銀塩少年 #7

10/16に待望の第一巻が発売されます。

銀塩少年 1 (少年サンデーコミックス)

銀塩少年 1 (少年サンデーコミックス)

9月発売のSSC7作品の売り上げが、オリコンでは

84 -- **8,033 *,**8,033 *1 **4 タッコク!!! 1
89 -- **7,494 *,**7,494 *1 **4 超弩級少女4946 1

といった辺りらしいので、『銀塩少年』は6,000冊行けば御の字かなぁといったところでしょうか。
ランキングに載るかどうか微妙なラインなので確かめられるとは限らないのですけども。
1万部刷って、印税8%と仮定すると、印税が420*10,000*0.08=33.6万か...
買ってあげてw
大型書店や専門店なら売り切れることはまず無いでしょうが、入荷数の少なそうな書店では売り切れる所もあるでしょう。
実際、うちの近くでは4946は翌日撃沈してましたし。(まぁ常日頃仕入れが悪いと愚痴ってるところではあるのですが)
当日買いに行った方が無難だと思われます。
10月のラインナップでG★Aは今まで通りの売り上げだとして、
MS、ポップコーン、夏草、銀塩がどのくらいの位置に来るのか興味がありますね。


ちなみに

こんなことは声に出すような事ではないと分かっているので、
一応秘密ですが、結構修正入れました。100ページ近く
どこかしら手が加わっているのではないかという印象です。
表情とかも変わってたりするので、
クラブサンデーで連載を追っていてくれたかたも、
再びお楽しみいただけるようになったのでは!と思います。
クラブサンデーブログ 「銀塩少年第一巻発売!」 後藤隼平

らしいので、その辺りどう変わったか比べて...って、公開終了してる話もあるから全部は比べられないか。
100ページ近く修正するよりも、火田先生が1pメッセージ入れた方が売り上げに影響しただろうに、と思わなくもないですけどもw

あ!あと後藤隼平くんの『銀塩少年〜ゼラチンボーイ〜』も
同時に第一巻が発売になります。
新人作家にとって一冊目の単行本は
文字通り命よりも重いものなので
そちらも是非よろしくお願いします!!
サンデーまんが家バックステージ 畑健二郎 Vol.257/2009年10月14日

まぁバックステージで宣伝してくれただけでも有難いって話なんですけどね。



銀塩少年

銀塩少年 - shot07

後藤隼平
(C)Junpei Gotoh/Shogakukan 2009

写真の賞に出す…! そう決意したマタタキは、いざ写真合宿へ!! ところがそこで思わぬ未来写真が現れ!?

posted with EmbedSunday on 2009-10-13

公開から既に1週間が過ぎてしまいました。遅れて申し訳ありません。
まぁ何人記事を期待してるか?って考えると、あまり気にする必要が無さそうな気もしますがw


銀塩少年』 #7 p1 後藤隼平

カメラも忘れてたのか...
で、前回も触れましたが、麦わら帽子はどこ行ったw
前回事務所に入る前にどっかに忘れていって、帽子を忘れてることすら忘れてるんでしょうか。


銀塩少年』 #7 p2 後藤隼平

コンクールに出展するとマタタキが前回決意を固めてたとは言え、少々強引な展開だなぁとは思います。
ただ、そもそも短編で終わる予定だったのがクラサン有料化断念+単行本化路線の影響で、暫くは連載が続くといった風に
作者どころか編集者さえも先が読めない状況では中々伏線を張るというのは難しいのかもしれません。
逆に言えば、今後はこの辺りを何とかして欲しいところ。
あからさまな伏線ではなくても、一見伏線のように見えなくても後々伏線として使用可能なのを用意するとか。
例えば、置きピンは最初未来視の演出として出してましたが、ミライが出国する際に伏線として回収してました。
写真のテクニック的なものなら別に回収すべき伏線にはなりませんし、後々演出を絡めて伏線にし易いでしょう。
単なるトリビアとしても有効なので他にも何かしら出していいような気がします。


銀塩少年』 #7 p12 後藤隼平

この辺りは『はじあく』っぽいですな。いや褒めてるんですよ。


銀塩少年』 #7 p15 後藤隼平

この辺りが上に書いたような伏線になってればいいのですがねぇ。
おじさんの顔は描き慣れてない感じがしますな。千和長なら「シワを入れて〜」とかひとしきり語ってくれそうですが。


銀塩少年』 #7 p21 後藤隼平

銀塩少年』 #7 p26 後藤隼平

相変わらずモノローグのない漫画ですが、こういう風に台詞なしで表現できるんなら。
特に主人公のマタタキ以外のキャラは何を考えているのか想像させる方がいいと思います。
ただ、一番上の画像にあるような独り言はちょっと何とかして欲しいですね。#1では顕著でしたけども。
フキダシやフォントを変えれば独り言ではなく、考え事になる訳ですし。


銀塩少年』 #7 p25 後藤隼平

この演出がやりたかったんでしょうね。
写真取りに合宿に来てるのに、このシーンを写真に撮ろうという発想にならないのはどうかなーという気が若干しますが。


今回も割といい感じでしたが、新見さんのキャラがちょっと弱い気がしますね。
ドジっ娘」「意外と勘がいい」ってのは一応提示されてますけど、それをいくつかのシーンで出して、後は普通のキャラになってるんですよね。
何というか、この人らしさというのが感じられません。
一応「何色の花火が好きか」という問いでミライならこう言う、と提示して新見さんとの差別化は図っているんですけれども。
ある程度新見さんに感情移入して貰うとするなら濃いキャラ付けというのは必要ないでしょうが、
思考の癖というか、「わかるわーその考え」的な共感を抱けるような何かがあってもいいような気がします。