FLAG.55

54-55のインターバル回、素晴らしかったと思います。
点数付けるとしたら99点くらい。


今回も、前回のみなみ編ももう少し長くしてくれたらなぁ感がありました。
みなみ編で感じた原因は恐らく構成の物足りなさ。
お祭りのを約束したのが起承転結の転だとも言えなくもないですが、個人的には転がないまま一本調子な感じで進んだ後
イキナリ告白タイムという印象を受けたので不満が残りました。
例えばちひろ編ならばユータ君攻略→自力で攻略のような大きな転換があっただけに。
今回は単純に「もう少しこの3人をお話を読んでいたい」という願望で、構成的な不満は無い辺りが全然違いますね。
起承転結が綺麗に並んでます。


惜しむらくは、このコマで歩美とかのんが被り気味な点。

アップで同じ表情だとハンコ絵の弱点が出るので、なるべく被らないほうがいいと思うんだけどなぁ。
「本気のときは眼鏡外す」がコンセプトらしいので外したんでしょうけど、デレを隠そうとしてるんだから
むしろここは眼鏡掛けたままでいくべきじゃね?という意味を込めて-1点。
メガネスキーだからこんな事言ってる訳ではありませんよええ。私は知性の象徴としてのメガネ以外は...ってどうでもいいか。
まぁこんな細かい事言うってことは、それだけ他の部分で個性出せてるってことの証明でもあるんですがね。



みやこをハブしてるのは良いですね。
学力的に桂馬が助ける必要がないという原因ではありますが、未攻略キャラという理由で桂馬と絡んでないんでしょう。
だんだんみやこの元ネタが昔のAV女優に見えてきました。どうでもいいですね。


桂馬は攻略キャラの記憶が消えると知ってるにも関わらず、未来の約束をするのは無責任だとの批判があったような気がしますが、
今回その辺りをちゃんとフォロー。逆に批判が妥当だったことの証明であるとは言えます。
今回責任を取ってる訳ですから。

まぁ記憶は残っても何かが残るというのは第1話から表現されてますし、批判されたから書いたとするのは無理があるでしょうね。
ただ、アオリの

記憶が消えることと 気持ちが消えることとは……

というのはちょっと違うんじゃないかなぁと思いますね。
担当が書いてるでしょうから、作者と話し合ってそういう設定にしてるんでしょうけど。
心のスキマが消えた状態というのは、心配が無くなったというよりも、以前と同じ不安な状況になっても桂馬の言葉で立ち直れる
と解釈した方がよさそうです。
なので、消されたとされている記憶が「あれは夢で見たこと」へと強制的に置き換えられている、の方が個人的には納得がいきます。
そうでないと、キスやカツラという言葉に過剰反応することの説明が付けられないように思います。