ドラゴンジョッキー
こちらも若木先生の現アシスタント。
作者名でググると某博士の社会学講座がhitしますが、そちらを見ても分かるように意外とキャリアが長いです。
『ドラゴンジョッキー』 p1 小嶋武史
細かい突っ込みからすると、いくらドラゴンだからとは言え無口だけでハミや鐙がないのは競馬ファンとしては違和感あります。
もちろん設定がファンタジーなんですからその辺りもファンタジーで構わないんですが、
ファンタジー世界にどれだけリアリティを持ち込むか?という思考がなされてないのなら少々残念です。
騎手が馬券を買えるという設定もねぇ。これ認めたら簡単に八百長できちゃいますし。
問題はそんな所じゃないですけどね。
構図やコマ割り、起承転結の構成など、さすがにキャリア積んであるだけなぁとは感じます。
鍛えられてる印象を受けるんですよね。
ただ、演出がありきたりなのが。
クラサンで禁止にしたくなる「交通事故」「卓球」の要素こそありませんけども、
説明的な話をしてる所に偶然立ち会ってショックを受けるという演出は何かしら工夫をして欲しいところ。
伏線も意外性が無いですしねぇ。漫画としては成立してるけど読んで面白い漫画とは言えないような印象を受けました。