少年サンデーS 201205

25日が日曜日なので、今月は24日(土)発売です。


今月号の前に。
サンデーS 4月号 特別無料公開!!

先月号も『コナン』『KG』『AGE』『青芝』『王子様』『カラフルハヤテ』を除く16作品が無料公開中。
次回の配信予定や『AURA』の次回予告が無いところを見ると、来月はやらないっぽいので、
好きな作品があるならいっそ買っちゃった方が早いんじゃないかと思いますね。500円ですし。


そして来月号からはブロッコリー子こと五味秀数先生の新連載。
(このブログに「五味秀数」で検索して来る人、コンスタントにいます)
少年サンデーS 2012年5月号 p892-893

絵のクオリティに関しては何も問題ない人なので、内容がどうか?ですね。


あと、先月号の記事に

つか、こんだけ作品あるのにアンケートで選べる作品が1+3はあまりにも少なすぎる...
せめて本誌と同じ1+4、理想は1+3〜5の選択制にして欲しいですね。

と愚痴ったら今月から1+4作品に変わってますね。編集部の方ありがとうございます
まぁこのブログ見て変えたかどうかは判りませんけども。


ノゾ×キミ
作品がエロ手前の完全厨二対応漫画な上に、個人的にはチラリズム至上主義者なので、
基本スルーな作品にはなると思います。
ただ、雑誌的にもこういうのが一本は欲しいですし、タイトルはこの方が今風ですわな。
ノゾ×キミ少年サンデーS 2012年5月号 p20 本名ワコウ

キャラとシチュエーションが命の作品なので、このセリフはいいですね。
キャラ自身にキャラに興味持たせるという設定は、今後の展開を楽にしてくれると思います。


今際の国のアリス
この駆け引きは素晴らしい。
緊張感を与えつつ、キャラの特徴を上手く表現してると思います。


電脳怪奇譚 サイバーワン
設定の説明はわかりやすくて良かったかと。

作画はかなり頑張ってますが、内容的にピンとくる感じじゃないですなぁ。

ただ、先月のこの感想から変化があるような内容ではないですね。悪くはないんですけども。


◎ G
女の子のキャラがイマイチなのがこの漫画唯一の泣き所だったのかもしれませんが、
それも克服しつつあるんじゃないでしょうか。
羽が生える演出はもうちょっと上手くやれたんじゃないかなーという気はしますね。
それこそ蝶が羽化するような感じとか、枷が外れてスピードが上がるのを、音速の壁を突き破る的な表現にするとか。


◎ 氷の国の王子様
完璧に自分好みの漫画ですね...
『氷の国の王子様』 少年サンデーS 2012年5月号 p351 小野ハルカ

アーサー総受け(違
今のところ、こういう決め台詞1回は出してますけど、これは続けて欲しいですね。

絵的にはもうちょっと線の強弱を付けた方が良いのかもしれません。

先月の記事でこう書きましたが、多少付いてますね。まぁこのくらいあれば問題ないかと。


キャプテンの近衛も格好良かったですな。
『氷の国の王子様』 少年サンデーS 2012年5月号 p347 小野ハルカ

アイスホッケーに関してはよく知りませんが、良くあるシーンだとは思います。
こういう、本来なら格好悪いポーズが格好良く見えるってのは、内容が充実してる証拠ではないかと。


欲を言えば、アーサーがサキにバックパスをした後、サキがバックハンドで後ろにパスしてるのに
アーサーが後ろにいるってのが良く分からなかったです。
たぶんサキが抜いてったんだとは思いますが。
あと、アーサーに2人DF付いてたのに、シュートの際には一人しか付いてないのも。


KING GOLF
いくら面白いネタでも3回やると飽きますな...
もうちょっとヒネっても良かったかも。


ガンダムAGE 〜追憶のシド〜
子供だましな印象はまだ拭えませんが、親父のキャラが無駄に熱くてそこだけは良かったかなと。


◎ AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜
印的には前回と同じ◎ですが、内容的には雲泥の差が。

