M・S Dolls

作者blogにリンク貼ってるのにレビューしないのはどうかと思いつつ放置してた訳ですが、
別に大した理由はありません。多少様子見してたってのはありますが。


アバター系のバトル漫画ってのはガッシュをはじめ結構あるような気はしますが、
バトルがバトルでなく口論ってのは確かに新しいかもしれません。
格闘を避けてギャグのバトルにするというのは悪くない発想ですが、
問題はこの口論が果たしてギャグになっているのかどうかという点ですね。
というか、ファイトが構造的に問題ありそ気。


いかにキャラ萌えでファンを引き寄せるかというベクトルに持っていくべきなのに、
逆にキャラ萌えを拒むようなファイトになっているように思います。
B級アイドルキャラに萌える人もいるかもしれないのに、口撃して貶めちゃってるから敵キャラのファンもつきにくくなるし、
B級アイドルファンを敵に回すしなw
どうせファイトするなら、例えば何かのシチュエーションを設定して、そこで小芝居やってどっちのキャラのほうがより萌えるか、
というファイトの方が敵も作らないしキャラにもファンが付きそうな気がするんだけれども。
まぁ貶める方向にしても、AではなくBだ!という方向に持ってかないと。
例えば『さよなら絶望先生』#184だったら無条件幸福→格武装(格偽装)という方向になってますし。


何にせよ、課題はギャグの質ですな。こういう馬鹿っぽいことをやる漫画は嫌いじゃないのですが。