少年サンデーS201203(リニューアル号)

というこでリニューアルした少年サンデーの増刊号です。
http://websunday.net/super/

さすがに500円で864pはお得感満載ですが、さていつまで続くことやら。
普段2冊しか置いてない書店が残り4冊になってましたけども、
どれだけ売上と扱ってもらえる書店が増えるのでしょうか。
無理なく2万以上をキープできるようになればいいんですけどねー。


んで、このブログではリバイバル作品は扱わないことにします。
コナンはリバイバルではないですけど、まぁあえて触れる必要無い作品ですし、
そもそも読んでな(ry


◎ G
舞との共通点ですか。なるほど。
動きの最適化という点で通じるものがあるかもしれませんわな。


× 機動戦士ガンダムAGE 〜追憶のシド〜
外伝ということである程度フリーでやらせてもらえるのかと思いきや、
「アニメスタッフの全面協力」ですか。(矢立肇名義) うーむ...
富野由悠季の名前あるけど、たぶん「ガンダム」使うから云々でしょうし。


アニメ観てないので何とも言えませんが、レベル5製より微妙になってんじゃないの?
とか思いましたが、原作のつまらなさを侮ってるんでしょうかねw
個人的には黒歴史的な面白さまでオミットされてしまった...
言い換えると、ちょっとマトモになった分、かえって面白みが無くなりましたw
正直、中西先生的にはかなりの無理ゲー感が。


新撰組秘闘 ウルフ×ウルブズ
窮地に仲間が助けに来る。
燃える展開のはずですが、どうも上滑りしてる感。


○ はるまげ
いやー、目先変えるだけでこんなに変わるもんなんですかねw
正直◎付けるかどうか悩みました。
洗濯機の使い方が分からず捨てるネタと、木のグローブが跳ね返る小ネタが個人的にツボ。
何にせよ、いかに柔軟な発想をするかがこの漫画の鍵なのかもしれません。


KING GOLF
さすがにこのラインナップに入ると頭一つどころじゃなくて抜けてますわ。
これだけ面白くても、漫画賞で評価されても、売上は芳しくないという現実。
厳しいですなぁ。
KING GOLF』 サンデーS 2012年3月号 p262 漫画/佐々木健 技術指導・監修/谷将貴

個人的に感じていたこの漫画の欠点の一つとして、「ギャグが全く面白くない」ってのがありましたが、
コレはシュールで滅茶苦茶良かったですね。
真面目なシーンなのにも関わらず、それをギャップとして扱えてる辺りが素晴らしいです。
一つ光明が見えたような気がします。


電脳怪奇譚 サイバーワン
うーん今回も評価保留で。
すんなり読めはするんですけど、面白さがなかなか伝わってこないですね。
一応萌えポイント的なことはやってますけど私にはあんま関係ないですし、
それ以外はほぼ舞台の説明に割いてますからなぁ。


◎ 氷の国の王子様
ベタと言えばベタですが、予想してたよりも面白くてびっくり。

少なくともこの読切に関してはパーフェクト。


『未来のフットボール』が良くて『T.R.A.P』が微妙だったのと同様、
読切・短編の場合は問題ないんですけれども、スポーツやバトルなら魔球や魔法成分を混ぜても
ロジカルな説明が必要になってくるので、ロジカルな描写を強化するか、ロジカルな記述なしでも成り立つような
何かしらの工夫が必要になってくるでしょう。

読切『プリンス オブ アイス』の際にこう批評しましたが、
魔球+ロジカルな説明できました。
アイススケートに詳しい人からみればどう映るのかは分かりませんが、
少なくとも知らない人にとっては納得力が出てる感じにはなってたと思います。
王子のキャラは相変わらず立ってますし、『タッコク!!!』のような魔球漫画として成功するかもしれません。
後はどうヒロインを絡めるか、でしょうかね。サンデーですから。


ともだちテトラ

元々ファンタジーな雰囲気は醸し出せる作家さんではあったのですが、課題だったテンポや意外性は良くなってました。
それでも若干詰め込み過ぎな印象はあったのですが...

