ゲッサン200909

個人的な評価は


◎ マコトの王者 アサギロ
○ 飛行士 ハレルヤ アオイホノオ 月の蛇 リンドバーグ 信長


○とある飛行士への追憶
同名小説のコミカライズ。

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

作画の小川麻衣子はまんカレ2005年7月期入選、サンデー超で読み切りを5本。今年大学卒業し晴れてプロに。
作者HPのミク(2009年7月分)見る限り、もうちょっとカラー上手いと思ったんだがなぁ。
懸念材料だった戦闘機のデザインに関しては問題なし。
ドッグファイトは動きの表現においてはさすがに微妙でしたが、今の段階でそこまで求めるのは酷でしょう。
個人的にはかなり好きな絵なんですが、一般的にはちょっと微妙かもしれません。
ましてや原作のイラストとかなり違いますしね。


内容に関しては、読者からの要望で続編が作られただけのことはあり、かなり面白いです。
純正の騎士道小説といったところでしょうか。
コミカライズに際しての要約もきちんと漫画に即した形になってますし、原作ではさらっと流れてる再開のシーンをラストに持ってきてる辺り
分かってる感はあります。
原作の雰囲気は壊してないと思うので、後は作画能力を上げるだけでしょう。
読者からのアニメ化要望も多いことですし、何とかレベルを上げて首をすげ替えられないようにして、続編まで続けて欲しいです。


QあんどA
いつものような漫画です(画像略)
兄貴とおじさんがやたら説明口調なのは、「漫画ってのはこう描くんだZE!」という他の作家さんへのアドバイスなんでしょうか?


◎アサギロ
前回で村上殿がおかくれになったけど、今回近藤勇が登場。さぁ盛り上がってまいりました。
というか明らかにビッグコミック向きなんだけどなこの漫画w
まぁゲッサン自体オッサンテイストがあるから実は馴染んでるのかもしれませんが。
何も批評してないのと同じような事書いてますが、突っ込むところないですね。まぁ前からですが。


○ハレルヤ オーバードライブ
前回、前々回に比べて確実に面白くなってます。
演奏シーンにリズムが出てますし、努力が描けてる分、今までより重みが増した印象です。
小雨の残念な感じがようやくギャグに結びついた感じで、さらに最初のシーンで天丼使いつつこれを伏線にして最後のオチにする
といった辺りはなかなかいいです。
前回も初めとオチに残念なデザインのギターを使ってはいましたが、あれで笑えるかと言うと、ね。


懸念は今回の残念な感じを維持できるかどうか。いや別に残念に拘る必要はないですが、ギャグの質ですね。
重りのシーンが笑えなかっただけに「たまたま当たった」という不安が拭えません。
リズムの面では課題が克服できたと思うので、今回のノリを維持しつつ、まだ掘り下げてない愛葉のキャラをどう出していくかでしょうか。
個人的にはキャラ5人をフラットに描くのではなく、キャラ数が少ないのを生かして『ハヤテ』のように(あれは無闇にキャラ数多いですが)
ハルとタンポポの関係、ハルと愛葉の関係など個別の関係も描いて、よりキャラを掘り下げて欲しいですね。
もちろんフラットに描いて、各キャラが普通はどういった性格なのかを読者に伝えてからの話ですが。


アオイホノオ
面白いんですが、やっぱり漫画の話以外になると評価は下がりますなぁ。
物凄く熱い(暑い)言葉がある訳でもないですし。
アオイホノオ』#16 ゲッサン2009年9月号 p174 島本和彦

このシーンは魂込めてましたがねw
こういう展開ではさすがに「理屈を超えた屁理屈」は出せないでしょうから、漫画に復帰するまでいかに誤魔化せるかですな。


よしとおさま!
つまらないレベルは脱してますね。まー面白いかと言われると...
顔芸以外のギャグが課題ですかね。


○月の蛇
格闘シーンがウリだと思うので、アオイホノオ同様それ以外の話だと評価は下げざるを得ません。
60pならともかく、40pですから格闘シーン入らないのも仕方ないかもしれませんが。


いつかお前とジルバを
こういうテイストの漫画は評価難しいですわ。
前回まではなんとなくDMCっぽいなーと思ってましたが、少し違う方向に向かってる気もします。
そこそこ面白いとは思うので地味に続けてもらえれば。『やおよろ』『お坊』よりは面白いんじゃね?とは思うんですけどね。


まねこい
こちらも『よしとおさま!』同様つまらないレベルは脱した感じはします。まー面白いかと(ry
正直期待はしてないので、こんな感じで続けていけばいいんじゃないですかね。


リンドバーグ
ありがちな展開ではありますが、リンドバーグの設定が新しいだけに気にならないですわ。
素直に面白いがゆえにコメントもし辛いです。


ここが噂のエル・パラシオ
お約束のお色気ちゃんと出したのは評価します。
ただねぇ。折角試合やり始めたのに技が「桜花キック」だけなのはいかにも地味だよなぁ(苦笑)
ハレルヤがバンドの楽しさを描いたように、ここでプロレスの素晴らしさを描くべきだったんじゃないかなーと思いますね。
確か、『暁』では試合のシーン結構上手かった記憶があるだけに。


No.1海堂
うむ、やりすぎw (誉めてない方向で)
どこまでバスケから逸脱しても許せるかというのは嗜好の問題なので何とも言えませんが、
『タッコク』があくまで魔球漫画なように、この漫画もあくまで1 on 1魔球漫画から逸脱しない方がよろしいのでは?と思います。


マコトの王者
新人なのに安定してるなー。
相変わらず面白いんですが
マコトの王者』#4 ゲッサン2009年9月号 p542 福井あしび

ガキンチョの頭身が狂ってるのも相変わらずw コレ本当になんとかならんですかね。


信長協奏曲
こっちも安定してるなー。やはり絵も安定してるのもちょっとアレだけど。
少しは上手くなる気配見せて欲しいわw