようやくこの人らしい色使いが見れたような。
というか小川先生の水彩っぽいカラー好きなんですよね。HPに載ってる絵は全部保存してます。


少し残念なのは表紙ですね...
モノブラウンで統一して、ワンポイントだけカラーっていうのは確かに映えるのですが、
それが表紙になるとタイトルやら何やらで別の色も混じるだけに、ワンポイントカラーのインパクトが消える気がします。
こういう演出は漫画の中でやるべきだったと思いました。


アオイホノオ
ライダーな人との会話は結構面白かったですが、漫画の話かいい言葉が無いと若干落ちるのかなぁと。


まねこい
起承の段階なので若干評価下げましたが、クオリティ自体は落ちてないと思います。
崎山が出てくると『あすかショー』以上に『あすかショー』なシーンになりますなw
自分の好みとは外れますが、バランスからしてやはり女性キャラに貧乳なりの細いキャラが必要かなーと思いました。


○ BULLET ARMORS
必殺技が出たり、罠があったりと、やっと少年漫画らしくなってきたというか...
映画観まくってる効果なんですかね?
ただ、今のところ場面転換に難アリかもしれません。
新人な上、新しいことをやり始めたからある程度仕方ないのは確かですので、
他の漫画ではどういう演出をしてるかを参考にしつつ、自分なりに吸収していく事が必要でしょう。
そもそも、場面転換に難があることが表面に出てきただけでも成長してるって事なんですよ。
それまであまり転換してなかったって事ですから。
何にせよ、今回いきなりクオリティ上がったと思います。


◎ アサギロ
やっぱり殺陣やると面白くなります。あと近藤勇
近藤勇の中の人はきっとアントニオ猪木なんでしょう。『アグネス仮面』の。


○ ぼくらのカプトン
相変わらずくだらないです。いい意味で。
マンネリを恐れずにこの調子でいいと思います。


リンドバーグ
ドッグファイトに若干難ありかも。
表情にフォーカス当ててるからかもしれませんが、どういう戦い方してるのかイマイチ想像しにくいです。
スピード感もあまり感じられませんでしたし。
ただ、内容的には引き続き好調だと思います。
あと、相変わらずプラモは可愛いしシャーク隊長かっけー。


(追記)
男前だぜ猫番長!
TALI先生のtwitterアカウントはこちら ginko_69
TALI先生のブログはこちら ドブ録
第14回スクウェア・エニックスマンガ大賞で大賞受賞らしいです。
なのにゲッサンでは選外佳作...
というのが頷ける出来ではありました。


確かに絵は即戦力級です。猫が可愛いです。あと格闘シーンかなり描けてます。
でもそれだけです。
まぁ8pでこの人の持ち味を出しつつ内容も、ってのは正直厳しいとは思います。
とりあえず持ち味は分かったので、ストーリーに関しては32p以上の読切読んでみないと判断しかねますね。
昔の作品読めって話なんですけども、さすがにガンガンはチェックしてないからなぁ。


マコトの王者
いやー素晴らしい。真が誠の見解とは違ったスタイルで反撃する。
元々こういうキャラの個性がきちんと描かれてる漫画に弱いってのもありますが、実に面白いです。
もっと評価されていい漫画だと思うんですけどね...


ここが噂のエル・パラシオ
リーグ戦への導入というのもあるんでしょうが、相変わらず地味ですなぁ...
リーグ戦で派手になればいいんですけども。
地味さを払拭する手段はいくつかあるでしょうが、この作品に必要なのはカタルシスかなぁと思います。


○ 月の蛇
こちらもやはり導入というのもあるんですが、地味ですなぁ...
地味に面白くはあるんですけれども。宋江のキャラも割りといい感じですし。
来月号で『忍びの国』『飛空士』が終わりますが、その次に『エルパラ』『月の蛇』が終わる気がしてなりません。
どちらの作品も、終わるにしても後4〜5話あるでしょうが。
まだ終わることが決まってないのなら、魔法や必殺技を使わず、史実的なトリビアもなく、独特の世界観もない状況で
どうやってインパクトを出すか?という回答を早急に出す必要があるでしょう。
残念ながら答えが思いつかないんですが。


梁山泊を悪人にするという発想は『蒼天航路』同様に良かったと思いますが、
そもそも水滸伝自体がマイナーなのでインパクトに繋がってなかったのかもしれません。
今回も、せめて牛金が飛虎に恩義があるキャラだったりとか関連性があれば、
より宋江が憎いキャラになって倒した時にカタルシスが生まれそうなんですけれども。
1話目が割とそういう話でしたが、関りのあったガキとその姉は死なずに親が殺されるという演出でしたし。
何にせよ、終わって欲しくないので何とか巻き返して欲しい所ではあります。


信長協奏曲
今回はボチボチ。
まぁ表面的には地味ですが、今後の伏線となる義昭との微妙な齟齬を丁寧に描いてるのは好印象。
歴史の教科書だけでは拾いきれない、こういう細かな所をちゃんと描く辺りがこの漫画の侮れない所です。