ノア姫様のつがいさがし
かなり批判的に書いてるので、作者及びこの作品が面白かったと思った人は読まない方がいいと思います。
それでも読むつもりならば、まず非難訓練を済ませてからお読みください。
週刊少年サンデーで『オニデレ』連載中のクリスタルな洋介先生の読切。
クリスタルな洋介先生のtwitterアカウントはこちらhttp://twitter.com/kurisutaruna
以前ついったーで、この読切のことであろうことをクリス先生がつぶやいていました。
主人公が幼い設定だとやっぱり変かなあ。ついでに言うと中学生とかも出てこないんだけど・・・・そのくらいの人が見てるって思うと変かなあ・・。
私が「若い分にはいいんじゃないかと思いますけどね。『絶チル』も最初は小学生でしたし。」
とリプライすると
というリプライが返ってきてました。
どんな漫画になるんだろ?と正直期待してました。
さすがにこれはなぁ(苦笑) 結果論として「変ですよ」と言えば良かったのかなぁ...いや、それもどうかと思うけどw
この読切、掴みはいいんですよね。掴みは。
『ノア姫様のつがいさがし』p1 クリスタルな洋介
のっけから超展開。しかし、残念ながら出オチ感が満載です。
『ノア姫様のつがいさがし』p4
まぁこのギャグまではいいんですよ。個人的には笑えるとこまでは行きませんけども。
『ノア姫様のつがいさがし』p8
この漫画の目的は「他人の思考のスキ」を突くこと(まぁギャグの基本でしょうが)だと思いますが、
主人公が宇宙人なので変なこと考えても普通だと思ってしまいました。
フォーク投げると分かっててフォークが来る感じでしょうか。
ミスリードを起こさせるような常識となる起点がないんですよね。
タイムスリップは無理でもレプリカ製造や女性化は出来るという設定も、読者から見ればどこまでが出来るかなんてわかりませんし。
そういう意味では、中学生が出ないというのは失敗だったのかもしれませんw
逆に、宇宙人が普通の人類の生活をするような設定。
例えば『神聖モテモテ王国』のファーザーのようなパターンなら面白くなり得たかもしれませんが...
まぁ、このギャグじゃぁ厳しいでしょうなぁ。
正直、他のクラサンの読切作品よりもレベルは低いと思いました。
状況的には『オニデレ』をこのまま続けても売上的には低空飛行のまま、何とか連載を続けているレベルなので、
『オニデレ』を連載してる間に読切を出して、新連載の目処が立ったら打ち切って...という方向性なのかもしれませんが、
『ノア姫』では厳しいと言わざるを得ませんね。
個人的に『オニデレ』はギャグ漫画からラブコメにシフトして巻き返した印象を持っているので、
ベースはキャラ主体のコメディ漫画にしつつギャグを交える、という方向性じゃないとクリスタルな洋介先生の良さは出ないと思ってます。
ラブコメでなくてもいい作品は書けそうですが、そうするとスポーツや格闘などの他の要素を混ぜる必要が出てきますし、
この絵柄でスポーツや格闘は難しいでしょうから...やっぱりラブコメなんですかねぇ。