FLAG.124

「栞+結攻略」編です。
神のみぞ知るセカイ週刊少年サンデー2011年3・4合併号 p133 若木民喜

栞可愛いですよねぇ。可愛いが故に個人的には刺さらないキャラなんですけども。
純再登場時もそうでしたが、名乗ったりしなければ「汐宮 栞(17)」とキャプションが付くんですね。


神のみぞ知るセカイ』 p131

で、まずはこの箇所に触れない訳にはいかないんですが...
正直、つまりどうなのか分からんのですよね。
かなりややこしい事書いてるので、訳分からなくなったら飛ばすが吉です。


例えば、「女神がいないのに桂馬に好意を寄せている」というもうさんの説は、かなり説得力があります。
ただ、個人的にはこう決め付けるのには警戒感があります。もうさんの願望でバイアスが掛かってそうな気もするんですよ。
以前、「女神とか関係なく、歩美が桂馬のことを好きでいて欲しい」的な発言してましたし。


こういう時、役に立つ考え方の一つは
大和撫子〇〇七』 p133 野上武志

「与えられた条件の中で解を求めるのではなく、与えられた条件を疑うことからはじめよ」
つまり前提条件の再考察ですが、このシーンはあくまで桂馬が与えられた条件下でどういう思考をしてるか?が問題となってるので、
今回は使えません。
条件だけ考えると、例えば「ちひろが桂馬のことが好きだと歩美が知っていて、ちひろに感情移入してるから怒ってる」
といった可能性も考えられますが、こういう可能性はグレーが5人だろうが3人だろうが常に付き纏うのでこの場合には当てはまらないでしょう。


今のところ考えられるのは、もうさんの説がまず一つ。(少なくとも論理的に矛盾はありませんし)
「女神がいない女子も攻略しなきゃならない」「もう一度女神が誰にいるのか調べる必要がある」
というのも考えられるかなぁと。個人的には最後の説。
神のみぞ知るセカイ週刊少年サンデー2010年49号 p106

無関係な人間を巻き込みたくないという思いも多少あるでしょう。
現状は「かのん救出のため、なるべく早く女神を見つけ出す」必要があるので、思考は攻略スピードに最適化されてると思います。
桂馬がどちらの考えかは分かりませんが、5人攻略するよりも攻略の過程でまず4人に絞って、残りの1人はフラグをへし折った方が
スピードの最適化になるんじゃないかな、と思います。


「栞+結」編は、栞攻略時は桂馬の計算通りに、結攻略時は月夜以上に計算外の出来事が起き、さらに回避できてない状態になってます。
こういうパターンを、恐らくキャラに応じてちゃんと分けてるんですよね。
「関係の履歴」は、栞は2巻巻末の小説、結は攻略時の後遺症という形で描写してます。
で、カップリングの方は、「月夜編」の変化。
桂馬、結、栞の3人でのニアミスですが、今度は桂馬と結が喋っていて、それを栞がヲチしてる状態です。
神のみぞ知るセカイ』 p146

この辺りも実に『ハヤテ』的。詳しくはThe Structure of "Hayate the combat butler" 3) カップリング参照。
桂馬は栞にヲチされてることを知らないので、そういう前提で栞攻略を組み立てていくでしょうが、
栞がどう誤解して桂馬の思い通りに攻略が進まなくなるのか、ってのが見たいですねぇ。
というか「誤解を元にした行動のすれ違い」こそ『ハヤテ』の真骨頂ですけれども。


個人的には惜しいなぁと思うのがこのシーン。
神のみぞ知るセカイ』 p140

現段階では栞に女神がいると確定するのはマズいので仕方ないことなのですが、
栞が桂馬を理解する為にこういう本で勉強してた、というシチュエーションだと萌えるのになぁと。


個人的にはどうかなぁと思うのがこのシーン。
神のみぞ知るセカイ』 p129

左上の赤く囲ったmobが結じゃね?という話があるみたいです。確かに、言われてみればこのシーンも結ですね。
神のみぞ知るセカイ』 p136

結が桂馬を探して図書館に来るなら分かるんですが、偶然図書館に居合わせてるという点が逆に都合主義感あるかなぁと。
結が図書館に来るようなキャラだ、という何かしらの伏線があれば話が別なんですけれども。


偶然居合わせるのがダメなら必然的に居合わせるしかありません。(そういうのは居合わせるとは言いませんが)
結には桂馬に会うモチベーションはありますし、そもそも結が桂馬のことを気に掛ける、という伏線はあったんですよ。
神のみぞ知るセカイ』 10巻 p118-119


残念ながら記事にはしてませんが、このコマの解釈を巡って当時議論になってました。
結は何を考えてるんだろう?と。
私の解釈としては、結は「自分は桂馬と結婚したいと思うだろうか?」と考えてたのではないかと。
で、これをきっかけに結が桂馬の事を思い出すんじゃないかなという予想をしてました。
この辺りは「2B-Pencilsのメンバー全てに女神がいる」説を唱えてたからってのもありますが。
(今でも変わりませんけど)
ただ、結が図書館にいて偶然居合わせたのではなく、結が桂馬を探していたという演出にしても、やはりご都合主義な
感じは残るんですよね。
なぜ、たまたまこの日に桂馬を探してたのかという。結局ここにも伏線が無いとそう感じるんですね。
もちろん、ご都合主義に感じるのは私の主観であって、恐らく読者の大半はそう感じないので問題は無いんですけれども。


仮に私のご都合主義感が解消されるとしたら、今回の偶然居合わせる展開自体が伏線になってるとかですかね。
例えば、かのんとの二股フラグで結の女神の力が増幅し、女神の力で桂馬が図書館に来ることが予知できた...とか。
結に女神がいること、結の能力の伏線として使う訳です。


んで、今回は些細なミス発見。
神のみぞ知るセカイ』p145

神のみぞ知るセカイ』 p146

桂馬の左足、上の画像は肘かけに掛かってるのに下の画像では掛かってない。さらに言うなら椅子の大きさが違うw
足が掛かってた方がいい感じなので、右の画像を書き直し、とかですかねぇ。若木先生が気付けばの話ですが。
何回か書いてますが、こういうミスは一応指摘しますけど非難するつもりはさらさら無いです。