週刊少年サンデースーパー増刊号201107

新連載攻勢は終了。
まぁ新連載を毎号続けるって事は、全ての漫画を1巻で終わらせる事なので無理があるのは確かですけども。


クックドッポ
若干昭和臭がする点は気になりますが、絵は良くなってると思います。
内容的には悪くないんですけど、ベタですねぇ。
ベタさ加減では本誌連載の『おすもじっ!』もそうなんですが、あちらには多少華があり、こちらは地味な印象。
主人公のキャラにどっかインパクトが欲しかった気もします。
内容とはあんまり関係ないですが、形見の包丁はどうやったらあんなに長いサラシ巻けるのかという点が
突っ込みどころでしょうか。


新撰組秘闘 ウルフ×ウルブズ
略称『wxw』推奨とか言いつつ使うタイミングが無いw


うーん、未来が見えるってのはよくある能力なのは確かなんですが、
剣捌きが読めるレベルならともかく、完全に未来が見えるとなれば『銀塩少年』と被ってる感。
あと、ホルスタインって江戸時代には日本にいないような...
漫画はフィクションですが、個人的にはフィクションだから何でもありって訳ではなく、
歴史モノなのでその時代の空気感を削ぐような演出は個人的にはあまり感心しません。
まぁガラガラは問題ないですけどもw
あと、新撰組が全部イケメンなのも若干不満。
シルエットからして違うようなキャラも出すべきでしょう。その辺り『蟲奉行』はしっかりしてました。


とは言え、テンポよい作品に仕上がってますし、特に合体シーンではキャラの個性をきちんと描けてます。
やはり実力のある作家さんだなーとは思います。


◎ 動物がお医者さん!?
セラピー漫画なのである程度仕方ないのかもしれませんが、内気なキャラばかり印象に残るのが若干気がかりです。
まぁセラピー受けて内木の性格が変化するのなら問題ないんでしょうけど。
それに付随して、攻略キャラ(?)が内気というか、社会性のないキャラになりがちになのも気になります。



富士昴
2話の著者コメント送ったら、編集さんに「なんか大人なコメントだねぇ。そんなに真面目ぶらなくてもいいよ?」と言われた。社会性ないからどれ位ふざけていいのかわからんのですよ!!!!
link
本人がそう自覚してるが故にどうしてもそうなってしまうのでしょうけども。 心のスキマがあることと、性格といかに切り離せるか、ですかね。 社会性のある人にも心のスキマはできるでしょうし、攻略キャラにも多様性がないと。 とは言え絵・内容共クオリティは素晴らしいです。既に本誌レベル。 ロジックに筋が通ってますし、コミュニティ描写も期待できそうですし、単純に犬可愛いですし(ココ重要)。 個人的な好みで言えば、ここに『ハヤテ』でよくやるキャラ同士の誤解を入れればさらに良くなりそうな気はします。 はるまげ 今回は個人的に微妙でしたが、まぁ3〜4回に一回笑えれば。 今際の国のアリス

有利なポジションが初期配置だけ、ってのが若干不満ではありますが、まー内容的には面白いのでいいかな的な。

前回こう書きましたが、今回ちゃんと出てきました。ので文句なし。
「じんち」開けたら「おに」が出てきたら笑うんですけどねw
「るうる」には「おに」が一人とは書いてませんし。
でもそれやっちゃうとマシンガン1つかどうかと被るかなぁ。


後、今気付きましたがクラサンでは1話を分割して公開してるんですね。


○ Instinct
ボチボチ。
フキダシ外のセリフでギャグにするパターンは良いと思います。


◎ G
いい意味で相変わらず。熱血ごちそうさまでした。(前回と同じ感想)


超弩級少女4946
久々にまなのデカさが際立つ演出。
PVもいいですね。


PLUG
地味にではありますが絵は向上してきてると思います。
やはり習作としてはこの題材がマッチしてる感。
ただまー課題は山積。どういう方向に伸ばしていくかは作家本人の趣向によるところが大きいですが、


