6/8:FLAG54「4人とアイドル」

こういうファンノベルティ的お話と言うのは、初見の読者さんがわからないかも知れないから、やらない。と、担当氏と僕の間で縛りを入れていたのですが、連載も1年を過ぎたということで、少しならやっても大丈夫かも知れない。ということで2話だけ解禁。

とか言いつつ百間様でないと分からない構成ではない辺りは素晴らしいなぁ。
個人的には、一見様が分からない箇所がある分には問題ないと思うんですよね。
程度の問題ではありますが、単行本買うインセンティブになり得ますから。
一見様対応としては、新たな攻略キャラが出てきた時に引き込めるようにするのが最低条件だと思います。
別に最低条件だけ満たして後は百間様対応しる!と言ってる訳ではありませんよ。
インターバルとメインの攻略と、どちらがプロットを書き易いかという問題もありますが、半々くらいでも良いんじゃね?とも思いますね。
特にキャラのストックに難が出てきたならば。
インターバル回でやらなきゃいけない日常の描写(LCメイン含む)、設定描写(ハクアメイン)もありますし。

でまあ、じゃあ攻略女子が出てくる話はいいけど、どんな話をするかな?なんてことになって、神のみって桂馬があんまり関心を持たないので、学校行事を今までほとんどスルーな訳ですよ。

あら、季節感無いのはこういう理由?
でも攻略キャラは学校行事に関心持つ場合もある訳で。
単純に時間軸を進めたくないからだと思ったんだがなぁ。

からして、学校行事をやるチャンスはここだろうということで、短い話で終わりそうな「期末テスト」をやることに。さらに、それだけじゃあナンなので、僕が今「けいおん!」見てて高校時代のバンド時代の思い出を色々思い出していたので、そういえばちひろのバンド活動ってどうなったのかな?・・・・なんて感じで、今回のようなお話になりました。

先に期末テストなのか。これまた意外。
まず桂馬絡ませると考えるとこういう順番になりうるのか。

クーラーのないスタジオとか、スタジオ出た後のファーストフードで録音聞いてガックリとか、バンドメンバーで勉強合宿なんてのは、僕の高校時代のバンドの思い出そのものです。まあ、僕らの時は麻雀合宿でしたけど。バンドのお話は、昔から描きたくて、昔ネームも描いたことあるんですけど、僕、自分の体験的にどうしてもヘタクソで一体感皆無なバンドしか思い浮かばなくて・・・。少年漫画的な感じにならなくてボツったんです。でも、今回のようにあらかじめ紹介済みのキャラクターでやると、結構面白いですね。

どこのスタジオなんだろなぁ。
PUMPKINでググッたら十三のスタジオが出てきて、池田からはそう遠くはないから可能性としてはありうるんだけれど。
でもそのスタジオはビルの3Fっぽいしなぁ。
関西でクーラーのないスタジオがどんだけあったか知りませんが、円広志が経営するスタジオ(スタジオ246?)ではクーラーがなく、
夏には自動販売機のドリンクの売上が上がると嬉しそうに話していたというネタがありましたな。
さすがに今はクーラー付いてると思うけど。

そんな一体感のない面々を前向きにさせるのが、かのんの再登場だったんですが、こういうのも、昔撒いた小さい種がいつの間にか芽が出てたよ、みたいな感じで嬉しいものですね。自分の漫画が勝手に広がってるのが、とてもよくわかる。いやー連載が続くって素晴らしいなあ・・・。

音楽の話が出てくればかのんは出てくるのも当然。
4巻p102

こういうセリフまで出てたのに、途中まで読んでてかのんが出てくる展開を読めなかったのは我ながら不覚。
しかも「昔のちひろとは違う」演出に持っていくんだから、この辺りは上手いなーと思いましたね。


やっぱり昔ヒロインとして出たキャラが再登場するのは、百間様としては楽しいので、こういう事もうちょっとやって欲しいですね。
以前にも書いたように、たまにmobキャラで出してくれないかなぁ。リスクも無いんだしさ。