20150503-20150505

GW期間中、2泊3日で東京へ行ってました。
メインの用事は5/3だったんですが、まずは5/4から。


150504
東京ビッグサイトで行われるスーパーコミックシティ、
通称スパコミで背景美塾がライブイベントをやるというので行ってきました。
生放送の跡地のリンク貼ってもあんま意味ないかも知れませんが一応。


【スパコミ】MAEDAX背景一時間半作画LIVE【背景生作画】5/4


行って初めて腐女子が集まるイベントだという事が分かったんですが、
何かこう... 9割以上女性に囲まれている状態でも全くドキドキしない自分に
枯れたなぁと(苦笑)
別に腐女子だからって訳じゃないですよ。きっと可愛い娘もいたでしょうし。
でもねぇ...「ここにいる女性全てが自分の人生において何の関わりもない人達」
って考えちゃって、単なる風景でしか無いんですよなぁ。
じゃぁ仕事場で会う女性に対してはトキメクのか?と言われてもまぁ別なんですけども。


背景美塾のイベント自体は盛況なのかどうか分かりませんが、
常に20人程度がブースの前にいる状態で、
むしろ人数よりも、そこにいる女性達がMAEDAXさんの一挙手一投足を
本当に食い入るように見つめてる様が印象的でした。
私のように、MAEDAXさんに対して
「あの『かってに改蔵』『さよなら絶望先生』でチーフアシスタントやってた人」
という尊敬の念がある訳でもなくてあれだけ真剣になるんですから、
やはりプロの技ってのは人の目を惹き、需要もあるのだなぁと改めて。


私は恐らく2年近くに渡って開講している背景美塾の受講生の中で、
恐らく唯一だと思われる受講理由...
漫画の批評に役立てるために受講したのですが、
そんな、ある意味邪な考えを持った人間でも何かしら得られるものがあったので、
もっと良い背景を描きたいと思っている人にとっては間違いなくプラスになると考えます。
一度大阪へ出張して講座を開くことも検討中とのことなので、
関西に住んでいて、中々東京へは行けないという方も検討してみてはどうでしょうか?
twitterアシスタント背景美塾 MAEDAX派


まぁ個人的な用事としては、MAEDAXさん、石川さんへのご挨拶と、
ごとう先生と久しぶりに5分くらいお話した事の方が重要でした。
まぁそれだけの為に5時間くらい費やすのはどうよ?という気も若干しましたがねw
その間に秋葉原行って単行本を買っていれば...と翌日後悔することになるのですが。


150505
同じく東京ビッグサイトにてコミックシティ (オリジナル作品の同人誌) のイベントと、
さらには東京ゲームマーケット(ボードゲームの即売会) があり、2つのイベントをはしごする事に。


...とは言え、東京ゲームマーケットは事前調査をほとんどして無かったので、

TANSANFABRIKさんの『放課後さいころ倶楽部』ステッカーと
(正直、これで1,000円は「ねーわ」と思うのですがね...)

COLON ARCさんのメキシコ産パーティゲーム『マタンガ!』と
ボードゲーム党さんの『タイムボム』『アルアル』を買っただけに留まりました。
『アルアル』は正直ハズレかなぁ...
『マタンガ!』は一回やったら割と終わりなゲームですが、その一回目は楽しめるんじゃないかと。


で、個人的にはより重要なコミックシティの方ですが...
いやホント充実しまくりでした。


当初の予定では、このブログで最も推した富士昴先生に会いに行く為だけに
イベントへ行くつもりだったんですが、
直前に参加表明される作家さんがいたりで結局4ブース行くことに。


まずはサンデーSで『動物がお医者さん!?』を連載していた富士昴先生の色紙。
何を描いてと頼んだかは伏せますが、一言でほぼ私の望む全てを描いて頂きましたw

(実物はカラー)
1年以上ご無沙汰でしたけど、富士先生とお会いするのはかれこれ5回目で、
回数だけカウントすると中道先生・横山先生の7回が一番多いのですが、
会った時に喋ってる時間は一番長いです。
次の仕事に関して色々話を伺ったのですが、まだ発表できる段階ではないので、
現在連載準備中とだけ書いておきます。


買った同人誌は2冊。
『THE SOLITARY SANTA CLAUS』 (2013.10.20)

作者の心情がダイレクトに出ている作品でした。
解説すると長くなるのでやりませんが、
いかにも燻っている作家さんが描きそうな漫画で切なくなりました。
そんな漫画なのにも関わらず、完成度は高いんですよねぇ。


『快楽殺人彼女と不死身の僕』 (2014.5.5)