1)PLUGを可愛く
1年も経てば今にくらべてかなり変わるでしょうが、どう可愛さを表現するのか。
表情の豊かさ、しぐさやボディバランス、演出面。
「辛い時でも笑顔」という切り札があるので、ここをなるべく生かして欲しいですね。
機械なんだから人間では無理な体勢でもバランス取れそうですし、もうちょっとポージングに気を遣って欲しいです。
戦闘シーン以外ではPLUGが突っ立ってるシーン多すぎです。


2)演出面
起承転結は付いてるんですが、伏線も何もナシなのが気になります。何かしらの意外性も欲しいです。


3)キャラクター
じきに出るでしょうけど、ライバルキャラ、師匠キャラ等、存在すべき脇役がまだ出てきてないんですよね。
脇キャラ描くのは上手そうなので、味のあるキャラを出して欲しいです。


アップセット15
初めて×評価以外を付けます。

ようやくサブキャラにフォーカスが当たりました。
ただねぇ、そのキャラにプレイヤーとしてどういう特長があるかなどの描写は一切無し。

この点が是正されました。
きちんとキャラの個性出していけば良くなっていくと思います。
単に顔やパラメータ(能力値)の違いだけでは単調になるので、
例えば違う視点でゲームをしてるようなキャラが出てくればいいんですが。


◎ CRIMSONS
前回同様、この漫画に関しては何も言うことはないです。


デス・ブロックス(読切) 川中康嗣
×川中康詞 ○川中康嗣
中・高の友達が嗣の漢字使ってるので間違える訳ないと思い込みつつ「し」で変換してたら
「司」が付いてる最初の文字に釣られたでござるの巻。


川中先生すいませんでした。(本人から指摘を受けたw


という事でこの文章が読まれてた訳ですが、×付けるかどうか悩みました。
こういうのが好きなんでしょうけど、前作『ラスト フレンド』とほぼ同じですしねぇ...
というか病室で罰ゲーム付きのゲームって、ここまで来ると『相姦遊戯2』(18禁PCゲー)のまんまじゃないですかw


ストーリーが甘っちょろい点は前作と相変わらず、異空間で結果的に治療できるという点まで同じ。
キャラも使いまわしですしねぇ...
焼き直しするにしてもちょっとこれはやりすぎでは。
変わった所と言えばゲーム内容ですが、こちらはジェンガになった分オリジナリティが薄れました。


そして「DEATH」のブロック。この発想自体はそんなに悪くないですがもう少し工夫が欲しかったです。
例えば。


姉がDEATHブロックを段の3番目に積んで妹を助け、
次に牛が引いた後「次はもっとキツイ指示を出してやる」と言ってから
「何言ってるの、次はもうないわよ」などと姉が言いつつ妹にDEATHブロックを引くよう指示。
牛がどんなキツいオシオキをされるのかと戦々恐々としてる時に姉が妹に耳打ちし、
DEATHブロックの指示は骸骨に対して「次のターン、ブロックを崩してね(はーと)」


これなら戦略性も出ますし意外性も出せるのではないかと。
姉妹側が段の1番目か3番目でDEATHブロックを引けば、ルール上次かその次に必ずDEATHブロックを引けますから。


何にせよ、「ひょっとして、何も成長してないのでは?」というのが正直なところ。
正直面白かったのはチョイネタ「鯉の季節」くらい。
個人的にはこの人は妹モノか野球の漫画を描くべきだと思ってます。
今回も若干妹モノではありますがー。


× WISEMAN (読切)一銀
うーん、絵は特長ありますし、粒子を結合というアイデアは良いと思うのですが。
それ以外は微妙ですなぁ。特に内容。
『桜が咲いたら』に比べたら一枚も二枚も落ちます。


内容の評価とは関係しませんが、「研究所が腐ってる」と言った後にトーストやケーキを出すのはどうかとw