サンデーS201503

とうとうサンデーSもアイドルが表紙に。
今回は声優ですが、今後も続くんでしょうか?
まぁ個人的にはどっちゃでも。


来月に野中コウ先生の『ダブルのD』が新連載。
サンデーS 2015年3月号 p898

野中コウ
第22回 GET THE SUN 新人賞 『リーカーズ -流出屋-』 最終候補
第24回 GET THE SUN 新人賞 『GET☆FREE!』 最終候補
まんがカレッジ 2012年5月期 『24 to 25』 努力賞
第71回新人コミック大賞 『宇宙人吉田の背徳儀礼』 佳作
第26回 月マガ新人漫画賞 『ゼウスファクター』 佳作

読切掲載を経ずに即連載になったのって、WEBでの経験がある作家さん以外は記憶にありません。
55新連載のコンペがあったのが原因なのかも。


ワルドル
『ワルドル』 サンデーS 2015年3月号 p23 山田一

ヤンキー漫画は個人的な好みからは全く外れてるなぁ、というのを再認識。
構成だけみれば少なくとも○のクオリティはあると思います。


マギ シンドバッドの冒険
安定してソコソコ面白いです。
シンドバッドとヒナホホが攻略したトラップを、
違った手段で攻略しつつ、キャラ描写してる辺りはさすがだなと。


◎ 自称監督
いやー面白い!
『自称監督』 サンデーS 2015年3月号 p116 険持ちよ

嫌いなもの同士なのに息ピッタリ。
話を進めつつも、どのキャラがどういう役割なのか...
もちろん監督・脚本・助監・美術といった役割もそうですが、
このシーンでは美川がソッチ系である伏線も何気に張ってたりといった、
このキャラはどういう読者にアピールするのかという役割もしっかり描けているのが素晴らしい。
『自称監督』 サンデーS 2015年3月号 p128 険持ちよ

腐女子キャラを出すことによって、腐女子の共感が得られますし、
読者が(ひょっとしたら作者も)望むような展開を、りんごがやろうと仕向けることもできます。
まぁ、キャラが活き活きしている最大の原因は「毒が吐けるから」のような気もしますがねw


サブテン
微妙に色気出してみたり、アレそういう漫画だっけ?という気も若干。
まぁ多少混ぜるのはアリだとは思いますけども。
ひたすら気合と根性で何とかする漫画なので個人的には微妙。
ベタなことを丁寧にはやっているので、刺さる人には刺さるのかも。


仏ロック
『仏ロック』 サンデーS 2015年3月号 p220 鷲尾和哉

オリジナルな要素としては、手が木、ロックを聴かせて怨霊を追い出す、くらいでしょうか。
うーん、コレって面白いのかなぁw
能力バトルに必要な設定が不足しているようにしか見えないのですが。
まぁ必殺技やら何やらで何とかする方向なのかもしれませんけども。


野良猫世界
あー、やっと理解した。
ヤンキーバトルを猫でやろうという事か。(気づくの遅すぎ)
それなら個人的な琴線に触れないのは当然ですな。


今際の国のアリス
「げぇむ」を期待している読者には物足りないと感じるかもしれませんが、
今際の国を少し違った角度から見せているという意味で個人的には面白かったです。


キャラクタイムズ
個人的にはちっとも笑えませんでしたが、
拗らせていない人間ならゲラゲラ笑えるだろうなぁとは思わせる内容ではありました。


○ BIBLE OF BLACK
殺人鬼を追う主人公と刑事という構造から、
ちょっと立場が変わってきてちょっと面白くなってきたような気はします。
ただまー地味ですなぁ... 絵的には地味でも無いんですけど。


最後は?ストレート!!
うーん、なんかインフレ気味だなぁ。


○ アトランティド
ケレン味のある的キャラと、ポーズは相変わらずで、
『アトランティド』 サンデーS 2015年3月号 p432 山地ひでのり

今回はその上に展開のテンポの良さまで出ていて、良化傾向。
ただねぇ、本人的にはスチームパンクをウリにしたいみたいですけど、
スチームパンクなキャラはぼぼ敵キャラ、しかも次々に倒していくもんだから、
中々キャラにファンが付かないという構造的な欠陥が。
味方キャラはスカンキーはいいとして、他のキャラに魅力があるかと言われると...


