銀塩少年 #3

正直、今回もレビューするかどうか悩みました。
作者が読んで「ほめられてのびる」や「けなされてへこむ」のを目的としたブログではなく、
作者とは無関係に個人的な感想を是々非々で書くのを目的としたブログなので、作者に悪影響を与える可能性を否定できない以上は
連載が終わるまで自粛するか、mixiに公開範囲を限定して書こうかなぁと。


そもそも、ここまでヘビーなレビューを書くのが自分だけってのが問題なんですね。
意見が少なければ相対化し辛いですし、なまじボリュームあるだけに4〜5人分の感想と同等と思われかねません。
質と量は比例しないんですがね。ライトに書くというのも手ではあるんですが。
とは言え、作者に読まれるから対応を変えるってのも癪だなぁという思いと、作者がどう捉えようが自己責任だという理屈に基づき、
今まで通りやってみようと思います。


まぁココ読んでる人のなかでブログ持ってる方は、相対化のためにもレビュー書いてみるといいじゃないかな。
ブログ持ってない人はクラブサンデー club3d@shogakukan.co.jp 宛でメール送ってみるといいじゃないかな。
携帯でも読めますしね。モバイルサンデー(http://mobasun.com 携帯専用アドレス)から。
一話目は無料、二話目は無料じゃないみたいですが。(パケ放題じゃないとたぶん馬鹿みたいなお金掛かります)
というか、例えばトラウマイスタも未だに第一話読めるようになってるから、連載続いてる限りは第一話だけは残しておいた方が、と思うんだけど。


後藤先生も読者増やす何かしらの工夫をですね。
師匠のバックステージも『ハレルヤ オーバードライブ!』しか触れられなくなりましたし。
具体例として、「さのすけ」を描いて絶望放送の「さのすけを探せ!」に取り上げてもらう、くらいしか思いつきませんでしたがw
師匠の師匠はきっと許してくれると思いますよ!
webでしか聴けない放送だからwebでしか見れない制限も問題ないですし、結構アクセス増えると思うんだがなぁ。


今回の予防線は趣向を変えて。
非難訓練を済ませてからお読みください。
時間がない場合は、9:10〜9:50辺りをどうぞ。

訓練が足りない場合は続きをコチラからどうぞ。



とは言え、批判的に書く箇所が今回特にないんですよね。

今回もモノローグはありませんが、工夫したのでしょうか。モノローグの必然性を感じません。
無理して入れようとしてもこの左上のコマくらいしか見当たりません。
それでも表情から十分に読み取れますから、かえってモノローグが邪魔になる感じです。
ノローグが無い理由として、「作者が想像したシーンをそのまま描いてるから、漫画的に必要な表現との齟齬が出ている」
的なことを書こうと思ってたんですが、その必要も無くなりました。
ただ、#1、#2の構成と揃える意味で、最後にモノローグ付けるのはアリかなぁ、とは思いましたけど、
いつもの如く重箱の隅をつつくようなところが無いか、かなり頑張ってというかムキになって探してこの程度でした。



このコマ、今までで一番ミライを可愛く描けてると思います。まぁ個人的な印象なので何とも言えませんが。


まったりとした展開ですが、主人公がウジウジしてる場合はこれくらいかもう少し遅いくらいがベストだと思うんですよね。
もちろん起承転結もしくは序破急は必要なのですが、ここも批判すべき点は見当たりません。
#1、#2には存在した「それはギャグでいってるのか?」と思しきミライの珍妙な発言も無いですしね。
#2 p8

以前から純愛ド直球と言われてましたが、コメディとして描いてる部分がコメディと認識されてなかったんじゃないかというw


まぁいずれ商業誌に連載となればコメディ的な部分などはタスクとして必要とされるでしょうが、
とにかく今は「いかに速い球を投げられるか」を追求して正解だと思いますね。
「可愛いサブキャラを登場させて欲しい」という要望がどっかでありましたが、
コメディ入れたりサブキャラ入れたりといった「変化球やコントロール」的なものは後でやればいい話で、
登場人物をほぼ2人にして、恋愛オンリーというシンプルな構成で目一杯のポテンシャルを出そうという姿勢(のつもりかどうか分かりませんが)は好感が持てます。
もちろん幸田さん抜きではストーリーが成立しないので、彼は出す必要はあるでしょう。
鷹村さんは...今後は必ずしも必要ではない気もするけどw


今回くらいのクオリティが出せれば、ゲッサンや超、GXで連載できると思うんですよね。
というかこれより面白くない漫画がいくつか...いや具体例は挙げまいw


と、ケチ付けるところが無かったので、最後に要望だけ。

一瞬と永遠は同じものだ。
うつりゆく一瞬に永遠の輝きがひそんでいる。
だから僕は撮らずにはいられない。

この掴みの言葉非常に良いと思うので、これを最後に生かして欲しいですね。
具体例出すとネタ潰しになるので自重しますが。