先月の新連載雑感でこう書きましたが、逆にスカスカになりすぎてる気もw
どっちやねんと突っ込まれそうですが。
まぁまったりの方が味わい出せるのかもしれないので、ここら辺りは様子見ですけど。
絶対可憐チルドレン サプリメント』のように、4コマでキャラ描写の補完をするのは良いと思います。


CRIMSONS外伝 River Side Story
露骨だなぁ(苦笑)
コッチの方がウケがいいんでしょうなぁ。
ベタすぎて個人的にはあんまり。ただ、このくらいベタの方がウケるでしょうしねぇ...


ミキティ・ブラッド
かなり『今際の国のアリス』と被ってるのに、掲載位置がその前ってのは嫌がらせかとw
まだ後ろじゃないだけマシかもしれませんが...
1話目は恐らく起承転結の起承の部分なので、転結になるまで評価は保留って事になります。
ロジックの納得力がどのくらいあるかが評価の分かれ目なので。
ただまー、個人的にはあんまり期待できないかな、というのが正直なところ。


後、頭と首の繋ぎ方が私がフォローしてる某萌衣の人に似てるなーとか
ヒロインの彼氏が爽やかな桂馬だなーとか、どうでもいい事思ってました。


今際の国のアリス
何かよくわからん展開ですが、探り方は中々面白かったですね。


PLUG
藤堂の指示を頑なに守ったり、可愛らしさを出せてたり、色々伏線を張ってたりといった面では
割といい感じです。
現時点ではバトルで面白さを出せるかが課題なのかもしれませんが、
ドラゴをどう絡めてそれを引き出せるのかでしょうかね。
この作品も今回は起承の部分なので評価保留で。


二ノ前しいの使い方
あれ、1巻3/16日発売って。1巻分で終わるって話じゃなかったのか。
何か今回は突っ走ってしまって置いてけぼりにされた感。


× 芸術捜査班!!

推理モノの皮を被ったキャラ漫画のように見えるので、読者がどう推理するか?
という道筋が全く無くても問題はないと思います。
ただ、2回目にして既にワンパターン気味なのがちょっと...

前回こう書きましたが、完璧にワンパターン。
お約束とワンパターンは違うと思うんですよね...
推理がワンパターンなのはまだ許せますが、キャラ描写がワンパターンなのは正直どうなのよ?と。
せめてキャラの幅を広げるような何かが欲しいですね。


中巌寺家の隠密
最後はちょっと意外性出せてましたが、うーん、ベタ。
にゃぁにゃぁ言うのが面白いと思えなければ、面白いと感じるところは無いですわな。
なので私は面白いと思いませんでしたとさ。


◎ 動物がお医者さん!?
展開は完璧。
個人的には突っ込みどころを消してる辺りもツボですわ。
まぁ内容的に批判するところが無いって訳ではないんですけども。
この作品に関しては、このブログで何回かやってる"The Structure of 〜"の記事をこの回までで区切って
書こうと思ってますが、今は繁忙期なので3月末までにズレ込むかもしれません。
前回も書きましたが、この作品の課題はいかにファンをキャラに付かせられるか、だと思いますね。
来月号はインターバル回らしいので、この回が鍵になるでしょう。


◎ 青いね芝くん!
『氷の国の王子様』以上に意外だったのがこの作品。
一般受けしそうな気が全くしないのがちょっとアレですが、この青さというか、童貞力は素晴らしいですねw
『青いね芝くん!』 サンデーS 2012年3月号 p775 木村光博

フォロワーさんに話掛けられた時に気づいたんですが、この漫画、漫画を描かない『アオイホノオですな。
そりゃ面白くもなるわって事で。


○ クックドッポ
料理をこなしながら謎を小出しに展開していく。
難しいタスクをよく処理してるなーと感心します。
ただまー、それが面白さに繋がってるかと言われると、ちょっとズレてる気もするんですよね。
この辺りが上手く噛み合うといいんですが。


小学ににゃんせい
まぁこの漫画はベタでもマンネリでも許されます。テンポはありますしね。
この漫画に関してはリバイバル作品ではありませんが、
基本的に毎回似たような内容なので次回以降は評価から外します。