FLAG.115-116

いやーしかし、このシリーズ神がかってますな。
いつものように設定面中心で書きます。FLAG.119辺りまで火曜日までにうpしたいところですが果たして間に合うかどうか。


神のみぞ知るセカイ週刊少年サンデー2010年44号 p89 若木民喜

#115の設定はこのpとその前のp。
前々回の記事

私は、今の女神攻略は「誰に女神が入ってるのかを探る」2周目で、次に「愛の力を呼び起こして女神がいるかを探る」3周目が来ると予想してますが、
ひょっとしたらその伏線なのかもしれません。
何にせよ、女神が入ってると分かれば、その女の子には攻略の時みたいに接して女神の力を回復させる必要はありそうです。

こう書きましたが、まさにそんな展開。キスまでは予想してませんでしたが。
まぁディアナが「キスしてみるとか」と言ってるだけなので実際するかどうかは分かりません。
攻略編では攻略女子の為にキスをする、というのは納得いくのですが、
かのん(アポロ)の為に歩美やちひろとキスをするってのはちょっと違わなくね?と思いますしね。
FLAG.119を見れば、嫉妬させて愛を目覚めさせるという方法を採るのかもしれません。
某桜の木の下で告白するゲームか何かで、メインヒロインは嫉妬させないとフラグが立たないというシナリオだったという話ですし。
絶望放送か何かで聴いた話なので実際どうかは知りませんけれども)
ただ、今の流れではかのんにキスをするってのはアリでしょう。
彼女の為でもありますし、「眠れる森の美女」はストーリー的にも鉄板ですし。


1コマ目も微妙に注目。
ちひろにキスしたか聞いてもはっきりしなかった。遠回しに聞いてもムダだ。」
このセリフは#119に掛かってると思われます。


3コマ目はまぁどうでもいい話。
前回の記事でもちょろっと書きましたが、またフキダシ外のセリフが書き文字じゃなくて写植になってますね...
これはミスなのか変更したのか。
skypeではこのコマのデフォルメ化した桂馬とLCが可愛いという話になってました。


神のみぞ知るセカイ』 p88

で、その前のページ。
桂馬のテキトーというか投げやりな作戦。このブログ的に言えば「2周目の攻略法」。
ここが2周目から3周目への節目だと思います。
これだけ見るとディアナの情報で攻略方法を変えたって事になりますが、桂馬がすぐさま行動に移さないことを考えても
この時点ではあくまで「女神捜索のひとつの案」として考えてるフシがあります。
現に、この後でかのんに「覚えてる!?」「キスしたこともか…」と言ってますし。
かのんが刺されるという逼迫した状況になってはじめて、現時点で考えうる最良の方法として採用する...
かどうかはまだ分かりませんが。


神のみぞ知るセカイ』 p100

しかしまー、このシーンは驚きました。
かのんが桂馬に助けを求める展開になるとは当然のことながら予想はしてましたが、衆人環視の中でというのは全くの想定外でした。
どこに敵がいるか分からない状況なので、もっとひっそりと訊き出す展開だとばかり。
このシーン、意外性を出すだけの演出じゃない辺りが素晴らしいですね。これも#119に掛かってます。


歩美とちひろがどちらも驚いてますが、驚き方に違いがある辺りも素晴らしいかと。
その対比のためにLCとモブ子を出してるのも気が利いてます。
こういうのはセンスではなく知識の問題なので、新人さんは見習って欲しいものです。
まぁ直接内容や人気に影響する類のものではないんですけれども。



FLAG.116もまた衝撃的展開。
ですが、やはり印象的なのはカラーの扉でしょうなぁ。
神のみぞ知るセカイ週刊少年サンデー2010年45号 p10-11 若木民喜

綺麗だなぁ以外に何も言えませんわ。


この回は設定面よりも告白シーンの表情が云々で書きたいことが山ほどありますが、
そういう話は別のブログでもきっと書いてるでしょうからここでは書きません。
つっても他のブログそんなにチェックしてませんけどね。もうさんのとこは必ずチェックしてますけれども。


神のみぞ知るセカイ』 p25

敵対する組織と刺客の名前が明らかに。フィオーレ(fiore)とはイタリア語で「花」の意味みたいです。(もちろん英語ではflower)
アポロに訊かれたからとは言え自ら名乗る辺りは実に漫画的に正しい演出ですが、自尊心の高いキャラだという表現にも繋がってます。
この後に「私も認められる…!!」といったセリフも出てきますし、以前ハクアよりも優秀だったのにといったセリフが出てました。
こういうキャラにドジっ娘な設定は便利ですね。
通信器を落としたように桂馬側に情報を出す役割を担えますし、下っ端だったり本人は優秀だと思ってる設定にもマッチしてます。
LCはへっぽこドジっ娘ですが、それとは違って割と優秀だけれどもというキャラ付けにしてるのもミソです。
まぁトラブルメーカー的なところは共通してますけれども。
桂馬と絡む時がいずれ出てくるかもしれませんが、その時が楽しみですね。七香以上に桂馬にとって扱いやすそうなキャラに見えます。


この、刺されてるシーンが『神セカ』っぽくないと言ってる人がいるらしいですが、なんか的外れな批判だなーという印象がありますね。
もちろん読者が作品に対してどういうストーリーを望んだり、どういうレッテルを貼ったりするのかは自由ですが、
この漫画は単なる萌え漫画という捉え方をするのはいかにも視野が狭いように思います。
「迷走してる」なんて批判あるらしいですけど、単に自分の想定外のストーリーが展開されて戸惑ってるだけにしか思えませんねぇ。
そういう批判をしてる人がそれ以前を「マンネリ化してる」と批判してそうですし。(単なる憶測ですけれども)
もちろん批判する自由はありますが、建設的な与党精神を持って批判しないと、単なる批判の為の批判でしかないですわ。
というか、そういう批判を是非読んでみたいです。