テーマは「中二病愛」らしいですw

「ダメな僕。それでも『そんなアナタが好き』と言ってくれる女の子はいないかな」と<承認>を求める男の子。そんな具合に自分のことしか考えていない男の子に愛想を尽かし、心の奥底を打ち明けても<理解>してくれる男性を求める女の子。これでは、噛み合うはずもありません。
『日本の難点』 p40 宮台真司 幻冬舎新書

このブログで何度も引用している文章ですが、
<承認>と<理解>を噛み合わせる鎹 (かすがい) に他人には理解されない感情を用いる。
そして、その後のブッ飛んだ行動が「中二病愛」って事なんでしょう。
いやもう、最後のページ見た瞬間、腹抱えて笑いましたよw
ホント公共交通機関の中で読まなくて良かった...


これはあくまで私の妄想ですが、
他人には中々理解されない、マニアックな自分が好きなものを、
たとえ評価する人が少なくても貫いていこうという意思を感じました。
それを作品としてはコメディに消化出来てる辺りが素晴らしい。
この作品を他人に「素晴らしい作品」だと勧めるのは難しいですが、
自分のツボには嵌りまくった作品だとは自信を持って言えますね。
そんなもん言ってどうするんだという話ではありますがw


次に、
ゲッサンで『ふだつきのキョーコちゃん』『からかい上手の高木さん』を連載中の山本崇一朗先生
コミックアライブで『Re:ゼロから始める異世界生活』のコミカライズをしているマツセダイチ先生
のコラボ色紙。

twitterで色紙欲しい欲しいとつぶやいてたんですが、
本当に頂けましたw ありがとうございます!
その上、コラボでと頼んでないのにも関わらずコラボって頂いて...
以前ごとう隼平先生と高田康太郎先生のコラボサインを描いて貰ったように、
こういうコラボって大好きなんですよね。
マツセ先生はちょくちょくウチのブログ読んでるみたいですし、
山本先生は連載始める前からやりとりしてたので、感激もひとしお。
私はやはり自分の事を知っている作家さんのサインが嬉しいんだなぁと改めて。


で、スタジオ麺の同人誌。タイトルも『STUDIO MEN』なのかしら?

山本先生の漫画は、いかにも山本先生らしいほっこりする作品でありつつ、
ちくしょう新婚ホヤホヤだなぁと嫉妬したくなるような作品でもありましたw
マツセ先生の漫画は、作者の心情がダイレクトに出ている作品でした。
解説すると長くなるのでやりませんが、
いかにも燻っている作家さんが描きそうな漫画で切なくなりました。
そんな漫画なのにも関わらず、完成度は高いんですよねぇ。


...コピペで済まそうとしている訳ではないですよw
仕事を頂けることは有り難いことですし、
ゲッサンは風通し良さそうに見えるので、良い作品さえ描ければ連載通りそうですし。
という思いも込めてマツセ先生には「時間掛かってもいいんで、良い漫画を描いてくれれば」
という事を伝えたんですが、後で同人誌読んだら正にそういう内容だったんでビックリしましたw


サンデーSで『バディ!!!』が連載終了した西園フミコ先生のブースにも行きました。
一応名乗ったんですけど、反応薄かったんでこちらの事は知らなかったのかも。
『じつろく! 脱サラでまんが家』

そういやサイン貰い損ねた...
内容的には表紙そのまんまの作品で、
西園先生がどういう考えのもとに行動したかがきちんと表現されていて、
作者がどういう思考をするのかに関心がある私にとっては、非常に参考になる作品でした。
どっちの道を選ぶべきだったかは誰も分からないでしょうけど、
少なくとも連載を円満終了できた訳で、選択が間違った訳ではないとは思います。


最後に、サンデーSで『LASBOSS×HERO』を連載していた葛城一先生と
(世間的にはアニメ化された『犬神さんと猫山さん』の くずしろ先生って事になると思いますがw)
同じくサンデーSで『青いね芝くん!』を連載していた木村光博先生の
サークルNOANIZMへ。


結局単行本を用意出来ず、ブースを見ると同人誌も完売だったので
引き返そうかと思ったんですが、せめてご挨拶だけでもしておこうかと、
くずしろ先生のサインを求める列に並んだ後に名乗ったところ、
「GRGRさんですか!」と、イキナリにこやかな表情になり
「どうせGRGRさんぐらいしか欲しがらないだろうから」と、
葛城先生らしいネガティブな発言と共にサンデーの封筒を取り出し、

『LASBOSS×HERO』1話目のゲラを頂きました。
ニコ生の反応などでこっちの名前知ってるんだろうなぁとは思ってたんですが、
わざわざプレゼント用意して頂いた事に驚きました。
「少年誌の方も諦めてないんで、頑張ります」の発言も嬉しかったなぁ。
個人的には葛城先生の体調が一番心配なので、その辺りはほどほどでお願いしたい所ですがw


