FLAG72
スミレ編最終回でした。
みなみ編の攻略辺りは桂馬の想定したように物事が運びすぎてご都合主義な印象が拭えなかったんですが、
どうやって解決しようか?と悩んでるところを出してくれればそれも和らぎますな。
『神のみぞ知るセカイ』 #72 週刊少年サンデー2009年47号 p108 若木民喜
いやまぁ想定通りに物事が進めたらダメという訳ではないんですけどね。
『神のみぞ知るセカイ』 2巻 p102
試行錯誤まで行かなくても、ある程度のシミュレーションを行いつつ、ルート通りに行ってるかというチェックが入っていれば。
まぁみなみ編でもチェックは入れてるのですが、スキマがどこにあるのか?を探るという肝心な点がちょっと...ね。
スミレ編のコンセプトが「基本に返る」だとするならば、内容的にもラーメンのトッピングやら味付けやらに拘るのではなく、
ラーメンの基本である親父さんの味からスタートする...という感じに。
ラーメンの基本をプロットに、トッピングをキャラ描写へと置き換えて考えると整合性が出てくるのは気のせいでしょうか?
前回こう書きましたが、コンセプトがどうかはともかく親父さんのラーメンをスミレが作るという演出は予想通りでしたね。
まぁ伏線の張り方からしてこうにしかならんでしょうけども。
読者の意表を突けばいいって訳でもないですしね。
『神のみぞ知るセカイ』 #72 p108
ただ、前回書きそびれましたが、(twitterで保守と革新について、とつぶやいてはいましたけども)
じゃぁ親父のラーメンを作ったとして、そのラーメンを継承していこうというオチは考えにくいので、
その辺りをどうするんだろ?というのが若干疑問でした。
親が共産系だからって訳ではないでしょうが、若木先生は基本的に保守的ではなく革新的な考え方しますから。
『神のみぞ知るセカイ』 #72 p108
結果は親父の味は継承しつつ、新しい味にも取り組む、でした。
以前引用した『大使閣下の料理人』も同じ流れだったので、まぁこれも予想通りかなぁと。
『大使閣下の料理人』 12巻 p110 原作・西村ミツル 漫画・かわすみひろし
- 作者: 西村ミツル,かわすみひろし
- 出版社/メーカー: 講談社
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意外だったのは親父さんが手伝う形になったのと、まだ甘いラーメン続けてるって点ですかねw
スミレの指向するラーメンは甘いラーメン。ボクは最初、冷たいラーメンにしようかと思っていたら、もうとっくに一般的なんですね。なので、甘いのにしてみました。確かに今色んなラーメンがありますが、ラーメンにとって甘いと酸っぱいは鬼門って感じしますね(カップヌードルをグレープフルーツジュースなんてぞっとしませんわ。)。ちなみに、最初にスミレが出してきたラーメンはプリンアラモードのイメージだったんですけど、本当はもうちょっと絵的にもこだわった方がよかったかな・・・なんて今にしたら思います。ちなみに、最後にスミレが出していたのは、抹茶あんこ白玉ラーメンです。可能性があるとしたら、もうこういう感じしかないと思って。まあ、実際に試して食べたことないんですが・・・今度挑戦してみます。
::HoneyDipped:: 10/20:FLAG71:「努力もち」
らしいので、甘いラーメン、ブログで詳細を語って欲しいですな。
私はこーひーらーめんのような事はもうやりませんよw
『神のみぞ知るセカイ』 #72 p121
ココロのスキマが埋まればもう桂馬は用なし。
というより、みなみやちひろの時のようにアフターサービスまで保障する必要はないように釘を刺したって事でしょうか。
『神のみぞ知るセカイ』 #72 p111
エルビスビールと言えば『営業の牧田です』(『大使閣下の料理人』と同じ作者。原作はいない)の会社及び商品名なんだけども...
そういう意図なんですかね?
ヱビスビールとエルビスプレスリーのもじりで描いて、被ったと考えるのが普通なんでしょうけども。