#230

まぁ、分かってもらっているとは思いますが
イタリアだったらたった一話だし
資料も集めやすいし、実際いっぱい集めていたから
いくらでも背景は誤魔化せたのです。


が!今回のこのネタは
やるとなったら誤魔化しではなくキチンと取材に行って、
ちゃんと写真を撮ってこなくてはならなくなる。


なので直前まで
どうしようかな〜。時間もないしな〜……
とやるべきかどうか悩んだのですが、
やはりせっかく思いついた面白そうな事を
黙って見過ごすことは漫画家としてのポリシーに反するという事でチャレンジしてみました。
いかがだったでしょうか?


今回のこのイタリア編の
背景と人物が全く噛み合わないという案自体は
一年以上前から温めていたものです。


なんというか面白いか面白くないは二の次で
漫画表現としてやってみたいという衝動を抑えられなかった感じです。
漫画表現って自由だな〜という事の再認識というか
本当はこれを三週くらいやりたかったのですが
さすがにそれは読者が怒ると思い、
なんとか一週でまとめてみました。
まぁ、感想などがありましたらお聞かせ下さい
サンデーまんが家バックステージ 畑 健二郎 Vol.242/2009年7月1日

こんな事ココで言っても仕方ないんだけど、リンク貼ろうにも1週間経ったらアドレス変わるの何とかならんのかしら。
今週はhttp://websunday.net/backstage/hata.htmlだし、来週になったらhttp://websunday.net/backstage/hata242.htmlになるし...
今週の段階で242.htmlでも読めるようになってくれたらこっち的にはやりやすいんだけれども。
そんな事で困ってる人あまりいないかもしれませんが。


それはともかく。
何か新しいことをやろうとするだけでも意義はあると思います。
ただ、新しいことをやっただけに終わったのが悔やまれます。
ワイン飲むわよとか言って森伊蔵だすとか、
「この××おいしー」(イタリアの食べ物何があるか知りませんが)とか言いつつメザシ喰ってるとか
ギャップを楽しむんだからこういったセリフをつけてこその描写だと思います。
そして、モノローグで「実際のイタリアとは多少異なります」「実際のイタリアとは多少(以下略」「実際の(ry」
といった風に天丼使えばネタになったと思います。(この漫画では結構やるパターンですが)


というか、火田先生なら真っ先にやりそうなのになぁ。
こういうやり方があるのにというより、何故やらなかったんだろ?というのが疑問です。
とは言え、いい感じに話は纏まってますし、「マハラジャ」のインスパイアも言われないと分かりませんでしたがなるほどと思いましたね。