HoneyDipped 5/19

これは今回のシリーズが女の子目線だからこそ描けるノリ。

って書いてあるじゃないかw 上の記事書いた後で気づいたよ。
基本的にラノベはスルー。念のため某本店含め2〜3件回ったけど存在確認できず。
元々仕入れが甘いと思ってたし、そもそもガガガ自体あんま置いてない所にマンガの小説化というだけで10何冊も置けるほどフットワーク軽くないし。
アニメイト行けばあるかもしれんがのー。

そこで何か複数の人から、「桂馬は自分のことをかっこいいと思ってるのか?じゃなかったら、今回の作戦はムリじゃない?」みたいな指摘がありました。僕が桂馬の考えを想像するに、これは「思ってない」んじゃあないかな・・・と思います。常に桂馬は攻略において、自分のパラメータをゼロと考えて、攻略にあわせてパラメータを引っ付けてやってると思います。今回のみなみとの話でも桂馬はかっこいいところを見せるというよりも「先輩」としての自分の存在を強調してるだけじゃないかな、と。

作者が断言するのではなく、きっとキャラがこう思ってるんでしょうと書くあたり逃げ腰の印象がw
自分の存在を強調しているだけなら
#51

ちゃんと伏線は張ってあるので、これをきっちり表現しきることですな。
桂馬が「速く泳いでたから格好いいと勘違いしてくれた」と誤解するだけでも十分でしょう。


何にせよ、この指摘はこの漫画の難しさを改めて思い知らされます。
いくら桂馬がキモオタだという設定だとしても、女性ファン獲得の為には桂馬は格好良く描かなければなりません。
今回の構成は一目惚れじゃないと話が始まりませんから、少なくともみなみ視点で格好良く見えたように表現する必要があります。
「速く泳いで格好いいところを見せる」が「自分が格好いいと思って目の前に現れてる」と読者に誤解されるのは必然でしょう。
例え誤解を解いたとしても、「元々桂馬の素材がハイスペックだからできた話」と冷めた目で見る人が出るのは防げません。
普段のキモい桂馬を何度も丹念に表現してコレですから、打つ手は無いのかもしれませんねぇ。
一応桂馬は「可愛い」んだけどギャルゲオタというレッテルで排除されている、という立場でしょう今のところは。
そういう意味では、以前書いた「包摂(形式的包摂)」なんですねこの作品。残念ながら。


そもそもこの漫画、ほとんどと言って良いほど外見に関してはノータッチなのに。
これもカウンセリングに絡めて書く予定でしたが、外見に触れたのって美尾がチビと言っただけですし。
桂馬に関しては母親とLCが身内贔屓な面もありますし。
まぁ楠が桂馬を可愛いものとみなしてましたし、美尾も庶民にも衣装と思いつつ可愛いと思ってましたが、それくらいです。
何故外見に関して触れないのかは、絡めて書くときにでも。あくまで個人的な妄想ですが。