ハレルヤ オーバードライブ! #19

いやー素晴らしい回でした。
一応毎回disる場所無いか探してはいるんですが、そんなもん無いですわこの漫画。


上手くスキャンできそうにないので引用しませんが、やはり今回の見所は見開きページでしょう。
いやー、麗に感化されると花びらが舞うんですねw
正直やられました。
ここまではまぁありうる事ですが、それだけでは終わらせない辺りが上手いなーと。
『ハレルヤ オーバードライブ!』 ゲッサン2011年1月号 p73 高田康太郎

花びらから涙(もしくは雨)に変化させつつ、エフェクターを踏む動作と一歩前に出る心情をシンクロさせる。
こういう所を見ても、この漫画いいなーと思いますね。
追記:ハルさんが目に入ったから変化してたんですね。気づかなかった...


でもってキャラ描写も相変わらず良いです。
一般的には一番反響ありそうなのは
『ハレルヤ オーバードライブ!』 p63

このシーンだとは思います。( ゚∀゚)o彡°( ゚∀゚)o彡°ですしね。
まぁここも悪くはないのですが


『ハレルヤ オーバードライブ!』 p65

個人的にはこのシーンが一番かなぁと。
『ハレルヤ オーバードライブ!』 3巻 p55 高田康太郎

以前、「小雨の目に映ってない」ことを嘆いていた麗でしたが、この後タンポポ
「逃げるな。バンドでの自分の役割を果たして、小雨に必要な人間になれ。」と諭されます。
今回、小雨の目がミキに行って、やはり小雨の目に映ってない麗ですが、
今度は自分の役割を果たしつつ自分をアピール。これがあるからこそ花びら乱舞が生きる訳ですよ。
いやーしかし麗強くなったなぁ...麗もちゃんと成長してる所を見せてます。そしてこの演出の上手さよ。


細かい所でも相変わらずキャラ描写的にいい所がありました。
『ハレルヤ オーバードライブ!』 p58

お約束は外さない。この漫画のいい点の一つです。
んでもって流れ的に冬夜はこういう反応しますから、これを抑える為に兄貴を登場させる。
以前の記事でも少し書きましたが、アンビバレンツの構造を上手く利用してます。
今回のように、「この状況だとキャラはこう動く、でもそうしたくない」という時にはとっても便利。
単にキャラをやりたくない方向ではさせないのではなく、
そのキャラらしさを保ち、描きつつ作者の意図した方向に持っていけるんですよね。
冒頭に兄貴が会場に入るシーンを持ってきて、前フリにしてる点も密かにいいです。
こうするとご都合主義な感じが薄れますから。
まぁ意外性も薄れるので、時と場合によりけりですけど。


『ハレルヤ オーバードライブ!』 p66

ここは反応合わせるんですねw
まぁこの後に鷹木が否定するからなんでしょうけど、二人とも割りとピュアなんだなーと。


『ハレルヤ オーバードライブ!』 p66

で、そのシーン。相変わらずタンポポの突っ込みいいですなー。
ホントにタンポポはいい味だしてるキャラですわ。