カラミストSHIN



カラミストSHIN

菅野孝典
(C)Takanori Kanno/Shogakukan 2009

街の美味しいカレー屋さん。ヘルシーで低カロリーで、素材の旨みと甘味が絶妙なハーモニーを奏でる…つまるところ、みんなに愛される素敵なお店。そんなお店に、突然やってきたのは「カラミスト」なる謎の変人! 辛さに異常な執着を持つこの男…一体!? とんでもグルメGAG、大爆発!!

posted with EmbedSunday on 2009-11-21

★★★☆☆
若木民喜先生のアシスタントをしてる作家さん。
twitterをやってるみたいですが(http://twitter.com/koutensugano)まだつぶやきは2回だけですね。


にしても、本当に若木先生は本当にいい駒持ってますな。
とか言いつつ★あまり付けてませんが。
他のアシスタントさんの読み切りは
『ドラゴンジョッキー』 小嶋武史
『ドリームウォーカー』 中西寛
『飛ぶがごとく』 森田滋
『Francesco』 梧桐柾木
この4名は1巻から、菅野先生は3巻からSTAFFに名を連ねています。


ミスター味っ子』(アニメ版)系にしては笑えるところまではいかないところが不満ではあります。
原因は構成。
例えば
カラミストSHIN p16-17 菅野孝典

このシーン。
「こ、これは……ブートジョロキア!!!んぷぅ」
「ブートキャンプ?」
「ブートジョロキアとは……(以下略)」
「か、辛さで分身し始めたわ!」
と、順番を少し入れ替えるだけでだいぶ変わってくると思います。ブートキャンプ入れろという訳じゃないですよ念のため。


「ブートキャンプ?」の箇所が『味っ子』なら「うーまーいーぞー
魁!男塾』なら「知っているのか富樫」
MMR』なら「な、なんだってーΩΩΩ」と、この手のパターンがほぼこのような構成なのはそれなりに意味があるということです。


おかげで、アンケートにも確か書いたような記憶がありますが、フリトレーの『劇辛マニア』っぽいんですよね。
単に辛い、単に勢いがあるというか。
辛みのなかにも旨味がある、湖池屋の『カラムーチョ 「神出雲唐辛子」』のような作品を目指して欲しいです。
最終的には伏線的なものを入れたりネタの質を上げること、という大雑把な批判しかできませんがご容赦を。