銀塩少年というより後藤バックステージ

中には僕に気を使って読まない方がいいかも、
なんて書いてもらってるブログとかもあって、
いやー、ありがとうございます。
でも心配無用ですよ。わりと心は鋼鉄製です。
後藤バックステージ ひとこと (09/05/13)

たぶん以前書いたコレの事だよなぁ...
yahooの検索で来てるので遡ってみたら上から2つ目と3つ目に表示されてるしw(5/14時点)
他のblog見てる訳じゃないから確実とは言えないけど。
心配したんじゃなくて警告したんだけどなw
「読むな!」と書けばよかったのか(苦笑)
どうせ読まれると分かったので、アクセス解析でバレないようにと自重してたblogへのアンテナ建てておきますね。
その時アンテナ建ててる人がもう一人いる事が分かりました! やったね!
一緒に追加した残り二つは私だけでした! 頑張れ!

少年誌の恋愛系漫画には、女の子キャラが何人か出て来て、
みんな主人公好き好きになって、主人公的には誰を選んだらいいか分からない!!
どーしよう!!という展開がわりと主流にあると思います。
そんなドキドキ展開は男の子の願望なので、その願望を叶えてくれる漫画って
外せない王道ですし、すばらしいと思うのですが、
でも僕が銀塩少年で挑戦したいのはその方式ではなくて、もう一つの方式で。
男の子の願望には他の形もあると思うんです。
それは自分の好きな、ただ一人あの子に、振り向いてもらいたい、という願い。
僕はそこに焦点を当てたい。できるかな、できるといいな。

師匠+師匠の師匠批判ですね!!1
いやもう一つの方法で挑戦したいと書いてるから違うか。
確かにハーレム願望は男なら誰しも持つもの。女性も持つのか分かりませんが似たようなもんでしょう。
少し気になったことがあるのでつらつらと書いてみます。
「んな事分かってるよ」と言われそうですが。


ハーレム系の漫画は、何もハーレム願望を満たす為だけに存在する訳じゃないでしょう。
元々は三角関係を描いていたのが、時代を経てハーレム系に発展していったのだと思いますが(確証はありません)
その原因は、キャラの好みが時代を経るにつれ多様化し、これに対応した結果だと思います。


例えば、『みゆき』なり『きまぐれオレンジロード』なりの時代は、活発な子と大人しい子の二人のヒロインを用意すればどちらかがストライクになっていました。
外見も、活発=ショートカット 大人しい=ロング という2つの属性で済んでました。
しかし、価値観の多様化に加え多くの漫画家の努力により、オリジナリティ溢れるさまざまなキャラクターや属性が産声を上げました。
妹系、眼鏡、ポニーテール...etc.
これらの属性に対応するためには、属性の数だけキャラが必要になります。
故にハーレム系漫画が必要とされたのです。これの最もあざとい完成された例が『ネ○ま!』でしょう。
ハーレム系漫画はそのハーレムな状態も楽しみの一つなのは否定しません。
しかし、例えば『ハヤテのごとく!』だと、ヒナギクが好きな人も、ナギが好きな人も、マリアさんが好きな人も「あの子に振り向いてもらいたい」願望を叶えてくれる。
むしろ読者の好みの属性やキャラがどれであってもフラグが立っているマルチな状態を維持するシステムだと考えるべきでしょう。


この流れに逆行するのは「アリ」だと思います。むしろこのシステムは限界に近づいているかもしれません。
多文化主義的な潮流から各国独自の単一文化的な回帰へと向かう傾向もありますし。
神のみぞ知るセカイ』4巻p121

まぁこの辺りのことはきっと若木先生なら長々と語ってくれるのでしょうが。


で、ハーレム系がキャラを増やすことによってストライクゾーンを広げていた訳ですから、
ハーレム系で行かないのならば、ヒロイン自体のストライクゾーンを広げるのが最重要課題となります。(これが結論)
方向性としては二通りあるでしょう。
ステマチックにいくと、属性として最大公約数的なもの。
例えば髪がショートとロングではどちらが支持を得られるか、巨乳と貧乳では...と考えていけば、必然的に王道ヒロインという事になります。
ゲッサン新連載の『まねこい』のヒロイン本田知華子はそれに当たるでしょう。単に作者本人の趣味かもしれませんが。
パッションでいくと、自分の最も好きなキャラを描き、読者に「これになびけおまいら!」と宣言することでしょう。
ゲッサン創刊号別冊付録1』p23

故に、非ハーレム系でいくのなら、「ただ一人あの子に、振り向いてもらいたい、という願い」を描くのももちろん大切ですが、
ヒロインをいかに魅力的に描けるか...前にも書きましたが、表情のパターンを増やし、細やかな心理を描くことが必要になると思うのです。
余計なお世話だったらごめんなさい。


#2に関しては明日書けたらいいなぁと思ってますが週末にずれ込むでしょうきっと。