あえてラノベそのままの文章を残すことによってラノベ感を出すのも一つの手ではあるのですが、
個人的にはもうちょっと漫画に寄せた方が良いとは思います。

前回こう書きましたが、今回はこれ以上ないくらいにコミカライズが上手くいってると思います。



星野倖一郎
@GRGR_ ありがとうございます〜。二話目に至ってやっとキャラに表情出てきましたw 楽しんでもらえて幸いです!
link
一言で言うと「キャラに表情出てきた」って事なんでしょうね。 『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』 少年サンデーS 2012年5月号 p457 原作/田中ロミオ 漫画/星野倖一郎 内容が良いのは原作のおかげでしょうが、キャラの表情が生き生きとしてるので読んでて楽しいんですよね。 でもってヒロインはポーカーフェイスにしつつ、肝心なところでほんのちょっぴりだけ変化させる。 ラノベ臭さも払拭されて、テンポも実に良いです。 正直、2話目にしてここまで修正できるとは思いませんでした。 ◎ 青いね芝くん!! 一般受けはしないだろうなーと思ってましたが、思ったよりは評価されてる感じ。 id:k_milk2 さんはカテゴリーまで作ってますし、 c-wwwの深沢さんもサンデーSの中で面白かった作品のうちの一つとしてこれを挙げてました。 比較的マニア向けの雑誌ですから、マイナーなのは決してマイナスではないのかも。 今回も本田イズム爆発。コレ好きな人はこの本も読んでみるといいんじゃないですかね。
電波男

電波男

○ PLUG うーん、カラー1コマ目のPLUGがちと残念。 『PLUG』 少年サンデーS 2012年5月号 p526 こじまたけし もうちょっと可愛く描けそうな気がするんですけども...後半踊ってるシーンなんか見れば良いだけにね。 内容的には悪くないと思います。 個人的には「汗一つ流してないぞ」のセリフはいいんですが、「あの子、ロボットなんじゃないの…」は余計かなぁと。 ○ 中巌寺家の隠密 設定的に『よしとおさま!』と似てますが、腐向けなのも同様っぽいですなぁ。 「自分を騙しちゃ意味ねーってコトだよ!」のセリフは良かったです。 ○ 二ノ前しいの使い方 はじめてのおつかい、割と面白かったです。 個人的に「偶然に起こった悲劇としての交通事故」の演出は大嫌いだとさんざん述べてますが、 赤信号で止まったらそりゃ事故るわなw ということでノープロブレム。 新撰組秘闘 ウルフ×ウルブズ 何というか、子どもが「バーリア−」って叫んだ後に、「こっちはバリアのバーリア」って言ってるような 稚拙な印象を受けるんですけども...w こういうのを厨二バトルと称してるのかもしれません。 まぁ構造的には『BLEACH』も似たようなもんだから、いいのかな? 最近絵に関して触れてませんが、それだけ違和感なくなってきてますね。 ○ ともだちテトラ 今回も悪くないですね。 色んなところを旅してる感を3コマで表現されてますが、 何回かに1回は舞台の特徴を引き出す内容にすればバラエティが増えるのではないかと。 『トリコ』なり『ONE PIECE』なりはそういう感じの演出を必ず出してきますからね。 というような事を『BULLET ARMORS』の批評でも書いたなぁ。 CRIMSONS 紅き航海者たち この迫力は素晴らしい。あとカオス感。 CRIMSONS 紅き航海者たち少年サンデーS 2012年5月号 p712-713 菅野孝典 目次に

連載開始前から描きたかった話を描けて一つ肩の荷がおりました。

と書いてますが、存分にやりきったんじゃないでしょうか。
それにしても、クリスは今やすっかりハンターの目をしてますなw


◎ 動物がお医者さん!?
この漫画については記事の後半を書いてる途中なので、ここではさらっと書きますが、
課題であったキャラへのフォーカスと、共感については描けてたんじゃないかと。
ただ、今回新たに対立項を出してきましたが、これ以上構造的な要素増やしてどうすんのよ...という若干の不安が。
上手くやれりゃぁ全く問題ないんですけどね。
他に今回の内容について一番語りたい事はあるんですが、これはちょっと表では言えないなw


× 芸術捜査班!!!
黒傘が飛んでるシーンはシュールでしたが、それだけですね...
ワンパターン。


はるまげ
こちらもワンパターン...
KING GOLF』もそうですが、似たようなネタを3回続けたらさすがに飽きます。
パターンをあと二つくらい用意して、ローテーションで回せばマシになるとは思うんですが。


○ クックドッポ
「妊娠してる時は酸っぱいものが欲しくなる」ってのは俗説でして...
好みが変わる、受け付けない食材が出てくる、ってのは本当ですが。
内容的にはボチボチ。


× ミキティ・ブラッド
「期待は裏切られ、予想は裏切らない」そんなクオリティ。
特に作画面では突っ込みどころが大杉。
内容的にも『ラスト・フレンド』の三番煎じをさらに3話構成にして薄めたって感じですし...
敵の正体に意外性があったのと、『まどマギ』のパロディくらいしか褒めるトコ無いですね。
まぁ一番意外性あったのは単行本が出ることですけどね!!1
作家本人に関しては今でも結構期待してるんですが、まだまだ時間が必要っぽいですなぁ。


ちなみにアンケートの面白かった作品には
1『動物』
4『王子様』『AURA』『鮭』『アリス』
魅力的だったページとコマは、『鮭』で引用した見開きを挙げました。