ポップコーンアバター #10

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ポップコーンアバター

ポップコーンアバター - 第10話

星野倖一郎
(C)Kouichiro Hoshino/Shogakukan 2009

魔族のヴリトラの情報を集めていたリサ&蔵人たちの前に現れたのは…?

posted with EmbedSunday on 2010-01-13

滅茶苦茶良くなってます...が...
こんなに私好みでいいんでしょうかw
前回の#9で初めて記事にしましたが、その時バトル要素についてかなり批判的に書きました。
今回は私の意見が採用されたと錯覚するほどの内容でした。
(クラサン連載は公開日の前後にネーム締切があるため、その可能性は低いと思われます)
少なくとも星野先生が「まさに試行錯誤。楽しいですけど。」とつぶやいていたので、今回意図的に変えてきたのは確かなようです。

一応、「能力が出せるのはアバターから半径37.5mの範囲」という設定があるので、これは使って欲しいです。
特に敵が近接攻撃しかできない格闘系なら距離を取ればそれだけで勝てそうですし。
いかに敵との距離を取りつつ、アバターからの距離が離れないようにして戦うか。
ほら戦術性が出てきた。
まぁリサを抱えて飛び回れば済む話なのかもしれませんけども。


例えば敵を狙ったように見せかけて敵アバターを吹っ飛ばして無力化したところに近接でアニラぶち込むとか、
アニラを地面に当てて砂埃を起こして目くらましにし、そのスキに敵アバターにを掻っ攫うとか。
この設定だけでいくらでも戦術的に戦えるアイデアは出てくると思います。
今のところタイマンバトルですが、団体戦にすると格闘系や間接攻撃、支援系、回復系といった風に能力にもバラエティが出せるでしょうし、
MARVEL VS. CAPCOM』のヴァリアブルコンビネーション的な演出も可能でしょう。
まぁ『エム×ゼロ』のクラス対抗マッチのように、ややこしいルール付けるのは少し問題ですけれども。

『ポップコーンアバター』 #10 p25 星野倖一郎

バトルの舞台に一工夫。距離を取る戦術云々と書きましたが、逆に離れて戦う手段を封じた戦場を出してきました。
『男塾』『JOJO』を見ても分かるように、バトルに一工夫入れるとするなら地形効果がある舞台を用意するのも一つの手です。
まぁ、今まではそれさえもしなかったとも言えるのですが。


『ポップコーンアバター』 #10 p23

団体戦もアリかもと書きましたが、今回1対3の戦い。


『ポップコーンアバター』 #10 p29

バトルの駆け引き、戦術性を出して欲しいと書きました。
上の画像から見ても戦術的な演出が期待できそうです。
まぁキャラを使い捨てにしない、という箇所は何とも言えませんが、少なくとも今までよりは敵キャラにフォーカスが当たってます。
約1名かなりフォーカス当たってた人いましたけれども。


まだ戦闘の入り口なので今回をみただけで判断するのは早計でしょうが、内容的にはかなり改善されたように思います。
問題はこの展開が一般受けしてるかどうか。
前回バトル要素を批判しましたが、一番問題が多いと思ったから批判したのであって、
この漫画がバトル要素をメインに据えるのが正解かどうかは分からないので。
まぁバトルの描写が上手くなるのは決して邪魔にならないですけれども。


『ポップコーンアバター』 #10 p4

とは言え、キャラ萌えな人にも訴えるような要素はちゃんとあります。
この画像は同じシチュエーションで、キャラの違いを行動の差によって表現するという、『銀塩少年』でも触れた演出ですね。
何気に#7辺りから確変の雰囲気は漂わせてましたが、ブレイクする可能性が高まったと見ます。こちらも今後に期待です。
キャラ的に不安なのは、どうも色っぽい女性が多いので多様性の面で問題がありそうな感じです。
まぁ味方が後5組出てくるようなので、その辺りは杞憂かもしれませんけれども。