ちなみに、犬猫のイラスト描いてるのを見ても
この人が葛城先生だという自信は持てなかったのですが、
ネガティブな発言を聞いた時に間違いなく葛城先生だと確信しましたw


その時には木村先生は持ち込みに行ってて席を外してたとのことで、
後でブースに行くと男の人が座っていて、木村先生にも挨拶しなきゃと色々話したところ
「私は木村先生ではありませんよ」と言われて恥かきましたw
さらに後に行くと別の男の人...某VFのジェフリー張りに屈強な漢の人が座っていて、
「ああ、イメージまんまだわw」と思いつつも話掛けたら、今度こそ木村先生でした。
葛城先生にも木村先生にも「ブログ見てました」と言われて、
このセリフは私の漫画家さんに言われたくないセリフNO.2だったんですが、
お二方にどれだけ励みになったかを語られて...もうある意味諦めがつきましたw
ブログを読んでいる漫画家さんの為に書こうとは思いませんけど、
こんな文章でも力になるのなら、どうぞご自由に使って下さいという気持ちになりました。
まぁたまたまこの二人の作品は個人的に大絶賛だったってのはあるでしょうけども...
批判的な事を書かれても喜ぶのって、マツセ先生くらいじゃないかなぁw


150503
最後に、メインの用事だった5/3について。


もういのししさん、bさん、謳馬さんの4人で、
週刊少年サンデーなのは洋菓子店のいい仕事
裏サンデー及びMangaONEで『ねじの人々』を連載中、
そして『神のみぞ知るセカイ』作者
若木民喜先生のインタビューを録って来ました!









...マジですよ?
いやまぁ未だに自分でも信じられんのですが。
インタビューに漕ぎ着けるまでかれこれ10ヶ月近く経ってますし。
でも私の手元には2時間以上インタビューした音声データが確かに存在しています。


折角なんで経緯を書きます。興味ある人はあまりいないでしょうけど。


そもそもの発端は、

HoneyDipped::6/17:単行本発売&ペーパープレゼントのお知らせ。

それはみんなから手書きのメッセージが欲しいからですよ!つながりたいワシ!
でも別にメッセージなくてもいいです。あったら是非ください。

この企画に応募する時にこういうメッセージがあったので、
必着期限を逆算したら後2時間くらいしか余裕がないという極限状態の
140627PM5:00の段階で何を書こうかと考えていた時に、
『神セカ』という作品への感謝の言葉と共に、
「こちらからインタビューの依頼とかあれば受けてくれますか?」
という事を書いちゃったんですね。ノートの切れ端に。
何というか...勢いでw


今でもよくこんな事書いたなぁと昔の自分にある意味感心するのですが、

以前『ハヤテのごとく!のお茶会』という、畑健二郎先生のインタビューが掲載された
同人誌があって、この出来が素晴らしかったので、
『神セカ』でもこういう同人誌が読みたいなぁというおぼろげな願望が筆を滑らせたというか。


で、ペーパーが届いたのが141218で、ペーパーに書かれていた日付が141213。
そこにはこんなメッセージが。

...マジですか?


早速もうさんと連絡を取ったものの、年末はスケジュール的に厳しいという事で諦め、
翌月にもうさんと協議した結果、3/14か学校の春休み期間中、GWなら出来そうだとなり、
若木先生へメールをしたのが150118。
参加メンバーはbさんを兼カメラマンとして呼ぶことはすんなり決まったものの、
最初は私が「男独りだと辛いからもう一人欲しい」という要望で二名ほど声を掛けるも、
仕事の都合で断られた後、謳馬さんを呼びたいという要望があったので受け入れてから
若木先生は男なんだから、こっちの男は俺独りでいいや」と訳の分からない思いに至り、
その後、紆余曲折を経て150503のPM3:00〜PM5:30以外では不可能という
ギリギリの状況で何とかメンバー、日程が決まったのが150419でした。
インタビューする場所も祝日のその時間に個室アリで、かつ指定された近辺となると
カラオケboxを除けば予約できる場所は1箇所のみというギリギリっぷり。


いやぁ、幹事って大変だなぁw


本当に「ここしかない!」というタイミングで奇跡的に録れたインタビューは
いずれこのブログ...ではなく、
夏のコミケに出す同人誌に掲載される予定っぽいです。
まぁ同人誌作るのは私じゃないので私が確約する立場にはありませんがね!
(責任逃れ)
いやまぁ文字起こしは私がするんですが。