FLAG.75

昨日、理想と現実に関連して記事書いたらごらんの有様だよ
一応断っておきますが、今回の話をネタバレスレ等で読んであの記事を書いた訳ではないです。
せめて後3日早く書いてればこんな釈明せずに済んだのにな...


今回もイタ(インターバル)回でした。
イタ回には概ね2パターンあって、1つ目は設定回。
前回もそうでしたが、世界設定の説明を絡めるパターン。今のところ、このパターンはハクアの登場確率が高いです。
2つ目はキャラ描写に重点を置いたパターン。ほぼ「桂馬がギャルゲーの神」だと忘れられないようにするのが目的だと思われます。
個人的にこのパターンのイタ回は「痛回」と呼んでます。たまにLCメインの回もありますけれども。
最近ではこの分類とは別に、ハーレム回か否かという分類も出来そうですけども。
個人的にハーレム回は桂馬がヒロインの板ばさみになってることから「板回」と呼びたい...けど定着しないだろうなw


個人的には今回『神セカ』の中で一番面白かったです。「なにかの☆よあけ」を超えました。
神のみぞ知るセカイ』 #74 週刊少年サンデー2009年50号 p91 若木民喜

妙にこの話リアリティあるよなぁ(苦笑)
ビーズウェアは確実にC's Wareのオマージュでしょうが、C's WareからかどうかはともかくECD運営中に実際こういうメールが来てても
不思議じゃないと思いました。
当時ECDの存在は知りませんでしたが、今サルベージされたサイトを見てると、これはご意見伺いたくもなるよなぁと思いましたもん。
私は昔Flashサイト運営してましたが(今も存在はしてます)、3通ほど意外なところからメール来ましたし。
ファンメールはたったの2通でしたがねw


神のみぞ知るセカイ』 #74 p93

ホンマにハイジ好きですなぁ。
どれだけハイジが好きかというのはもうさんのブログに任せますが。
こっからはPERO節炸裂をパロディに絡めるのオンパレード。いやー腹かかえて笑いましたわ。


神のみぞ知るセカイ』 #74 p95

この漫画においてゲームと漫画はメタ構造の関係にあると以前述べた...はず。
ゲームを漫画に置き換えればそのまま作者の苦悩を表現してるとも受け取れます。
ノートの右下に「くのいち」の文字が。
ゲーメストの『ラブプラス』の記事といい、どんだけくのいち(というか某キャラ)好きやねんとw


神のみぞ知るセカイ』 #74 p95

私はクラサンの「卓球」「交通事故」を廃止にしてほしいですw「タッコク!!!」は例外にして。
まぁ陳腐なパターンはそういう演出がウケる以上はアリだと思うんですよね。
効果的だからこそ多用され、陳腐化することになるんですから。ただ、使いまわすなら一工夫して欲しいですわ。
もちろん何かしらの信条で自分はやらないと制約を付けることもアリだと思いますし、そちらの方が志が高いと思います。


神のみぞ知るセカイ』 #74 p98

『神セカ』ではそれほど存在しない「誤解」の演出。みなみ編でやったのと似たパターンですね。
LCは普段の桂馬を知ってますけど、どちらにせよギャップを出すのはいい演出。
しかもふと見せる憂鬱な表情、さらに夜中に空を眺めてなんてなかなか良いシチュエーションです。
頭の中で考えてることとのギャップも凄いですしなw
構成的に見ればこの2pは無くても話が繋がりますが、パロディ全開で来てるところに一度テンポを落とすことによって
漫画のリズムが出てるように思います。


神のみぞ知るセカイ』 #74 p99

恋愛を並列で描くか直列で描くかという話とだだ被りw
せめて3日前に(ry
制服は何のオマージュなんだろ。戦艦がなんとなくサラミスっぽいから1stガンダムの連邦服なんでしょうか。
なんとなくレビル将軍っぽいし。


神のみぞ知るセカイ』 #74 p100

1stガンダム観た人なら誰でも覚えている超有名シーンのオマージュ。
もちろんメット被ってるのがアムロで被ってないのがシャア。
元ネタだと「それは理屈だ」「だが、正しいものの見方だ」となってます。
「なぜそれがわからん!!」は逆シャアだっけ?
まぁ世代なんでガンダム大好きなんですけど、さすがにセリフまでは細かく覚えてません。


神のみぞ知るセカイ』 #74 p102

そして争いを諌めるのがよっきゅんwww
相変わらず外しませんわよっきゅん。気づいてない人の為に一応解説するとララァのオマージュ。


神のみぞ知るセカイ』 #74 p103

理想は一つじゃないと言いながらみんなよっきゅんが好きなんだって、理想が一つじゃん! という突っ込みはともかく。
これは中々深みがあるシーンです。


今は多様化の時代で、カテゴリーはどんどん細分化され、ニッチなものになってきています。
それを後押しするようなシステム(例えばamazonやTVの多チャンネル化)も着実に広がっています。
ですが、あまりに細分化され過ぎると共通の話題が無くなっていく訳で、
そうならない為にもある程度メジャーな存在(新聞しかり、TVしかり、三大少年漫画誌しかり)が踏ん張る必要があると思います。
でないと、カラオケで何歌っていいか非常に困ります(私は滅多に行かないけど)。

今は何でも「多様化・細分化の時代だから・・・」なんつうけど、そういう時代だからこそ「これだけ読んでいればいい、というものが欲しい」という方向があると思うんですよ。ポータル的なものが。
::HoneyDipped:: 3/18:マンガのフューチャー

この考えをどう漫画に落とし込むか?という考えがあって今回の痛回を描いたのかもしれません。


多様化に抗う動きは、科学に当てはめるとよりシリアスな印象になるかも。
いろんな学説が出てくるのは科学にとって良いことではありますが、ただ学説が氾濫するだけでは何も解決しません。
批判や検証を経て学説が淘汰され、確固たる定説を生み出す方向性(ベクトル)があって初めて多様化の意味があると私は考えます。
まぁこの辺りは私の座右の書『表現の自由を脅すもの』あたりを読んでいただけたら...

表現の自由を脅すもの (角川選書)

表現の自由を脅すもの (角川選書)

って、まだamazon中古で4,000円もするのか。図書館いけばたぶんあります。