KING GOLF
個人的にはEXが出てきてからの「何も出来ない感」はビミョービミョー。
(前回と同じ感想)


この世は不公平 (読切) 児嶋はり
★★★★★
ちと甘め。

第75回 新人コミック大賞 『この世は不公平』 入選 (埼玉県・20歳)

『この世は不公平』 サンデーS 2015年3月号 p491 児嶋はり

垢抜ければ絵の見栄えはするであろうポテンシャルがあると思います。
手が怪しかったり、この後のシーンでタバコに火を付けてないのにフツーのタバコより短かったりと
粗を探せばいくらでも出てくるのですが、逆に言うと単に話してるだけなのに粗が出てくるくらい、
きっちりキャラの仕草を入れられているという事ではないかと。
もちろん、会話ばかりが続かないようにした方がいいのは確かですがねw
これに起承転結がちゃんと出来てる時点で佳作。


「曲作っても何度も直しが入るし。
 録る頃には俺らの音楽なんて残っちゃなかった。」
ってセリフは、担当に直されて自分の漫画じゃなくなった経験から来るものなんでしょうか?w


単純にポジティブなキャラに感化されるのではなく、
一度拒絶した後、過去の自分の言葉を突きつけられて考えを改める辺り、
ネガティブなキャラを上手く誘導してるなぁと思いました。
読後感が一番の魅力かもしれません。
オチもボチボチ。


機動戦士ガンダム アグレッサー
相変わらずもひとつ感あるのですが、
機動戦士ガンダム アグレッサー』 サンデーS 2015年3月号 p554 万乗大智

このトラブルはちょっと面白かったです。
まぁ0.3㍉って、単位何だよ!? と突っ込みたくなりましたがねw


THE UNLIMITED 兵部京介
今回だけ切り取れば盛り上がりに欠けたかなぁと。
まぁ導入なんで致し方なし。


MONSTER×MONSTER
相変わらず画力の無駄遣い感が。


× P.K ジーニアス
陰謀のリアリティの無さは、子どもなら騙せそうなんで目は瞑りますけど、
陰謀に屈するのが漫画の面白さに繋がるのか?という疑問がねぇ。
もちろんプロジェクトが順風満帆に進んでいけば、もっとツマラナイでしょうけども。


とある飛空士への恋歌
特攻が続いて食傷気味。まぁ原作の問題なのですが。


アパートメント・オブ・ガンダム
コメント不能


ぬいぐるみクラッシュ
今回ももひとつ。前回よりはマシですが。
『ぬいぐるみクラッシュ』 サンデーS 2015年3月号 p715 熊之股鍵次

『自称監督』のりんご同様、モフ太郎の苦しむ顔が見たいというキャラは、
読者が(ひょっとしたら作者も)望むような展開を、メェ太夫がやろうと仕向けることもできます。
...のですが、肝心のモフ太郎が苦しむ様がもひとつ。
1話目の導入、2話目のオチ、ツッコミのいくつかは面白かったのですが、
つまるところメェ太夫が出てない所はソコソコ面白かったという結論に。


グノーシス・マーチ
相変わらず地味で売れなさそうな気配が濃厚ですが、
バトルシーンはかなり見応えがありました。
グノーシス・マーチ』 サンデーS 2015年3月号 p760 星野倖一郎

残りの矢が3本と予め言わせて、どう罠を仕掛けたのか想像させ、
2の矢、3の矢、さらには奥の手と繰り出し、なおかつ奥の手を出す前に倒す。
『ポップコーンアバター』の時にはこのテの駆け引きに物足りなさを感じたものですが、
そこには目処が立ったようで一安心。


木倉さんと三人三脚
ちんちん握ったら変わるんだろうか?とかいうゲスい想像しかできませんでしたw


○ バディ!!!
視野の狭くなりがちな龍堂が、相手の視野の狭さに気づけるくらいに余裕が出た
理由はなるほどなぁと感心。
問題はここからどう達成感へと繋げるかでしょう。


◎ 名無しは一体誰でしょう?
やー素晴らしい。全く先が読めねぇ。


覚の駒
将棋指さなくてもワンパターンな印象がw


ネッコロ
今までで一番マシかも。この意味不明感。