揉み師
『Waltz』『魔王 -JUVENILE REMIX-』の作画、大須賀めぐみ先生のアシ。
第一回クラサン新人王選手権に『幸子』『ドクロな君と!』でダブルノミネート。
個人的には『幸子』が大好きだったので、ちょっと期待したのですが...
期待以上でした。
基本的には表紙以上の説明は不要ですなw
『揉み師』 p1 空詠大智
で、その28ページ。
『揉み師』 p28-29
もう設定の段階で勝ちでしょう。
文句なしで★5つ。
一見読み切り専用の漫画に見えますけど、設定を工夫すりゃ十分連載に耐えうると思います。
別に剣道である必要はないので素手等の格闘バトルに変更(お面が邪魔ですし)。
色気だしてナンボなのでパートナーの女性が戦うアバター系バトルにして、
チチを揉んだりシリを揉んだり羽でくすぐったり縄で縛ったりと(さすがに無理かw)、女性にちょっかい掛けることによって強化する。
北斗と南斗、内功と外功のように流派を作るのもいいでしょう。
『MS』『ポップコーンアバター』『ケンイチ』辺りと被りそうですが、突き詰めれば何かしらの解決策が見つけられそうです。
上の設定を縦糸とし、横糸のような他の設定を探せれば完璧。
もちろん、漫画の面白さを引き出すための設定でなければダメですが。
ストーリーが一本調子なのと、(格闘シーンで)迫ってくる感がないので若干迫力不足。
『幸子』『ドクロ』共にこう指摘しましたが、この懸念材料は相変わらず。
後者は進歩無しですが、前者に関しては今回貧弱とは言え一応伏線のようなものを張ってますので、多少は進歩したのかもしれません。
後者は気をつけさえすれば即座に解決する問題ですが、前者はかなりの努力が必要です。
いかにミスリードさせるか。そして、それをどう漫画の面白さに繋げていくかが最大の課題でしょう。
そこが克服できれば連載を勝ち取る力は持ってるのではないかと。
個人的にはこの作者かなり期待してます。